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『でんえん』 を紹介しよう  [いこい]

今までのいくつかの記事の中で 『でんえん』 の名前を出したが 実際に 『でんえん』 についてはまだ書いていなかった。

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『でんえん』 は足繁くかよった喫茶店ではなかったが 時々 まじめにクラシックを聴きたいと思ったとき 静かに本を読みたいとき ちょっと昼寝をしたいときに行った名曲喫茶店である。
そもそも 『名曲喫茶店』 ってなに? 
と思っている人がかなり多くいるのではないだろうか。 
テレビが自宅にやってきた日の感動は 映画 『ALWAYS三丁目の夕日』 の一場面にも描かれていたと思うが 私の記憶にもかなり強く残っている。  
そして 『ステレオ』 がやってきた時もテレビの時と同じくらい覚えている。
それは私が小学校5年生の時だった。 近くの友達を呼んで おまけとして付いてきたソノシートを繰り返し繰り返し聴いた記憶がある。 ソノシートには小田急ロマンスカーがオルゴールのような電子音を響かせながら カンカンと鳴る踏切を左から右に走り去る音が入っていた。 まだ ちゃんとしたレコードなどは持っていなかった。
40年以上前 LPレコードは1枚2000円以上していて 大変貴重なものだった。 父が月に1枚ジャズやクラシックのレコードを買ってくるのが楽しみだった。 
その頃 クラシックの好きな大人たちは 貴重なレコードを聴くために名曲喫茶店に行っていて、かなりの数の名曲喫茶店があったようだ。
ここ 『でんえん』 には レコードを聴くためにか はたまた 美人の女性店主目当てかはわからないが 昔 志茂田景樹も足繁くかよったらしい。 

時代は変り 音楽があふれる現代で、音楽のかつえをしのぐために喫茶店に行く人はもういない。
そんなご時世なので 名曲喫茶店も 大変苦しい状況にあり 次々に店を閉めている。

『でんえん』 は 古い土蔵の中に造られている。 そのため窓が無く 店内は薄暗い。 
この薄暗さと静かに流れるクラシックが 自分一人の世界に浸るときにはちょうどいい。 

この日は 入り口に近い席で おじさんがいすにもたれて 寝ていた。

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続きは 明日


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ぼんぼちぼちぼち

oh!くらしっく!!!

「月光」が聴こえてきやす♪
by ぼんぼちぼちぼち (2008-07-16 00:23) 

kurakichi

ぼんぼちぼちぼちさん

コメントありがとうございます。
この日は ハイフェッツのツィゴイネルワイゼンをリクエストしたのでしたが
あいにくそれはありませんでした。
今度 吉祥寺の 『バロック』 でリクエストしてみようと思っています。
by kurakichi (2008-07-16 00:53) 

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