三鷹駅から連雀通りへ [散歩の途中で]
三鷹駅北口の玉川上水を見てから また南口に戻り、連雀通りまで歩いてみました。
三鷹駅南口から連雀通りまでは
何の起伏も無い真っ直ぐな道で 歩くということからすると面白みに少し欠けるのですが
ここには以前紹介した
武者小路実篤、山本有三といった三鷹に関係した作家の文学碑がこの道沿いにあって 文学に興味のある人には その文学碑を見て歩くのも良いかと思います。
私は道の半ばまで来たところで 少し疲れたので
たかね と言う名の喫茶店で休むことにしました。
このお店は鯛焼き屋でもあり、日本茶喫茶と書かれている暖簾のところで焼いています。
残念ながら店内は撮影禁止だったので画像はありませんが なかなか素敵なお店でした。
中に電球が入れられたほうずきで作られた綺麗なオブジェが壁にかけられていたり 椅子も教会で使われるものであったり とても雰囲気の良い空間です。
この日私が座った椅子は 昔ロンドンの映画館で実際に使われていたフェルトでできた椅子でしたがとてもすわり心地が良く ついつい長居をしてしまいそうになりました。
もちろんお茶も鯛焼きも美味しいことは言うまでもありません。
さて少し休んでから店を出ると その前にも
文学碑がありました。
この文学碑の上半分には
太宰治の 斜陽 の一部
下半分には
亀井勝一郎の 無頼派の祈り の一部が書かれていました。
太宰が三鷹の下連雀に引っ越してきたのが昭和14年で それまで下連雀に住んでいた亀井はすでに吉祥寺に引っ越してしまっていたのですが 太宰はよく亀井宅に遊びに行っていたようです。
そういったようすが この無頼派の祈りに書かれています。
話は変わりますが 今は看板にハーモニカ横丁と書かれていますが ハモニカ横丁の名付け親は どうも亀井勝一郎のようです。
そうそう昨日の記事でぼんぼちぼちぼちさんが三鷹には個人経営の喫茶店が多くあるとコメントしてくれましたが、このご時世 店をたたんでしまっているのもあるようです。
戦前 左翼活動で投獄された亀井先生とは関係ないでしょうが
このお店は日本共産党の事務所になっていました。
この日のおみやは この通りにある古書店 上々堂(しゃんしゃんどう) で
ワゴンセールの歴史読本2冊、古田織部特集の芸術新潮、夏目漱石のこころ 〆て1060円でした。
三鷹駅南口から連雀通りまでは
何の起伏も無い真っ直ぐな道で 歩くということからすると面白みに少し欠けるのですが
ここには以前紹介した
武者小路実篤、山本有三といった三鷹に関係した作家の文学碑がこの道沿いにあって 文学に興味のある人には その文学碑を見て歩くのも良いかと思います。
私は道の半ばまで来たところで 少し疲れたので
たかね と言う名の喫茶店で休むことにしました。
このお店は鯛焼き屋でもあり、日本茶喫茶と書かれている暖簾のところで焼いています。
残念ながら店内は撮影禁止だったので画像はありませんが なかなか素敵なお店でした。
中に電球が入れられたほうずきで作られた綺麗なオブジェが壁にかけられていたり 椅子も教会で使われるものであったり とても雰囲気の良い空間です。
この日私が座った椅子は 昔ロンドンの映画館で実際に使われていたフェルトでできた椅子でしたがとてもすわり心地が良く ついつい長居をしてしまいそうになりました。
もちろんお茶も鯛焼きも美味しいことは言うまでもありません。
さて少し休んでから店を出ると その前にも
文学碑がありました。
この文学碑の上半分には
太宰治の 斜陽 の一部
下半分には
亀井勝一郎の 無頼派の祈り の一部が書かれていました。
太宰が三鷹の下連雀に引っ越してきたのが昭和14年で それまで下連雀に住んでいた亀井はすでに吉祥寺に引っ越してしまっていたのですが 太宰はよく亀井宅に遊びに行っていたようです。
そういったようすが この無頼派の祈りに書かれています。
話は変わりますが 今は看板にハーモニカ横丁と書かれていますが ハモニカ横丁の名付け親は どうも亀井勝一郎のようです。
そうそう昨日の記事でぼんぼちぼちぼちさんが三鷹には個人経営の喫茶店が多くあるとコメントしてくれましたが、このご時世 店をたたんでしまっているのもあるようです。
戦前 左翼活動で投獄された亀井先生とは関係ないでしょうが
このお店は日本共産党の事務所になっていました。
この日のおみやは この通りにある古書店 上々堂(しゃんしゃんどう) で
ワゴンセールの歴史読本2冊、古田織部特集の芸術新潮、夏目漱石のこころ 〆て1060円でした。
庶民的に思えるタイ焼きやさんであっても、ここはすごく風格があるお店ですね。
by よいこ (2010-06-09 00:34)
kurakichiさんは、甘いものも召し上がるのですね。
これからの季節、水ようかんもいいですねぇ♪
by hirochiki (2010-06-09 05:26)
よいこ さん
今はビルになっていますが もともとこの場所で昔からやっているお店のようです。
家族経営といった感じで 居心地がとても良いですよ。
by kurakichi (2010-06-09 06:37)
hirochiki さん
甘いものも好きですが それほど量は食べません。
お店の前に水ようかんの幟ありますねー。
水ようかんは 舌に残るざらつきが少し気になります。
私は 梅園の豆かんが好きです。
by kurakichi (2010-06-09 06:52)
おはようございます。
日本茶喫茶ののれん、いいですね。
こだわりを感じます。
by hayama55 (2010-06-09 07:37)
hayama55 さん
ここで出されるお茶は 店主自ら現地に行き仕入れをしているようですよ。
by kurakichi (2010-06-09 08:06)
最後の、漱石の「こころ」の装丁がちょっぴり気になりました。
あとから新しいカヴァーが掛けられたものなんでしょうかねぇ……。
by NONNONオヤジ (2010-06-09 10:10)
NONNONオヤジ さん
以前の装丁は 帯に描かれている黒と茶色の木版風の四角模様の連続パターンでしたが これは「新潮文庫100冊」の限定カバーで 真っ白に金文字の装丁になっています。
この白が目に飛び込んできて買ってしまいました。
160円でした。
by kurakichi (2010-06-09 11:03)
こんにちは。
さすがの三鷹。とてもよさそうな散歩道ですね。
by sig (2010-06-09 18:55)
甘味の強いものはあまり好まないあっしなんでやすが
たかねのたいやきは好きでやす\(◎o◎)/
by ぼんぼちぼちぼち (2010-06-09 21:12)
sig さん
住宅街の一角にまだ畑があったりしてのどかな所です。
by kurakichi (2010-06-10 00:03)
ぼんぼちぼちぼち さん
貴兄もたかねにはよくいらっしゃるのですか?
私は今回が初めてだったのですが 居心地のよさに大満足でした。
by kurakichi (2010-06-10 00:06)
おっ!愛用の連雀通り^^三鷹の南側、連雀通り沿いには結構、美味しいパンやさんやお菓子やさんが多いですね!^^
by ulyssenardin36000 (2010-06-10 02:24)
ulyssenardin36000 さん
連雀通りを西へ進むと三楽公園の近くに着ますね。
貴兄のブログで三楽公園が突如出てきたのを今合点しました。
by kurakichi (2010-06-10 08:02)
お写真を見ると私の記憶より道路両側の建物が高いのは陶然としても
>何の起伏も無い真っ直ぐな道で 歩くということからすると面白みに少し欠ける
という表現がぴったりの単調な通りだった気がします。
懐かしい文学者の石碑ですね。
三鷹がそんな街だったということさえ、忘れていました。
by 空兵 (2010-06-11 21:43)
空兵 さん
マンションがメインの今の東京の住宅事情では考えられないのですが 昔はサラリーマンが都心からドーナツ状に郊外に住まいを移していったことと同時にその時の流行作家たちも同じように郊外にその居を構えていったように思います。
私が歩いた中央線の地名で見るなら 作家達の住まいは本郷、牛込柳町、荻窪、三鷹、国立と広がっていったように思えます。
by kurakichi (2010-06-12 00:27)