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両国と珠玉の輿展  [展示会・展覧会・イベント]

『珠玉の輿展』 

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を見に両国に行ってきました。
この江戸東京博物館は

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だいぶ変わった形をしています。

設計は菊竹清訓氏 
彼の作品 『ホテル・ソフィテル東京』 は先日解体されてしまいました。
メタボリズム(新陳代謝)を一緒に提唱していた黒川紀章氏の 『中銀カプセルタワービル』 が次の解体のターゲットになっている事が 残念ながらまさに都市の新陳代謝を象徴しています。

さて この 『珠玉の輿展』 は大変な人気で この日も主に北関東から 

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バスを連ねて多くの人が見に来ていました。
展示の内容はすばらしく、
篤姫が乗ったとされる黒塗りの籠も凛とした気品があり良いのですが 
私は 『梨子地葵紋散松菱梅花唐草文様蒔絵女乗物』 が色が柔らかく 好ましく感じました。
多くの籠の内部は 花鳥風月、源氏物語の一場面などが描かれいて、日本人の美意識と工芸のすばらしさを改めて認識することができます。

この両国駅の ちょっと低い位置にある
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このホームには思い出があります。
小学生のとき 外房の鵜原に臨海学校に行くときの列車はこのホームから出発しました。
集合は確か両国駅のエントランスホールでしたが 今は建築現場事務所のプレハブが立っていて そこに入ることができなくなっているようでした。
そのエントランスホールの石でできた床には土俵の絵が描いてあったのを覚えています。
そのエントランスホールの雰囲気は

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今の改札付近に窺い知ることができます。
両国の名の由来は 江戸時代ここが武蔵国と下総国の境だったためと言われていますが、この駅に集合したときは すでに一歩東京から出てしまったという気持になりました。 (もちろん県境は江戸川であることは知っていましたが)
やがて始発駅も新宿駅になり、今は東京駅になりました。

この日は ちょうど

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国技館では初場所が行われていました。
そして 江戸東京博物館の裏には

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寒桜が咲いていました。

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m-grace

kurakichiサンの記事はいつも物語のようですね。
最後の締めがいつも穏やかなほっこりする一枚であったり
一文であったり。
今日も穏やかな気持ちにさせてもらいました☆
by m-grace (2009-01-30 09:19) 

kurakichi

Grace さん

Graceさんにほめて頂いて すごくうれしいです。


by kurakichi (2009-01-30 09:45) 

お茶屋

江戸東京博物館!
実はまだ一度も伺ったことがなく・・・^^;
ぜひ足を運んでみたいところです♪
by お茶屋 (2009-01-30 11:28) 

kurakichi

お茶屋 さん

今回は 『珠玉の輿展』 を見るのでもうへとへとで 常設展を見る気力は残っていませんでした。 気力体力十分なときにいらしてください。


by kurakichi (2009-01-30 13:32) 

hanako

両国ってそういう意味だったのですか。
同じ年齢層ではないかと思いますが、知識が深くてらして、尊敬します。
by hanako (2009-01-30 14:13) 

kurakichi

hanako さん

いやー 私は相当年寄りですよ。


by kurakichi (2009-01-30 14:42) 

華蓮

お天気がいい日ですね。
こっちは雨がザーザーです。
by 華蓮 (2009-01-30 18:47) 

kurakichi

華蓮 さん

ここに行ったのはちょうど一週間前の23日で 大変天気がよい日でした。
今日は 東京もひどい雨降りです。

by kurakichi (2009-01-30 20:05) 

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