傳通院 [神社仏閣教会]
安藤坂を上ったところにある傳通院には その玄関脇に
中村素堂揮毫の 如是我聞 があります。
かくのごとくわれきけり お経の初めに表れる言葉で 私は御釈迦様からこのように聞きました と言った意味で 何か 虎の威を借る狐 的な意味がにおって あまり好きな言葉ではなかったのですが
帰ってからWEBで少し調べてみますと 真宗大谷派大阪教区の銀杏通信に書かれていた矢幡和男氏のエッセイに 留学していた中国の人がこの如是我聞について
「わたしの心の中に新しい世界が生まれて来ました、という意味ですね」
と言ったことを書いていました。
つまり 聴 は単に耳に入ってきたことを表わし 聞 は心に聞こえてきたことを表わし 中国語に仏典が訳されたときサンスクリット語で表わされた『私の心の闇が、光によって解き放された』の意味を如是我聞としたとのことでした。
それを知って少し如是我聞の印象が変わりました。
さて この如是我聞が書かれている黒御影石 形が左向きの達磨さんのように見えたので傳通院は禅宗なのかと思いましたが ここは浄土宗のお寺さんでした。
さてその傳通院にはお大の方を初め徳川家の女性のお墓や近代の著名人の
お墓があります。
これは
千姫のお墓でとても立派です。
昔のそして地位が高かった方のお墓は 今見慣れているお墓と違い
これなどはどこと無くアンコールワットにあるもののような形です。
この形のものはお上人さんのお墓で ここでは桜の古木に囲まれた一番素敵な場所にありました。
こういったお墓に比べ現代のお墓はさらりとしたものが主流ですが
佐藤春夫のお墓はスリムであっさりしすぎです。
傳通院でも
震災の被害があったようでした。
ということで傳通院は
徳川家由来の立派なお寺でした。
中村素堂揮毫の 如是我聞 があります。
かくのごとくわれきけり お経の初めに表れる言葉で 私は御釈迦様からこのように聞きました と言った意味で 何か 虎の威を借る狐 的な意味がにおって あまり好きな言葉ではなかったのですが
帰ってからWEBで少し調べてみますと 真宗大谷派大阪教区の銀杏通信に書かれていた矢幡和男氏のエッセイに 留学していた中国の人がこの如是我聞について
「わたしの心の中に新しい世界が生まれて来ました、という意味ですね」
と言ったことを書いていました。
つまり 聴 は単に耳に入ってきたことを表わし 聞 は心に聞こえてきたことを表わし 中国語に仏典が訳されたときサンスクリット語で表わされた『私の心の闇が、光によって解き放された』の意味を如是我聞としたとのことでした。
それを知って少し如是我聞の印象が変わりました。
さて この如是我聞が書かれている黒御影石 形が左向きの達磨さんのように見えたので傳通院は禅宗なのかと思いましたが ここは浄土宗のお寺さんでした。
さてその傳通院にはお大の方を初め徳川家の女性のお墓や近代の著名人の
お墓があります。
これは
千姫のお墓でとても立派です。
昔のそして地位が高かった方のお墓は 今見慣れているお墓と違い
これなどはどこと無くアンコールワットにあるもののような形です。
この形のものはお上人さんのお墓で ここでは桜の古木に囲まれた一番素敵な場所にありました。
こういったお墓に比べ現代のお墓はさらりとしたものが主流ですが
佐藤春夫のお墓はスリムであっさりしすぎです。
傳通院でも
震災の被害があったようでした。
ということで傳通院は
徳川家由来の立派なお寺でした。
小津安二郎監督のお墓もシンプルに「無」の一文字だけ刻まれていたのを
思い出しました。
by taku1_lily (2011-05-07 10:31)
あ?アンコールワット!!!(笑)ところで、如是我聞は法華経でしょうか?禅宗なんかのお経の最初の開経偈なんかにもつながりますね。
by kjisland (2011-05-07 11:00)
お寺大好き、しかも歴史大好き人間にとっては興味があります。
是非行ってみたくなります。
by ばん (2011-05-07 20:43)
ご訪問ありがとうございました。
有名なお方がたくさんおられてあちらの世界も賑やかでしょうね(笑)
by ため息の午後 (2011-05-07 21:18)
taku1_lily さん
最近は 愛 真 心 などの一字物のものも時々見受けられますね。
by kurakichi (2011-05-07 22:30)
kjisland さん
本物を見られている人に笑われてしまいました。
鳩摩羅什訳の仏説阿弥陀経の冒頭に 如是我聞 があります。
傳通院は浄土宗なので 玄関にこの碑があることは実は当然のことなのです。
by kurakichi (2011-05-07 22:36)
ばん さん
この辺りは坂がちょっときついですよ。
by kurakichi (2011-05-07 22:37)
ため息の午後 さん
皆さん浄土で楽しくしていられていることでしょうね。
by kurakichi (2011-05-07 22:39)