三社祭Ⅱ [伝統と文化]
5月7日に浅草散歩に出かけたときバッグには
東京人の6月号が入れてあったのですが 買ったばかりでほとんど見ていませんでした。
事前に見ていればこの日のルートはもっと違ったものになっていたかもしれません。
散歩から帰ってこの雑誌を読み、ここから得た知識を中心に話を進めたいと思います。
三社祭は浅草寺境内の浅草寺本堂と並んでその東にある
浅草神社の例大祭で
毎年5月第3週の木・金・土・日に行われます。
Leicaとわたしのslosmaさんもさっそく素敵な写真をアップされていますが、
ちょうど今日18日は鳶頭木遣り、びんざさら舞などの大行列が行われ、明日19日が町内神輿渡御、明後日20日が本社神輿の渡御が行われます。
そもそも浅草寺はwikipediaによれば
檜前浜成・武成の兄弟が宮戸川(現在の隅田川)で漁をしていたところ、網に人形の像がかかった。兄弟がこの地域で物知りだった土師真中知に相談した所、これは観音像であると教えられ、二人は毎日観音像に祈念するようになった。その後、土師真中知は剃髪して僧となり、自宅を寺とした。
ということが始まりで
浅草神社はこのときの檜前浜成、武成、土師真中知の三人をお祀りしています。
そのため三社さんとも呼ばれているのです。
東京人6月号の巻頭記事は
こんなに ワクワクするのは、 七百年で 初めてじゃないか!
で始まっています。
何のことだろうと読み進むと
三社祭の起こりは正和元年(1312年)に行われた
示現会が起源で 今年はそれから数えて700年目にあたります。
そこで今年の3月17、18日に
示現会「舟渡御」を復活させたのだそうです。
示現会とはどういうものかというと
まず浅草神社に祀られている三人の御霊をそれぞれ御神輿に移し、その御神輿を浅草寺の本堂に上げ(堂上げ)
隅田川で三人が見つけた観音様と一晩お過ごしいただいて、翌3月18日(観音様を見つけた日=示現の日)に御神輿に乗った三人の御霊が観音様を見つけた隅田川を訪れていただく というものです。
今年の復活には 御神輿も昔のものよりはずいぶん大きくなって重くなっていること、隅田川はしっかり護岸が固められていて水辺に降りるスロープも狭く 関係者の方々の並々ならないご苦労があったようです。
本来お祭りというものは単に町内で御神輿を担いで騒ぐだけのものではなく その神社ができたときの縁起に基づいた行事があってこそ その神社の祭礼なのだと思います。
三社祭もその本来の姿が今年復活したのですから いとうせいこう氏もワクワクだった訳なのです。
東京人の6月号が入れてあったのですが 買ったばかりでほとんど見ていませんでした。
事前に見ていればこの日のルートはもっと違ったものになっていたかもしれません。
散歩から帰ってこの雑誌を読み、ここから得た知識を中心に話を進めたいと思います。
三社祭は浅草寺境内の浅草寺本堂と並んでその東にある
浅草神社の例大祭で
毎年5月第3週の木・金・土・日に行われます。
Leicaとわたしのslosmaさんもさっそく素敵な写真をアップされていますが、
ちょうど今日18日は鳶頭木遣り、びんざさら舞などの大行列が行われ、明日19日が町内神輿渡御、明後日20日が本社神輿の渡御が行われます。
そもそも浅草寺はwikipediaによれば
檜前浜成・武成の兄弟が宮戸川(現在の隅田川)で漁をしていたところ、網に人形の像がかかった。兄弟がこの地域で物知りだった土師真中知に相談した所、これは観音像であると教えられ、二人は毎日観音像に祈念するようになった。その後、土師真中知は剃髪して僧となり、自宅を寺とした。
ということが始まりで
浅草神社はこのときの檜前浜成、武成、土師真中知の三人をお祀りしています。
そのため三社さんとも呼ばれているのです。
東京人6月号の巻頭記事は
こんなに ワクワクするのは、 七百年で 初めてじゃないか!
で始まっています。
何のことだろうと読み進むと
三社祭の起こりは正和元年(1312年)に行われた
示現会が起源で 今年はそれから数えて700年目にあたります。
そこで今年の3月17、18日に
示現会「舟渡御」を復活させたのだそうです。
示現会とはどういうものかというと
まず浅草神社に祀られている三人の御霊をそれぞれ御神輿に移し、その御神輿を浅草寺の本堂に上げ(堂上げ)
隅田川で三人が見つけた観音様と一晩お過ごしいただいて、翌3月18日(観音様を見つけた日=示現の日)に御神輿に乗った三人の御霊が観音様を見つけた隅田川を訪れていただく というものです。
今年の復活には 御神輿も昔のものよりはずいぶん大きくなって重くなっていること、隅田川はしっかり護岸が固められていて水辺に降りるスロープも狭く 関係者の方々の並々ならないご苦労があったようです。
本来お祭りというものは単に町内で御神輿を担いで騒ぐだけのものではなく その神社ができたときの縁起に基づいた行事があってこそ その神社の祭礼なのだと思います。
三社祭もその本来の姿が今年復活したのですから いとうせいこう氏もワクワクだった訳なのです。
三社祭しばらく行ってません楽しいのですが人が多すぎて^^)
by katakiyo (2012-05-18 06:19)
浅草には、1度訪れたきりです。
三社祭いいですね!
浅草寺や周りのお店にも、ゆっくりと行きたいですね^^
by メルシオ (2012-05-18 10:20)
あ、「東京人」三社祭、やはり購入されましたね。私も好みの特集があれば時々購入しています。
by sig (2012-05-18 11:54)
「三人寄れば文殊の知恵」と言いますが、観音様を見つけた三人と、星の輝きに導かれてエルサレムを訪れた三人の賢者が、時空を超えて繋がっているような気がします。
浅草の人達にとっての三社祭りは、リオのカーニバル以上に“生きる原点”となっているのですね^^)
by 風来鶏 (2012-05-18 23:15)
katakiyo さん
今年は150万人の人出だといわれていますね。
その数を聞いただけでなえてしまいます。
by kurakichi (2012-05-19 09:18)
メルシオ さん
浅草には一杯魅力的なものがありますね。
by kurakichi (2012-05-19 09:20)
sig さん
東京人には今とても興味が湧く連載記事があってこのところ続けて買っています。
その連載記事に関係する記事を近々書こうかと思っています。
by kurakichi (2012-05-19 09:23)
風来鶏 さん
団子三兄弟などというものも昔はやりましたね。
三という数には何か特別なものを感じます。
by kurakichi (2012-05-19 09:28)
統計の最小母集団が3ですね!! 2では比較データの信頼性が低いと思いますが、3ならデータの信頼性が増します。
結婚相手を選ぶ場合も、最低3人とお付き合いするのが良いとされているようです^^;)
by 風来鶏 (2012-05-19 12:25)
風来鶏 さん
ということは 二又交際ではまだ不十分?
by kurakichi (2012-05-19 23:01)
一旦途絶えたものを復活させるのは並々ならない苦労があったことでしょう。そりゃあワクワクしますよね!
by opas10 (2012-05-20 11:48)
opas10 さん
祭礼にはその神社独特のものがあって それが復活することはとてもよいことだと思います。
by kurakichi (2012-05-21 00:25)