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僕らのカヌーができるまで を観に行った  [映画・舞台・DVD]

10月11日に

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映画 僕らのカヌーができるまで を
 
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ルネ小平に観に行ってきました。

この 僕らのカヌーができるまで は冒険家であり武蔵野美術大学の教授である関野吉晴氏がライフワークとしている人類はどのようにして地球全土に広がっていったのかを実証する旅、グレートジャーニーの最終章のに当たる部分のドキュメンタリー映像です。
グレートジャーニーはフジテレビの番組として放送されたのでご存知の方も多いとは思いますが 不幸にして私はその番組の名は聞いてはいましたが一つも見たことがありません。
9月の初旬でしたか ほんやら洞で一服していると中年のご婦人がパンフレットを置かせてもらいたいと店にやってきました。
それがこの 僕らのカヌーができるまで でした。
内容を聞くと 日本人のルーツの一つは南方の海洋民族で その人たちがやってきたルートを自分たちの手でカヌーを作り日本までやってこようとすることを記録したものだというものです。
映画はカヌー作りまでのもので 実際の航海はすでに 新グレートジャーニー として
 

 
フジテレビですでに放送されています。

手作りは、木を伐採する斧は九十九里浜で集めた砂鉄から玉鋼を作ることこら始めるということで 何やら面白そうだったので観に行ったわけなのです。
今回の映画は日本への航海前の手作りでカヌーを作るところまでなのですが 関野先生は武蔵野美術大学の学生に課題を出し考えさせカヌーだけでなく 船を縛る縄や航海中の保存食までも作っています。
基本コンセプトは
 


自然のものを直接採って使うといものです。

その課題に対して学生たちが試行錯誤の末 棕櫚で縄を作り、保存食はドングリ(マテバシイだったか?)でビスケット状のものを作り、それを学生が記録したのがこの映画なのです。

カヌー作りにおいても斧、鉈、鑿までが使える工具でということなのですが 日本にやってきた海洋民族はそういった鉄器すら持っていなかったのではないか。
製鉄技術が日本にやってきたのは弥生時代といわれていて その時代には当然南方から来た人たちはすでに日本に住んでいたわけなのですから。
おそらく彼らは木を倒すにも、丸木舟を作るのに 火で焼き、石斧で削ったはずです。
どうせやるならそこまでさかのぼってほしかったのですが 学生たちがたたらによる製鉄を苦労して体験し 今の現代文明が長い間かかって作られたものであって その間に何か失ったものがあることに気付いたことが この映画のポイントなのです。

タグ:小平市 映画
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コメント 4

れもん

見てみたい。再放送してくれたらいいなと思います。
by れもん (2013-10-13 14:49) 

風来鶏

「鑪(たたら)」による製鉄、その技術を伝承出来る人達も少なくなっているようですね(- -;)
by 風来鶏 (2013-10-13 16:37) 

kurakichi

れもん さん

今年BSフジで放送されたよですが いずれまた再放送もあるかもしれません。
DVD化はされています。
 http://www.bsfuji.tv/great_journey/dvd.html

by kurakichi (2013-10-13 16:48) 

kurakichi

風来鶏 さん

鑪で作られた玉鋼があったからこそ美しい日本刀ができたわけで素晴らしい技術ですね。

by kurakichi (2013-10-13 16:52) 

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