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二河白道図  [本]

雑誌 pen の8月1日号は
 
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日本美術の特集でした。

この号も pen らしく格調高い視点からまとめられていて 仏画については
 
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横尾忠則氏が案内人として登場します。
まずは金剛峰寺にある仏涅槃図を例に挙げ この絵が森羅万象を表す曼荼羅的要素を持っているにも関わらず 肉体的な釈迦の死に嘆き悲しむ弟子の姿に宗教教義からはなれた現実が描かれている点に言及しています。

次に
 
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二河白道図を挙げこの世の物質的な欲望を振り切って悟ることの難しい現実について語っています。
香雪美術館蔵のこの絵は赤い火の川と黒い水の川の間にある細い白い道を通って御仏のもとに行く僧侶が描かれていますが 同じような構図のリトグラフが
 
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ほんやら洞のトイレの壁に掛けられています。
左上に仏様右下に蛇、その間に赤い川と青い川があってその二つの川の間に白い道があります。
絵の下段には 写真では薄くてよくわかりませんが
WHITE PATH TO PARADISE BETWEEN TWO RIVERS OF WORLDLY VOICE
と書かれています。

ほんやら洞は昨年耐震工事をしましたがその工事の前までは店の奥の小部屋の壁には
 
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ボブディランの写真が掛けられていましたが 工事後はそれがこの
 
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リトグラフに代わりました。
この絵のモチーフも二河白道図で
 
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左上に仏様右下に蛇、そして赤い川と黒い川が描かれています。
右端には
 
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yo ko o のサインがあって 絵の下段には
 
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WHITE PATH TO PARADISE BETWEEN TWO RIVERS OF WORLDLY VOICE
と書かれています。

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