森山大道 モノクローム を観に行った [展示会・展覧会・イベント]
先日ある画廊で
このポスターを見て ぜひ行かねばと思い11月25日に
吉祥寺にある武蔵野市立吉祥寺美術館に行ってきました。
入館料100円を払い展示室に入り右回りに振り向くと 入り口の袖壁にあの犬の写真がありました。
館内は撮影禁止なのでこの記事にも写真はありません。
先日 著作権法違反の疑いで無断で雑誌の写真を自分のブログに掲載した男が逮捕されました。
私もたびたび本の見開きの写真やテレビからのキャプチャー画像を自分の記事に使っているので それもほどほどにせねばと思っています。
あの犬の写真とは森山氏の代表作と言われている「三沢の犬 1971」でご覧になりたい方は
http://www.chrisyuan.net/wp-content/uploads/2012/06/%E6%A3%AE%E5%B1%B1%E5%A4%A7%E9%81%93%E7%9A%84%E4%B8%96%E7%95%8C_2.jpg
をクリックしてみてください。
大きく引き伸ばされた写真は写真集で見たものより当然凄みが増していてドキッとします。
森山氏は街角の写真それもうらぶれた街であったり、猥雑でいかがわしさが漂う裏町などを多く撮ってきている写真家で カメラを持って街を徘徊する氏の目は野良犬の目なのです。
以前NHKのETV特集で彼の撮影現場に密着して作られたドキュメンタリーを見ましたが それが今
「犬の記憶~森山大道・写真への旅~」という題でDVD化されています。
森山氏の写真の特徴は日経新聞の現代アート入門で多摩美術大学教授 小川敦生氏が書いているように 「アレ」「ボケ」「ブレ」であって 確かに私が昔写真雑誌で見た森山氏の写真はそのようなものであってその荒々しさに衝撃を受けました。
しかし今回の写真展ではちょっと違った印象を受けました。
写真群として何かを語るというより 一つ一つの写真がそれぞれまとまっているという印象でした。
「アレ」「ボケ」「ブレ」があるのは「三沢の犬 1971」ぐらいで あとのものはハイコントラストではあるものピントもしっかりと合っていてカチッとした仕上がりになっていました。
アスファルト上に転がっている黒革の男物のブーツ、日の光を反射してS字にうねるレールなど白と黒で表現できる造形の面白さにポイントを置いたものが目立ちました。
そのなかで特に面白いと思った写真は 街の写真ではなく網タイツをはいた女性の股間のアップの写真で、網タイツは部分によって菱形だったり長方形だったりまたは円形だったり違った見え方をしています。
その写真は 森山大道オフィシャルサイト
http://www.moriyamadaido.com/
のトップページで見ることができます。
wikipediaには森山氏の評価として
森山大道といえば「アレ・ブレ・ボケ」と形容される作風が特徴とされる。『眼の狩人』(大竹昭子)によると、それは1964年8月号の『現代の眼』が最初だが、ただし1965年の「ヨコスカ」もふくめ、じつはその後ブレボケ写真はそれほどあるわけではないという。 2011年、テレビやラジオ等で、ロックバンド「マッドクラッシュ」のボーカルを務めるマッドジョンソンによれば、森山大道はモノクロ写真の魔術師でモノクロのグラデーションの技術では天才的で世界一の写真家だと述べている。
と書かれていました。
確かに確かに 今回は再認識の写真展でした。
このポスターを見て ぜひ行かねばと思い11月25日に
吉祥寺にある武蔵野市立吉祥寺美術館に行ってきました。
入館料100円を払い展示室に入り右回りに振り向くと 入り口の袖壁にあの犬の写真がありました。
館内は撮影禁止なのでこの記事にも写真はありません。
先日 著作権法違反の疑いで無断で雑誌の写真を自分のブログに掲載した男が逮捕されました。
私もたびたび本の見開きの写真やテレビからのキャプチャー画像を自分の記事に使っているので それもほどほどにせねばと思っています。
あの犬の写真とは森山氏の代表作と言われている「三沢の犬 1971」でご覧になりたい方は
http://www.chrisyuan.net/wp-content/uploads/2012/06/%E6%A3%AE%E5%B1%B1%E5%A4%A7%E9%81%93%E7%9A%84%E4%B8%96%E7%95%8C_2.jpg
をクリックしてみてください。
大きく引き伸ばされた写真は写真集で見たものより当然凄みが増していてドキッとします。
森山氏は街角の写真それもうらぶれた街であったり、猥雑でいかがわしさが漂う裏町などを多く撮ってきている写真家で カメラを持って街を徘徊する氏の目は野良犬の目なのです。
以前NHKのETV特集で彼の撮影現場に密着して作られたドキュメンタリーを見ましたが それが今
「犬の記憶~森山大道・写真への旅~」という題でDVD化されています。
森山氏の写真の特徴は日経新聞の現代アート入門で多摩美術大学教授 小川敦生氏が書いているように 「アレ」「ボケ」「ブレ」であって 確かに私が昔写真雑誌で見た森山氏の写真はそのようなものであってその荒々しさに衝撃を受けました。
しかし今回の写真展ではちょっと違った印象を受けました。
写真群として何かを語るというより 一つ一つの写真がそれぞれまとまっているという印象でした。
「アレ」「ボケ」「ブレ」があるのは「三沢の犬 1971」ぐらいで あとのものはハイコントラストではあるものピントもしっかりと合っていてカチッとした仕上がりになっていました。
アスファルト上に転がっている黒革の男物のブーツ、日の光を反射してS字にうねるレールなど白と黒で表現できる造形の面白さにポイントを置いたものが目立ちました。
そのなかで特に面白いと思った写真は 街の写真ではなく網タイツをはいた女性の股間のアップの写真で、網タイツは部分によって菱形だったり長方形だったりまたは円形だったり違った見え方をしています。
その写真は 森山大道オフィシャルサイト
http://www.moriyamadaido.com/
のトップページで見ることができます。
wikipediaには森山氏の評価として
森山大道といえば「アレ・ブレ・ボケ」と形容される作風が特徴とされる。『眼の狩人』(大竹昭子)によると、それは1964年8月号の『現代の眼』が最初だが、ただし1965年の「ヨコスカ」もふくめ、じつはその後ブレボケ写真はそれほどあるわけではないという。 2011年、テレビやラジオ等で、ロックバンド「マッドクラッシュ」のボーカルを務めるマッドジョンソンによれば、森山大道はモノクロ写真の魔術師でモノクロのグラデーションの技術では天才的で世界一の写真家だと述べている。
と書かれていました。
確かに確かに 今回は再認識の写真展でした。
2013-11-28 00:00
nice!(118)
コメント(7)
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これは是非行かねば!
by akipon (2013-11-28 00:20)
akipon さん
点数は多くありませんが一点一点が充実しています。
ぜひいらしてみてください。
by kurakichi (2013-11-28 09:33)
デッカイの見てみたいなぁ…羨ましいです。
野良犬の血が騒ぐぅぅぅ~ワン
by 塚ぴょん (2013-11-28 10:32)
塚ぴょん さん
大きさもそうですが しっかり紙焼きされた写真の力は強いですね。
by kurakichi (2013-11-28 17:48)
野良犬、いや“先祖帰り”した完全な野生の狼です!?
by 風来鶏 (2013-11-28 22:35)
風来鶏 さん
野生ですね~
怖いです。
by kurakichi (2013-11-28 23:23)
1999年にサンフランシスコ近代美術館で回顧展ありました...
http://www.sfmoma.org/exhibition/daido-moriyama/
by サンフランシスコ人 (2018-04-25 01:27)