近藤伸子ピアノリサイタル2015 [MUSIC]
今年も11月4日に
近藤伸子ピアノリサイタルに行ってきました。
場所は
上野の東京文化会館の
小ホールです。
近藤伸子さんは
いわゆる現代音楽の中の20世紀のピアノ曲とバッハの作品をほぼ1年交代で演奏しています。
前回はシュトックハウゼンでしたので今年はバッハのフーガの技法です。
しかし今年は
フーガの技法の前に現代音楽のウェーベルンのピアノのための変奏曲が演奏されました。
なぜ近藤さんがこの作品を選んだのはウェーベルンの作品はシンメトリックな構造が多くフーガの技法とも共通し両者が相照らしそれぞれの魅力をひきたてることを企画したため選んだのだそうです。
素人の私にはよくわかりませんでしたが ウェーベルンの作品はメロディーを追うのではなく一つの音の塊として聴いていて確かに心地よいものでした。
さてフーガの技法ですがこれはバッハ最晩年の作品でいろいろと謎に包まれています。
その謎についても楽譜付きの解説パンフレットで近藤さんが説明して下さっています。
まず指定楽器がない。
YouTubeのこれは
弦楽器で演奏されています。
もちろんチェンバロやピアノによっても演奏される楽曲でピアニストの近藤さんも今回取り上げたわけです。
パンフレットでは各楽曲の構造、つまりどういう対位法が使われているかの近藤さんの解説ものっていて演奏前に一通り読みましたが、いざ演奏が始まってしまえばそんなことはどうでもよく ただただバッハが組み上げた精緻な音場に浸っていました。
アンコールはゴールドベルク変奏曲のアリアでした。
実は近藤さんはお姉さまの中国文学者であった近藤直子さんを亡くされたばかりでこのアリアは心にしみました。
近藤伸子ピアノリサイタルに行ってきました。
場所は
上野の東京文化会館の
小ホールです。
近藤伸子さんは
いわゆる現代音楽の中の20世紀のピアノ曲とバッハの作品をほぼ1年交代で演奏しています。
前回はシュトックハウゼンでしたので今年はバッハのフーガの技法です。
しかし今年は
フーガの技法の前に現代音楽のウェーベルンのピアノのための変奏曲が演奏されました。
なぜ近藤さんがこの作品を選んだのはウェーベルンの作品はシンメトリックな構造が多くフーガの技法とも共通し両者が相照らしそれぞれの魅力をひきたてることを企画したため選んだのだそうです。
素人の私にはよくわかりませんでしたが ウェーベルンの作品はメロディーを追うのではなく一つの音の塊として聴いていて確かに心地よいものでした。
さてフーガの技法ですがこれはバッハ最晩年の作品でいろいろと謎に包まれています。
その謎についても楽譜付きの解説パンフレットで近藤さんが説明して下さっています。
まず指定楽器がない。
YouTubeのこれは
弦楽器で演奏されています。
もちろんチェンバロやピアノによっても演奏される楽曲でピアニストの近藤さんも今回取り上げたわけです。
パンフレットでは各楽曲の構造、つまりどういう対位法が使われているかの近藤さんの解説ものっていて演奏前に一通り読みましたが、いざ演奏が始まってしまえばそんなことはどうでもよく ただただバッハが組み上げた精緻な音場に浸っていました。
アンコールはゴールドベルク変奏曲のアリアでした。
実は近藤さんはお姉さまの中国文学者であった近藤直子さんを亡くされたばかりでこのアリアは心にしみました。
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