新宿駅西口ロータリーは美しい [建造物]
私は新宿駅西口ロータリーが好きで美しいと思っています。
当然構造物は人が使うことを前提として作られているので時が経ちニーズが変われば
例えば
大型ロッカーが据えられ、
期間限定のショップにも使われます。
しかし基本的な構造は竣工当時のものを留めています。
西口ロータリーの
このバスターミナルも基本的に昔のままです。
私はここでバスを利用することはめったにないので今回
横断歩道を渡って行ってみました。
今は使われていない交番がありました。
地下の交番が充実しているのでここに常駐しなくても良いか、、、
ということでだいぶ傷んでいました。
車と人を区切るこの壁が目に留まりました。
この西口ロータリーに親しみを感じるのはこのタイルだったのか―と思ったのです。
人が触れるところ、目にするところに
このように微妙な曲線と手作りタイルが使われています。
費用的なことから今の建築ではこのような贅沢できないでしょう。
この西口ロータリーを設計したのは坂倉準三氏です。
彼は前川國男氏とともにル・コルビュジエの弟子であって水平線が美しい作品を残しています。
西口ロータリーを俯瞰で見ると直線的要素が目立ちますが ディテールにおいてはこのタイルを使うこと、細部に微妙なカーブを使うことで 人にも優しい形になっています。
その設計姿勢は
西口ロータリーと同時に作られた小田急百貨店の建物にも見て取れます。
じっくり見ると薄いブルーに塗られたボックスが良いアクセントになっています。
このブルーのボックスは何だろうと近づいて見ると そこは
災害時の非常口でした。
この建物も50年近くになります。
そろそろ建て替え時期でしょうか。
残念ながら どんなに素晴らしい建物もいずれは建替えられる運命にあるのです。
当然構造物は人が使うことを前提として作られているので時が経ちニーズが変われば
例えば
大型ロッカーが据えられ、
期間限定のショップにも使われます。
しかし基本的な構造は竣工当時のものを留めています。
西口ロータリーの
このバスターミナルも基本的に昔のままです。
私はここでバスを利用することはめったにないので今回
横断歩道を渡って行ってみました。
今は使われていない交番がありました。
地下の交番が充実しているのでここに常駐しなくても良いか、、、
ということでだいぶ傷んでいました。
車と人を区切るこの壁が目に留まりました。
この西口ロータリーに親しみを感じるのはこのタイルだったのか―と思ったのです。
人が触れるところ、目にするところに
このように微妙な曲線と手作りタイルが使われています。
費用的なことから今の建築ではこのような贅沢できないでしょう。
この西口ロータリーを設計したのは坂倉準三氏です。
彼は前川國男氏とともにル・コルビュジエの弟子であって水平線が美しい作品を残しています。
西口ロータリーを俯瞰で見ると直線的要素が目立ちますが ディテールにおいてはこのタイルを使うこと、細部に微妙なカーブを使うことで 人にも優しい形になっています。
その設計姿勢は
西口ロータリーと同時に作られた小田急百貨店の建物にも見て取れます。
じっくり見ると薄いブルーに塗られたボックスが良いアクセントになっています。
このブルーのボックスは何だろうと近づいて見ると そこは
災害時の非常口でした。
この建物も50年近くになります。
そろそろ建て替え時期でしょうか。
残念ながら どんなに素晴らしい建物もいずれは建替えられる運命にあるのです。
今日は馴染みの景色ですが
そう言えば タイルですね。階段のところ
kurakichiさんは、建築関係も造詣が深いのですね
そして小田急のブルーなんて気がつきませんでした。
by majyo (2015-03-11 18:26)
majyo さん
そうですね、建築関係では前川國男とか坂倉準三といったル・コルビュジエ系の人が好きです。
by kurakichi (2015-03-11 23:56)
新宿はよく行く場所ですが、そうですね、確かにあのタイルは
特徴的ですね。手摺もカーブになっていたのですね。
今度行った時に注意して見てみます♪
by みち (2015-03-12 22:58)
みち さん
機能、能率を追及するといったベースの上に成り立つこの建造物のディテールには意外と手作り感があってホッとします。
by kurakichi (2015-03-12 23:08)