SSブログ

民俗音楽について考えてみる 2  [MUSIC]

昨日は民俗音楽がグローバル化してゆくことについて 少し考えてみたのですが
音楽というものは相互に影響しあうもので いわゆる主流といわれる音楽も 他の地域で育ってきた音楽の影響を受けます。
というか ある意味マンネリになってしまった自分たちの音楽に新しい驚きを持ち込もうと 作曲者は考えるようです。

モーツアルトが 昨日紹介したトルコの音楽を取り入れたのは良く知られています。
 


これはグールドが 『トルコ行進曲つき』 の弾き方を説明しているビデオクリップです。
残念ながらこのクリップには第3楽章の演奏までは含まれていませんが 私は初めてグールドの演奏を聴いたときこの曲の躍動感に感心してしまい その後グールドの世界にどっぷりとはまってしまいました。


さて もう少し身近な時代では 私がビートルズに夢中だった頃 彼らが様々な音楽を取り入れて変化していくことに 興奮していました。
Eleanor Rigby では
 

 
室内楽を取り込み
そして やがて ジョージ・ハリソンが
 


インド音楽にのめりこんで ラビ・シャンカールに弟子入りまでしました。 
アルバム 『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』 の Within you without you はシタールを取り入れインド的な旋律の曲になっています。



このビデオクリップは出だしから Revolver の Tomorrow Never Knows が重ねられ 当時のビートルズの方向性が表現されていて おもしろく作ってあります。

ちょうどこの頃 日本でも小泉文夫先生が 『題名のない音楽会』 に出演して インドのシタールやバリのケチャなどを紹介していました。

当時は民俗音楽だけではなく いろいろな音楽がぶつかり合い交じり合っていた時代でした。
そういえば こんな音楽もありました。
 


Brigitte Fontaine の Comme à la radio ラジオのように
バックは ジャズの Art Ensemble Of Chicago
1960年代、70年代は特に いろいろな音楽が出会い 変化していたように思えます。

nice!(16)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 16

コメント 5

m-grace

今日クルマのラジオで『崖の上のポニョ』のジャズバージョンを聞きました。
なかなか良かったです。
音楽には時代も世代も国境もなくていいとGRACEは思います♪
by m-grace (2009-05-16 22:47) 

kurakichi

Grace さん

特に私がそうなのですが 人はラベルを張ったり 分析したがります。
反省 反省。
ただ それをしなくなると このブログが成り立たなくなります。
by kurakichi (2009-05-17 08:05) 

はなこ

いきなり自分の前でこんな風にピアノ弾かれたら、感動するだろうな。
コンサート会場に行って聴くとあんまり感動しないのはなぜなんだ?
聴くという戦闘態勢に入ってしまっていて、耳は開いてるけど心が開いてないせいかもね。

ジャズ、どれ聴いても騒音。散々きかされたのがトラウマ。
by はなこ (2009-05-17 15:39) 

はなこ

ビートルズも、ふにゃふにゃした感じであんまり好きじゃない、英語わからんし・・・・。

要するに音楽苦手なんだ。三味線は好きだ。
by はなこ (2009-05-17 15:40) 

kurakichi

はなこ さん

誰かに聞かされた音楽で 楽しいものなどありません ただの雑音です。


by kurakichi (2009-05-17 17:04) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。