空海と最澄 [本]
昨日紹介した百人一書には空海と最澄の書についても書かれています。
空海と言えば筆文字の手本とされる三筆の一人です。
その空海の書の中で一番素晴らしいと評価されるのが
風信帖です。
この書は私が高校生のとき 選択科目の書道でひたすら臨書した思い出があります。
この風信帖の字は これもその時よく臨書した書聖 王羲之 の
蘭亭序に似ていています。
おそらく空海も王羲之の書を見て学んだのでしょうが そこから一歩踏み出した自由なにおいがします。
平安時代日本はまだまだ遅れた国であってその目は中国に注がれていて 当時文化や思想の担い手の僧侶であった最澄と空海は二人とも中国に留学しています。
しかしこのライバル二人の置かれている状況は異なっていて 最澄は国を代表するエリート中のエリートでしたが 空海は異端的な要素を持っていました。
そして 最澄は常に冷静でいるような秀才型で 空海は天衣無縫の天才型であったようです。
空海の天才肌は上の風信帖によく見て取れます。
そして最澄の持つ秀才的な冷静であって明晰な性格は
空海に宛てた書状のこの久隔帖の文字によく現れています。
1200年も昔の知の巨人二人のとった行動と彼らが残した文字の印象が如何に一致するか 改めて書の恐ろしさを見たような気がします。
空海と言えば筆文字の手本とされる三筆の一人です。
その空海の書の中で一番素晴らしいと評価されるのが
風信帖です。
この書は私が高校生のとき 選択科目の書道でひたすら臨書した思い出があります。
この風信帖の字は これもその時よく臨書した書聖 王羲之 の
蘭亭序に似ていています。
おそらく空海も王羲之の書を見て学んだのでしょうが そこから一歩踏み出した自由なにおいがします。
平安時代日本はまだまだ遅れた国であってその目は中国に注がれていて 当時文化や思想の担い手の僧侶であった最澄と空海は二人とも中国に留学しています。
しかしこのライバル二人の置かれている状況は異なっていて 最澄は国を代表するエリート中のエリートでしたが 空海は異端的な要素を持っていました。
そして 最澄は常に冷静でいるような秀才型で 空海は天衣無縫の天才型であったようです。
空海の天才肌は上の風信帖によく見て取れます。
そして最澄の持つ秀才的な冷静であって明晰な性格は
空海に宛てた書状のこの久隔帖の文字によく現れています。
1200年も昔の知の巨人二人のとった行動と彼らが残した文字の印象が如何に一致するか 改めて書の恐ろしさを見たような気がします。
風信帖の冒頭は「あなたのおたよりが風に乗って雲に運ばれて
私の元にやってきました」
でしたっけ・・。なつかしいなあ。。蘭亭序も何度も書きました。
最近は年賀状の時くらいしか筆を持ちません。。
実は書道部だったんです。。
by Far-East (2011-07-04 05:44)
Far-East さん
そうですね。
最澄が送った書状に対する空海の返辞の書き出しですね。
風信運書 格調高く堂々とした文字に空海の意志の強さそして人となりの大きさが現れていると思います。
by kurakichi (2011-07-04 09:17)
高校の時書道部だったもので、蘭亭序や風信帖はよく書きました。あと、雁塔聖教序が好きでした。なつかしく拝見しました。
by palette (2011-07-04 20:54)
palette さん
褚遂良しなやかでとても良いですね。
by kurakichi (2011-07-05 00:58)
土曜日赤坂です(^-^)/
by Bin (2011-07-05 13:52)
Bin師匠
了解です。
by kurakichi (2011-07-06 06:28)
書の事はわかりませんが。
namieは最澄も空海もその「安心感」が
とても好きです。
最澄の字の美しさ、空海の書の書き出しの魅力
やはり、後世に名を残すお二方というのは素晴らしいですね
by namie (2013-02-15 23:48)
namie さん
ハイ、namieさんのおっしゃる通りだと私も思います。
二人の字はそれぞれ素晴らしいものですね。
by kurakichi (2013-02-15 23:57)