シュトックハウゼンを聴きに行く 2 [MUSIC]
昨日の記事は会場の東京文化会館に着くまでで終わってしまいました。
東京文化会館の前には 『正岡子規記念球場』 がありました。
ここは東京都が運営する草野球のための球場で 明治時代 正岡子規がこの上野のお山の空き地で野球をしていたことを記念して名づけられています。
ここの前を通った時 来年9月から放送が始まるNHKのドラマ 『坂の上の雲』 で正岡子規役を香川照之がやることを思い出し あれはベストキャスティングだなあ と思ってしまいました。
さて 東京文化会館は 私の好きな建築の一つです。
コルビジェの弟子である前川國男の設計なのですが 私が最初に接した 『モダンデザイン』 の建物です。
屋根の張り出しのカーブは 確かにコルビジェの 『ロンシャン礼拝堂』 に似ています。
入口からホールまでの通路もなかなか素敵です。
小ホールへ向う上り坂の向こうが大ホールになっています。
大ホールの外壁は私の好きな モンドリアンの 『コンポジション』 を思い起こさせます。
小ホールへ向う
ゆるいスロープもいいですし、
身近に音楽が聴ける小ホールは特に好きなのです。
それで 肝心のコンサートはどうっだたのかと言うと
これが 大変面白かったのです。
まず、ピアノの音がスチールをたたいて出てくることを改めて実感し、その余韻の表現力の大きさに驚きました。
不協和音だから うねるように 余韻が変化して減衰していく。 これがなぜか美しく聴こえるのです。
また ある曲では 山下洋輔の演奏を彷彿とさせるような 拳固や肘打ちありの演奏
果ては鍵盤の上にお尻を落として音を出す演奏には オカタイと思われるクラシック音楽はこれを許すのか?などと思ってしまいました。
写真のピアノの左端の上においてあるのが ミサイルの発射台です。 ここからゴム動力で5基のミサイルが発射されました。
演奏前に渡されていた 近藤伸子さん自身が書いた 楽曲の解説が 大変役に立ちました。
現代音楽をわざわざコンサートホールまで出かけて聴く人は 今は大変少なくなってしまいました。
やはり時代がだいぶ変わってしまったのかと考えてしまいました。
この日の演奏については klaviermusik-koba さんと kazumic_garden さんが専門家としての批評を書いていらっしゃいます。
記事本文だけでなく koba さんのブログでのコメントのやり取りは 現代音楽に興味のある方には一読の価値があると思います。
最後の2枚の写真は手ブレのひどいものですが
この日聴きに来ていた多くの人が 近藤伸子さんに挨拶をして帰っていきました。
こんな光景は初めて見ました。
この日の聴きに来た人は 数は少なかったかもしれませんでしたが 熱い人が多かったのでした。
東京文化会館の前には 『正岡子規記念球場』 がありました。
ここは東京都が運営する草野球のための球場で 明治時代 正岡子規がこの上野のお山の空き地で野球をしていたことを記念して名づけられています。
ここの前を通った時 来年9月から放送が始まるNHKのドラマ 『坂の上の雲』 で正岡子規役を香川照之がやることを思い出し あれはベストキャスティングだなあ と思ってしまいました。
さて 東京文化会館は 私の好きな建築の一つです。
コルビジェの弟子である前川國男の設計なのですが 私が最初に接した 『モダンデザイン』 の建物です。
屋根の張り出しのカーブは 確かにコルビジェの 『ロンシャン礼拝堂』 に似ています。
入口からホールまでの通路もなかなか素敵です。
小ホールへ向う上り坂の向こうが大ホールになっています。
大ホールの外壁は私の好きな モンドリアンの 『コンポジション』 を思い起こさせます。
小ホールへ向う
ゆるいスロープもいいですし、
身近に音楽が聴ける小ホールは特に好きなのです。
それで 肝心のコンサートはどうっだたのかと言うと
これが 大変面白かったのです。
まず、ピアノの音がスチールをたたいて出てくることを改めて実感し、その余韻の表現力の大きさに驚きました。
不協和音だから うねるように 余韻が変化して減衰していく。 これがなぜか美しく聴こえるのです。
また ある曲では 山下洋輔の演奏を彷彿とさせるような 拳固や肘打ちありの演奏
果ては鍵盤の上にお尻を落として音を出す演奏には オカタイと思われるクラシック音楽はこれを許すのか?などと思ってしまいました。
写真のピアノの左端の上においてあるのが ミサイルの発射台です。 ここからゴム動力で5基のミサイルが発射されました。
演奏前に渡されていた 近藤伸子さん自身が書いた 楽曲の解説が 大変役に立ちました。
現代音楽をわざわざコンサートホールまで出かけて聴く人は 今は大変少なくなってしまいました。
やはり時代がだいぶ変わってしまったのかと考えてしまいました。
この日の演奏については klaviermusik-koba さんと kazumic_garden さんが専門家としての批評を書いていらっしゃいます。
記事本文だけでなく koba さんのブログでのコメントのやり取りは 現代音楽に興味のある方には一読の価値があると思います。
最後の2枚の写真は手ブレのひどいものですが
この日聴きに来ていた多くの人が 近藤伸子さんに挨拶をして帰っていきました。
こんな光景は初めて見ました。
この日の聴きに来た人は 数は少なかったかもしれませんでしたが 熱い人が多かったのでした。
ホールの中の様子を拝見するだけで、面白い音楽が完成するのが想像できますね。
ホールによっても音の組成がぜんぜん違いますもんね。
独創的なデザインのホールで、一度そこで音楽を聴いてみたくなりますね。
by m-grace (2008-11-07 09:25)
m-grace さん
コメントありがとうございます。
このホールは1961年にできましたので もう47年も経っていますが古さを感じさせません。
音響の面でも 数年前に改修工事が行われて以前よりよくなっています。
1964年の東京オリンピックの時造られた代々木の体育館も モダンデザインとして素晴らしいのですが それより3年も早く この建物が造られています。
by kurakichi (2008-11-07 09:57)
そのホール、私が見てきたホールより
よほど、大きいですね。
野球は面白いですよ。
by 華蓮 (2008-11-07 16:22)
華蓮 さん
コメントありがとうございます。
今回行った小ホールは小さいですよ。
音楽によっては その小ささがいいんです。
by kurakichi (2008-11-07 17:21)
東京文化会館は、かなり昔に行っただけですが、
ホールは私も小ホールだったと思い出しました。
この季節のコンサートは、良いですね~♪
by パトラ (2008-11-08 02:47)
パトラ さん
コメントありがとうございます。
なかなか良いコンサートでした。
by kurakichi (2008-11-08 08:28)