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江戸東京たてもの園 5  [あの頃]

さあ 今回のお目当ての一つ 文京区西片二丁目の 
 
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『小出邸』 です。
同行の追分校卒業の先輩宅のご近所にあった建物で 1996年まで実際に住まわれていました。
少し変わった形のこの建物は堀口捨己氏の設計で 今はない彼の設計した紫烟荘によく似ています。

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この部屋は なんと二畳もある脱衣場でした。 

ここの
 
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応接間はかなり重厚感があります。 そして そこにある
 
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わざとしぼをつけて貼った銀箔の吊棚は 堀口捨己氏が茶室を研究していたことの現れでしょう。

さて二階の和室の
 
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袋棚の右の柱がこの家の芯柱で その上は

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このような屋根裏になっていました。

この建物は1925年に建てられ それから71年間だいじに住まわれて 今ここにあるのです。


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コメント 6

お茶屋

まどの大きさが 結構ありますよね!
陽の光がたくさんはいって、気持ち良さそうです☆
by お茶屋 (2009-03-04 08:33) 

kurakichi

お茶屋 さん

部屋の南側が 縁側というか廊下のようになっていてそこにガラスの引き戸があります。 このような形のものは最近まったく見られなくなりました。
ある意味空間を贅沢に使っています。
by kurakichi (2009-03-04 09:00) 

m-grace

昔は全て手作業ですもんね。
昔と今とでは暮らし方やものの考え方も変わってきて
需要が減っているのかもしれませんが
手仕事の素晴らしさ、匠の技術はなくならないで欲しいです。。。
by m-grace (2009-03-04 10:10) 

kurakichi

Grace さん

現代の住宅建築のほとんどは アッセンブリーになってしまっています。
既成のパーツを持ってきて その取り合わせ部分に少し手をかける程度です。 
まあ そうでもしないと 住宅はとんでもない値段になってしまいます。
by kurakichi (2009-03-04 10:26) 

華蓮

キレイなお家ですね!
赤いソファでテーブルを囲みながら・・・
by 華蓮 (2009-03-04 22:36) 

kurakichi

華蓮 さん

この家のお嬢様が弾いたのでしょう
応接間の窓の左にはピアノがありました。
今の言い方では セレブなお宅でした。
by kurakichi (2009-03-04 22:43) 

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