日本堤の老舗三軒 [街並]
日本堤には
さくらなべの中江があります。
昨日の記事に書いたようにこの店の前には昔川が流れていたので
提灯には 吉原土手中江 と書かれていますし 暖簾にも土手の文字が見えます。
東京人の2011年1月号は特集が 東の横丁うまい店 で
この中江についても2ページが割かれていて
中江は創業明治三十八年、桜肉料理の老舗だ。店の前に立つだけで「昔の東京」の香りが漂う。中へ入れば、いよいよ、その香りは強くなる。
と書かれていました。
この中江と棟続きの隣は
天麩羅の伊勢屋でこちらも行灯には
土手の伊勢屋 と書かれています。
この伊勢屋さんの造りもこの
窓ガラスを見ただけで素晴らしいものだと想像できます。
この二軒は有形登録文化財に指定されているそうです。
路地を挟んだ一つ先には
蕎麦處 大むら があって こちらもかなりの風格を持っていました。
この三軒のすぐ先の交差点が 吉原遊郭への入り口の吉原大門があった場所で そこには
見返り柳の碑とその後ろに何代目かの若い柳の木がありました。
元々見返り柳は土手に植えられていたもので 道路や区画整理によって今のところに移されたのだそうです。
もちろんその名の由来は 遊び帰りの客が後ろ髪を引かれる思いでこの柳あたりで吉原を振り返ったことにあるのですが 私にとってはこの日寄り損ねたさくらなべの中江を振り返る柳になってしまいました。
さくらなべの中江があります。
昨日の記事に書いたようにこの店の前には昔川が流れていたので
提灯には 吉原土手中江 と書かれていますし 暖簾にも土手の文字が見えます。
東京人の2011年1月号は特集が 東の横丁うまい店 で
この中江についても2ページが割かれていて
中江は創業明治三十八年、桜肉料理の老舗だ。店の前に立つだけで「昔の東京」の香りが漂う。中へ入れば、いよいよ、その香りは強くなる。
と書かれていました。
この中江と棟続きの隣は
天麩羅の伊勢屋でこちらも行灯には
土手の伊勢屋 と書かれています。
この伊勢屋さんの造りもこの
窓ガラスを見ただけで素晴らしいものだと想像できます。
この二軒は有形登録文化財に指定されているそうです。
路地を挟んだ一つ先には
蕎麦處 大むら があって こちらもかなりの風格を持っていました。
この三軒のすぐ先の交差点が 吉原遊郭への入り口の吉原大門があった場所で そこには
見返り柳の碑とその後ろに何代目かの若い柳の木がありました。
元々見返り柳は土手に植えられていたもので 道路や区画整理によって今のところに移されたのだそうです。
もちろんその名の由来は 遊び帰りの客が後ろ髪を引かれる思いでこの柳あたりで吉原を振り返ったことにあるのですが 私にとってはこの日寄り損ねたさくらなべの中江を振り返る柳になってしまいました。
いい雰囲気の佇まいですね
by 花火師 (2011-02-18 03:44)
まるで別世界というかタイムスリップしたような
この雰囲気、風情いつまでも大切にして欲しいですね
桜肉が馬で鹿はもみじでしたね^^;
by ゆうせい (2011-02-18 07:37)
花火師 さん
昭和を越えて大正、明治に繋がる雰囲気ですね。
by kurakichi (2011-02-18 08:45)
ゆうせい さん
他の場所でもこういう家並が残っていてほしいですね。
by kurakichi (2011-02-18 08:48)
江戸時代の三大娯楽って吉原と相撲と
あとひとつ、なんだったっけなー。って
昨日から思い出そうとしてます。テレビで放送していたのですが。
落語でしたっけ。。
by Far-East (2011-02-18 09:01)
老舗という言葉がぴったりですね^^)
by rtfk (2011-02-18 09:26)
http://maps.google.co.jp/?ie=UTF8&hq=&hnear=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%9B%BD%E5%88%86%E5%AF%BA%E5%B8%82&ll=35.724845,139.795876&spn=0,0.010225&z=17&brcurrent=3,0x60188eedd264cbd9:0xa13ae96fb8e680d7,1&layer=c&cbll=35.724806,139.795772&panoid=KsH72N71gidshF3Zoff_Gw&cbp=12,232.86,,0,3.96
お歯黒どぶの段差。すぐ近くだったのよ。今度行く時はぜひ。
by はなこ (2011-02-18 10:09)
こんにちは。
いい時間帯での撮影で、歴史的な時間とかの雰囲気がバッチリ出ていますね。
by sig (2011-02-18 10:43)
素晴らしい雰囲気の店ですねえ。
昼間店の前を通ったことはありますが、夜には一段と良いなあ。
どこかの店に入ってゆっくり、したいですねえ。
by ナツパパ (2011-02-18 10:44)
Far-East さん
落語も評判であったかもしれませんが 歌舞伎をはずすことはできないでしょうね。
大相撲は男が見に行くもので歌舞伎は女が見に行くものだったようですね。
by kurakichi (2011-02-18 11:39)
rtfk さん
まさに老舗の風格が漂っていますね。
by kurakichi (2011-02-18 11:40)
はなこ さん
いつも貴重な情報をありがとうございます。
あの辺りはうろうろするのが なかなか難しい場所のようですが 一度は目にしておきたいです。
by kurakichi (2011-02-18 11:43)
sig さん
光の具合がちょうど良かったようです。
ラッキーでした。
by kurakichi (2011-02-18 11:45)
ナツパパ さん
私は やはり中江で鍋をつつきたいと思っています。
by kurakichi (2011-02-18 11:46)
歴史を感じますね。
落ち着いた雰囲気は作っては出せませんから。
by 綾小路曽根斗麿 (2011-02-18 11:56)
最近聞いた志ん生師匠の「お直し」によると
梅が咲いたり淋しくなったり、変な病気が流行るんで
遊郭も必要だと幕府にご注進したのが「平賀源内」先生。
で、葦の原っぱにできたのが「吉原」なんだって?
by taku1_lily (2011-02-18 14:15)
綾小路曽根斗麿 さん
永く残るものは本物しかないのでしょうね。
by kurakichi (2011-02-18 17:32)
taku1_lily さん
平賀源内という人はユニークでそれでいてまっとうな人だったのですね。
今の時代にも必要な人ですね。
by kurakichi (2011-02-18 17:34)
吉原と猿若と浅草寺。 「江戸のバーミューダートライアングル」って、タモリが。人が消えるとは思えないけど、お金が消えたのかな?
by はなこ (2011-02-18 18:46)
今晩は。
ガラス、伊勢エビですね。拝見したい。
by 夏炉冬扇 (2011-02-18 18:57)
機会があれば是非入ってみたい店ばかりですね。
by NO NAME (2011-02-18 19:12)
江戸橋のすぐ東。移転前の吉原があったとこは新吉原と一緒で段差があるの。堀があったから。逃げられないように掘をめぐらしたのね。可愛そう。
by はなこ (2011-02-18 19:59)
はなこ さん
あの辺り 実際に人が消えているらしいですよ。
お出かけになるときはご注意ご注意!!
by kurakichi (2011-02-18 20:36)
夏炉冬扇 さん
この次東京にいらっしゃるときはぜひ訪れてみてください。
上野からとても近い場所ですよ。
by kurakichi (2011-02-18 20:37)
NO NAME さん
私もそう思っています。
by kurakichi (2011-02-18 20:39)
はなこ さん
明暦の大火で今の千束に吉原が移る前に人形町辺りにあった吉原のことですね。
その名残としては大門通りと言う道の名が残っていますね。
ここにも悲しい歴史があるのでしょうね。
by kurakichi (2011-02-18 20:56)
吉原というと、樋口一葉ゆかりの何かがあったような・・・
by そらへい (2011-02-18 21:19)
そらへい さん
私は樋口一葉は読んでいないので詳しくは知らないのですが たけくらべ の舞台が吉原だったと思います。
by kurakichi (2011-02-18 22:57)
樋口一葉が娘時代に住んでいた家は
吉原に行き来する人力車のしょっちゅう通る道沿いで 荒物と駄菓子の店を営んでいたそうでやす。
そして ここでの体験を土台に「たけくらべ」を書いたのだそうでやす。
by ぼんぼちぼちぼち (2011-02-18 23:29)
ぼんぼちぼちぼち さん
私の浅薄な知識を助けていただきありがとうございます。
樋口一葉が吉原、芥川龍之介が両国 文学にゆかりのある場所が多くありますね。
by kurakichi (2011-02-18 23:56)
いい感じのお店ですね。
さくらなべ食べたいです。
by カエル (2011-02-22 15:02)
カエル さん
歴史の重みがあるお店ですね。
by kurakichi (2011-02-22 17:41)