今　イサキが旨い　：雲が流れる如く：SSブログ

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今　イサキが旨い　　[食と料理] [編集]

前回は　トビウオ　を紹介したが　今回は　イサキ　である。
イサキも今の時期おなかに卵を持っている。

産卵期を前にした魚は　脂がのってきて旨みも増してきている。
今回は府中市場の大省商店で　６尾で1,000円だった。
少し小さい２尾を刺身にし、残った４尾を塩焼きにして食べた。

刃物の研ぎには自信があって　私の包丁は　スパスパ　何でもよく切れる。
しかし、魚を捌き　骨を切るのに　それこそ骨の折れることが度々ある。　
特に　このイサキは　『鍛冶屋殺し』　とも言われ　その骨はとても硬くて難儀をする。
（『鍛冶屋殺し』とは　昔鍛冶屋がイサキの骨をのどに刺して死んだから　こう呼ばれるとあるが　単に　イサキを捌く時骨が硬いので包丁がすぐ刃こぼれするため　と解釈する方が自然であると思う。　それなら　『鍛冶屋泣かせ』　でもよいか）

魚を捌いていて　時々考えることがある。
どうして　バラバラ殺人事件なんてことが出来るのだろうと。
私も　生き物の命を奪うことが無いわけではない。　やぶ蚊も叩き潰すし、　魚を釣って　食べもする。
が　人の命を奪いたいと思ったことは一度も無い。
まして　証拠の隠滅に遺体をバラバラにするなんて　とても私には考えられない。　
そんな面倒なこと　力のいることなど　よくやれるなー　と思ってしまう。