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近藤伸子ピアノリサイタル  [MUSIC]

1月9日に
 
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近藤伸子さんのピアノリサイタルを東京文化会館に聴きに行きました。

以前にも書いたように 近藤伸子さんは 20世紀のピアノ曲シリーズ と Kondo Nobuko Plays Bachシリーズ を毎年交互に行っていて 前回が 20世紀のピアノ曲シリーズ のオリヴィエ・メシアンで 
 
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今回はバッハシリーズの7回目です。

最初は『最愛の兄の旅立ちによせるカプリッチョ BWV992 』で2曲目が『4つのデュエット BWV802-805 』でした。
どちらも私にとっては初めての曲で特に『最愛の兄の、、、』はバッハ19歳の時の作品で若々しいというかまだまだあれもこれも試してみるが深さが足りないといった印象でした。
前半の最後は私の大好きな『イタリア協奏曲』でした。
明るく溌剌とした曲想がとても良いです。
伸子さんは椅子に座ると何のためらいもなくスッと弾き始めました。
おそらく彼女にとっても弾いていて楽しい曲なのでしょう。

さて後半は聴く側にとっても気合が入る曲が並んでいました。
まず『半音階的幻想曲とフーガ ニ長調 BWV903 』
この曲は出だしの駆け上がるような音階の一音一音が粒立っていて幻想的世界に引き込まれて とても良い心持になってしまいました。
どのような曲かというと ここで他のクラシックの演奏家のものを載せるのも憚れるので
これはどうでしょうか



ワード・オブ・マウス

ワード・オブ・マウス

  • アーティスト: ジャコ・パストリアス,ハービー・ハンコック,ヒューバート・ロウズ,ウェイン・ショーター,マイケル・ブレッカー,トゥーツ・シールマンス,ジャック・ディジョネット,ピーター・アースキン,ボビー・トーマスJr.,ドン・アライアス
  • 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
  • 発売日: 1995/10/25
  • メディア: CD


ジャズになったこの曲も私は好きなのです。
途中で違う曲になってしまいビートルズのブラックバードに続くのもなかなか良いです。
ジャコの超絶テクニックとセンスに脱帽です。

さて次が『幻想曲とフーガ イ短調 BWV904 』と続き
最後が『音楽の捧げものより 3声・6声のリチェルカーレ BWV1079 』でした。
私などは3声ぐらいまでは何とか旋律を追えるのですが 6声となっては、、、
曲の最終盤は圧巻でした。
全身全霊で鍵盤に命を吹き込んでいるといった印象の演奏でした。
演奏する側はもちろん大変なのでしょうが聴く側も緊張する曲でした。
そしてアンコールには平均律の1番を軽快に優しく聴かせてもらって
 
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心が少し軽くなって帰ることができました。

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コメント 2

般若坊

『半音階的幻想曲とフーガ ニ長調 BWV903 』・・・確かに良いですね!ギターですね。思わず引き込まれました。
クラシックの新しい表現と云うのも面白いですね!
by 般若坊 (2014-01-11 10:34) 

kurakichi

般若坊 さん

ジャズの人たちはバッハがお好きな方が多いようで他にもいろいろあります。
バッハの時代教会音楽は別として音楽を楽しむときにかなり即興をしたようでそういった精神がジャズにつながっているのでしょう。

by kurakichi (2014-01-11 11:45) 

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