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見番通りの向嶋墨堤組合  [街並]

三囲神社の脇にある見番通りを少し行くと
 
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立派なビルの 向嶋墨堤組合 がありました。
墨堤組合って何の組合?
この通りの名前に付いている見番そのものがこの向嶋墨堤組合でした。
goo辞書によれば
 その土地の料理屋・芸者屋・待合(まちあい)の業者が集まってつくる三業組合の事務所の俗称。
 また、近世、遊里で、芸者を登録させ、客席に出る芸者の取り次ぎや玉代(ぎょくだい)の計算など
 の事務を扱った所。
と書かれています。
 
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向島は江戸時代に連歌や俳諧の会席が行われる料亭が出現し、その席に華を添える芸者も誕生し いわゆる花街として発展してきました。
上にもあるように花街には置屋、料理屋、待合の三業種が必要ですが この地では昭和61年(1986年)に三業それぞれだった芸妓組合、料亭組合、料理店組合が合併し見番(向嶋墨堤組合)になったのだそうです。
業務としては料亭への芸妓の手配、料亭の予約手配、置屋、他花街の統括管理を行っていて、また芸妓の育成、お稽古、等々、伝統文化継承活動も行ってるのだそうです。
ちなみに平成24年(2012年)現在約100名の芸妓さんが登録されているとのことです。
私はお座敷遊びなど全く経験がないので説明ができませんが、向嶋墨堤組合のHPにはお座敷遊びのいろはも載っているのでご興味がおありの方はここをクリックしてみて下さい

さてこの向嶋墨堤組合の3軒先の交差点の角に
 
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ちょっと入ってみたくなった生ジュース屋さんがあったのですがこの先で行ってみようと思っていた喫茶店があるので ここは我慢して 隅田川の堤側に曲がると
 
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向島歴史散策案内板がありました。
これは総合案内板で先ほど見た向嶋墨堤組合の前にあったものは14か所に設置されているスポット説明板のようです。
鬼平情景説明板やこの案内板の設置を見ると墨田区がかなり観光に力を入れていることがわかります。

さて
 
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この日は3月26日だったのでまだ二分咲きの桜を眺めつつ行くと
 
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牛頭山弘福禅寺というお寺がありました。
牛頭山?そうこのお寺の隣が
 
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牛島神社があった場所なのです。
江戸時代弘福寺が牛島神社の別当寺だったのでしょう。

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