森山大道写真展 【裏町人生～寺山修司】 を観に行った

インターメディアテクのジャズ集大成に行く前に渋谷で行われている
　


森山大道写真展 【裏町人生～寺山修司】 を観に行きました。
場所は渋谷の道玄坂にある
　


ポスターハリスギャラリー。
ホテル街の袋小路のドン詰まりの会場は２月に観に行った東京芸術劇場での写真展より森山氏によりふさわしいと感じました。

この写真展は森山氏の写真集の出版記念の写真展ですが　その写真集から抜粋した大判の写真を観ていると心がざわざわしてきます。
会場にはテーブルとイス　それに森山氏の他の写真集もあったりして長居ができるのですが　今回の写真集を早速買って
　

　
近くの喫茶店 シャルマンに行きます。
そこで
　


ウィンナーコーヒーなぞを飲んで買った写真集を
　


パラパラめくってみました。
表紙はあの野犬です。
そして裏表紙は
　


これも野犬と同じようによく登場する逃げる女。
布を使った装丁がいい。
中表紙には
　


森山大道氏のサイン。
文章は寺山修司氏のエッセイ「スポーツ版裏町人生」より５篇を選び　そこに森山氏の写真をぶつけていったもので
　


寺山氏のエッセイがまるで詩の断片のように扱われていて
　


ページによって活字が横組みだったり縦組みだったり　その大きさも
　


変えています。
この本はもちろん森山大道氏の写真集であるものの　この構成を行ったグラフィックデザイナー町口覚氏の本であるともいえます。
素晴らしい一冊です。

タグ：森山大道 寺山修司 写真展 本 渋谷