SSブログ

待乳山は古墳なのだ  [神社仏閣教会]

私が待乳山にある聖天宮にお参りした時は閉堂時刻の4時半を回っていたので 
 
120524_001.jpg

すでに お堂は閉まっていました。

このお堂があるのは もちろん待乳山の最上部で そこは円形に近い形の平地になっていて 
お堂の他には
 
120524_002.jpg
 
台東区の有形文化財に指定されている銅造宝篋印塔があり、
また お堂の裏には
 
120524_003.jpg
 
お稲荷さん、
 
120524_004.jpg

お百度石が置かれていて お堂の周りをぐるりと回ることができます。
実際この日もご年配の男性が何度も何度もお堂を回っていました。

このようにお堂がある待乳山の山頂はさほど広くなく お堂のちょうど裏は
 
120524_005.jpg

ほとんど垂直の斜面になっていて その高さは5mほどあります。
東側の天狗坂と呼ばれる坂の上からは
 
120524_007.jpg

東京スカイツリーが望めます。

これはお堂より一段下の巾着の線香立てがあるところから西側を見下ろした写真ですが
 
120524_006.jpg

待乳山の斜面は崩れないように石垣になっています。

さてこの待乳山という言葉が気になってWEBで調べてみると 浅草寺古墳群(仮)というページにたどり着きました。
そこには 数少ない浅草散歩で私が確認した二つの丘以外にもいくつか高台が紹介されていて、学問的にはまだ確定してはいないのですが それらが古墳ではないかといった記述があります。
私の印象としても待乳山は古墳のように思えます。
浅草寺古墳群(仮)からのリンク先に待乳山のページがあってそこには待乳山が浅草寺の縁起に登場し三社さまの一人として祀られている土師氏の墳墓であるのではないかという説が紹介されています。
それによると土師中知(はじのなかとも)は土師眞中知(はじのまつうち)ではないかという江戸時代の学者の説を紹介しています。
私は眞中知(まつうち)が転じて待乳(まつち)になる説に妙に納得し、浅草にはお店の名前の音に漢字を当てた店名が多くあり その当て字手法の伝統の中にこの待乳山の名前もあるのだという気がしました。
待つ乳とは? ダブルミーニングになっているのだろうか?
あまり上手な漢字の当て方ではないですね。
喫茶店友路有(トゥモロー)並かな。

nice!(129)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 129

コメント 5

Cazz

妙な名前(いわくがありそう)だとは思っていましたが
そんな当て字的なものだったとは∧∧
古墳だったとは知りませんでした。
そっちの方が面白いです!
by Cazz (2012-05-24 10:27) 

ももっち

待乳山聖天宮はウォーキングコースでよく行ったところですが
浅草の土地の低い一角になぜか高い場所。(階段も急できついですが)
あの場所が古墳群だとは知りませんでした。
by ももっち (2012-05-24 10:46) 

kurakichi

Cazz さん
ももっち さん

ここに古墳群があったなんて驚きですね。

by kurakichi (2012-05-25 02:21) 

opas10

浅草に古墳!普通だと全く結びつかないですが、確かに日本は古来より聖なる場所と俗なる場所がワンセットになっている風習があるので、さもありなん、です。
by opas10 (2012-05-27 16:52) 

kurakichi

opas10 さん

浅草に豪族がいて古墳があったなんてワクワクしてしまいます。

by kurakichi (2012-05-27 17:41) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。