八幡八雲神社　：雲が流れる如く：SSブログ

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八幡八雲神社　　[神社仏閣教会] [編集]

田町の遊郭址から向かった先は元横山町の
　

両社とも呼ばれている八幡八雲神社です。
この一連の記事に中で台町の浅間神社、金剛院の前にある天満神社でも設置されていた説明板に八幡八雲神社の名前を見て　とても気になっていた神社です。

この神社の名前　八幡と八雲が併記されているように　同じ社の中に
　

二つの神様が並んで祀られています。
拝殿の屋根には　

二つの神様が祀られていることを示して　かなり大きな比翼千鳥破風が付けられています。

八幡、八雲どちらも頭は八の字になっています。
そしてここは八王子です。
八の共通性からまずこの町の名前八王子について見てみました。

八王子市のＨＰの中に八王子市の名前の由来について書かれているページがありました。
かいつまんで説明すると
　
平安時代、延喜１３年（９１３年）京都から来た学僧妙行（みょうこう）が、深沢山（ふかざわやま）（後の八王子城）で修行中に　牛頭天王（ごずてんのう）とその眷属の八人の王子が現れ　妙行は深沢山を天王峰とし、周囲の八つの峰を八王峰とし、それぞれに祭祠（さいし）を建て、深沢山のふもとに後の牛頭山神護寺（今の朝遊山宗関寺）を建立し　牛頭天王と八王子をまつる八王子信仰が始まりました。
そしてこの一帯が八王子と呼ばれるようになったのです。

次に八雲神社ですが
　

　
この神社に掲げられた由緒略記を読んでみると

八雲神社は天王様とも呼ばれ　これは妙行が深沢山に祀った牛頭天王のことで　天正年間にこの山に八王子城を築いた北条氏照はこれを氏神として祀りました。
天正１８年（１５９０年）の落城に際してご神体は川口村黒沢に逃れたのですが　慶長３年（１５９８年）の洪水で流失したものを新町の百姓五兵衛が発見し　八幡神社内に遷座され承応２年（１６５３年）に八雲宮として八幡宮と棟を並べ両社となったとのことです。

牛頭神社、天王神社と呼んでもいいと思う八雲神社はwikipediaによれば仏教の伝来と共にやってきたインドの神様なのですがスサノオと習合し、総本社は京都の八坂神社で　その名はスサノオが詠んだ歌「八雲立つ出雲八重垣妻籠に八重垣作るその八重垣を」の八雲に因むものなのだそうです。

さて八幡神社ですが　これも前掲の由緒略記によると

延長２年（９２４年）に武蔵守小野隆泰が石清水八幡宮を祀ったのが起源で、隆泰の長子　小野義孝は武蔵権之守の任期が終わってからこの地にとどまり　氏を横山としこの地を開拓し横山村を作ったのだそうです。
この横山義孝が武蔵七党の一つ横山党の始祖とされています。
八幡神社は八王子草創の神社で横山之庄（八王子を中心に方数里）の総鎮守であったものが　町の発展と共に
　