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川崎平右衛門の山茱萸  [公園]

府中市にある郷土の森と名づけられた公園にはその名の通り郷土に関係するものがいくつかあります。
その一つは一昨日の記事にいただいたCOLEさんのコメントにもあった復元建物ですが その他にも
 
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このような銅像が立っています。

この銅像の人は川崎平右衛門という人で
 
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元禄7年(1694年)に多摩郡押立村の庄屋の子として生まれ 新田開発、治水に尽力し その功績から徳川幕府から山茱萸(サンシュユ)の苗木を賜っています。
山茱萸は漢方薬の原料にもなることから この木を使って新田開発に努力せよと言う意味もあって下賜されたのかもしれません。
その後川崎平右衛門は幕府に代官として取りたてられ美濃では洪水対策の輪中を造り、石見銀山の運営にも携わっています。
身分制度がしっかりしていた江戸時代にあって庄屋とはいえ農民が代官として活躍することはとても珍しいことで 川崎平右衛門は頭もよく人格的にもすばらしい人だったのでしょう。
ちなみに小金井は栗の産地として有名でしたが その栗の栽培を奨励した人物が川崎平右衛門だったことは今回 小金井info − 小金井市の地域情報サイトの川崎平右衛門の紹介ページで初めて知りました。

さてその山茱萸は
 
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銅像の背後に植えられています。
山茱萸は別名春小金花(ハルコガネバナ)とも呼ばれ ちょうど梅が咲く時期に
 
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黄色い花をつけます。

黄色い花と言えば郷土の森の畑で
 
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菜の花が咲いていました。
春先に咲く花は黄色いものが多く それを見ると元気になる と言った記事を以前に書きましたが菜の花はそれの代表です。
そうそう家の垣根の
 
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黄梅(オウバイ)も咲き始めました。
黄梅は梅の花にそれほど似ていないので なぜこの花の名前に梅の字が付くのかよくわかりません。
別名の 迎春花(ゲイシュンカ)の方がこの花にふさわしい気がします。

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コメント 10

ulyssenardin36000

確かに、色の少ない季節を抜けて、黄色い花々は元気が出ますね!^^
by ulyssenardin36000 (2012-02-27 05:49) 

セイミー

黄梅の名を聞くと懐かしいです 昔おじいちゃんが盆栽仕立てで
沢山花を咲かせていました

by セイミー (2012-02-27 08:06) 

yoko-minato

黄梅って見たことあったかしら
と考えています。
小花のようですね。
by yoko-minato (2012-02-27 13:27) 

aya

迎春花って素敵な名前ですね!
この花にぴったりです(^-^)V
by aya (2012-02-27 20:24) 

kurakichi

ulyssenardin36000 さん

まだ活性化していない昆虫たちの目を引くために黄色い花が多いようです。

by kurakichi (2012-02-28 05:18) 

COLE

これは気がつきませんでした
また見に行ってみましょう
by COLE (2012-02-28 05:18) 

kurakichi

セイミー さん

黄梅はどんどん枝を伸ばすので手入れが大変だったでしょうね。

by kurakichi (2012-02-28 05:20) 

kurakichi

yoko-minato さん

そうですね。
花が終わると地味な姿になってしまうので気が付かないことが多いかもしれませんね。

by kurakichi (2012-02-28 05:23) 

kurakichi

aya さん

迎春花の方が気分が出ますね。

by kurakichi (2012-02-28 05:25) 

kurakichi

COLE さん

実は私も今回初めて知りました。

by kurakichi (2012-02-28 05:27) 

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