土に触れること [自然]
パペルブルグに行った帰りに いとこの家にも寄ってみました。
いとこのユキちゃんは 時々畑で取れた野菜を送ってくれます。
今年の1月には
絵手紙つきで どろつき野菜をいろいろ送ってくれました。
母屋の前の日よけの下のテーブルでは
お茶をしたりお昼を食べたり この時期楽しい時間をすごすことができます。
いっぱい花を咲かせているカモミールの向こう側が畑で 苺や芋などが植えられていました。
畑の向こうに見える建物は 隣にある保育園の建物なのですが 保育園から園児たちが直接
この畑にこられるように
スロープを作ってあります。
明日は その園児たちがトマトときゅうりを植えに来るのだそうです。
もちろん園児たちは素手で土をいじることになるのですが 今の生活では土を見ることさえまれな上 母親からは土いじりなど汚いからやってはダメと教えられているので はじめはしり込みする子も多いそうです。
土をいじれば手は汚れるもの 汚れた手は洗えば綺麗になる という基本を教えれば
普段 自分では綺麗だと思っている手を母親に言われ しぶしぶ洗うよりも たくさん土のついた手を一生懸命洗って土の汚れを落としたほうが 子供としても手を洗ったという実感がわくはずです。
そして植物という生命が 日々変化していくのを目にし 世話をすれば大きくなって実を結ぶことを実感することが 子供たちにとって大きな驚きと 物事への興味の源泉になるはずです。
なかなか面白いことをやっているなあ と感心してしまいました。
この日ユキちゃんは 今年の苺は実なりが悪く その原因はミツバチの減少だろうと言っていました。
ユキちゃんは 近くに住む植物の研究家のところに行った時 実際に巣箱の前で ばたばた死んでゆくミツバチを目にしたそうです。
その先生は 原因はおそらく農薬の使用にあるのだろうと言っていたそうです。
もちろん主たる原因が農薬の使用にあるのかもしれませんが こういったカタストロフィー的な現象の根源はもっと広範囲な構造的変化にあるのではないかと思います。
11日の夜にNHK教育の 『視点・論点』 で 『生物と無生物の間』 の著者 青山学院大学教授 福岡伸一氏が このミツバチの減少について 自然界における平衡の重要性を軸に 狂牛病やインフルエンザについても触れて話をしていました。
ミツバチの減少は ある一つの事象の効率性を追求することが 結果的にとんでもないことを引き起こすことになるのではないかと言うことに対する警鐘なのだと 福岡氏は言っていました。
私は園芸を少しやっていますが 園芸はエゴの塊だと思っています。
そして人間そのものがエゴから出発している以上 このエゴからまったく離れてしまうことはできません。
ここで重要なのは エゴを先鋭的に追求すること 言い換えれば 効率のみを追求すること ではなくどこかで自然と折り合いをつける事だと思っています。
いとこのユキちゃんは 時々畑で取れた野菜を送ってくれます。
今年の1月には
絵手紙つきで どろつき野菜をいろいろ送ってくれました。
母屋の前の日よけの下のテーブルでは
お茶をしたりお昼を食べたり この時期楽しい時間をすごすことができます。
いっぱい花を咲かせているカモミールの向こう側が畑で 苺や芋などが植えられていました。
畑の向こうに見える建物は 隣にある保育園の建物なのですが 保育園から園児たちが直接
この畑にこられるように
スロープを作ってあります。
明日は その園児たちがトマトときゅうりを植えに来るのだそうです。
もちろん園児たちは素手で土をいじることになるのですが 今の生活では土を見ることさえまれな上 母親からは土いじりなど汚いからやってはダメと教えられているので はじめはしり込みする子も多いそうです。
土をいじれば手は汚れるもの 汚れた手は洗えば綺麗になる という基本を教えれば
普段 自分では綺麗だと思っている手を母親に言われ しぶしぶ洗うよりも たくさん土のついた手を一生懸命洗って土の汚れを落としたほうが 子供としても手を洗ったという実感がわくはずです。
そして植物という生命が 日々変化していくのを目にし 世話をすれば大きくなって実を結ぶことを実感することが 子供たちにとって大きな驚きと 物事への興味の源泉になるはずです。
なかなか面白いことをやっているなあ と感心してしまいました。
この日ユキちゃんは 今年の苺は実なりが悪く その原因はミツバチの減少だろうと言っていました。
ユキちゃんは 近くに住む植物の研究家のところに行った時 実際に巣箱の前で ばたばた死んでゆくミツバチを目にしたそうです。
その先生は 原因はおそらく農薬の使用にあるのだろうと言っていたそうです。
もちろん主たる原因が農薬の使用にあるのかもしれませんが こういったカタストロフィー的な現象の根源はもっと広範囲な構造的変化にあるのではないかと思います。
11日の夜にNHK教育の 『視点・論点』 で 『生物と無生物の間』 の著者 青山学院大学教授 福岡伸一氏が このミツバチの減少について 自然界における平衡の重要性を軸に 狂牛病やインフルエンザについても触れて話をしていました。
ミツバチの減少は ある一つの事象の効率性を追求することが 結果的にとんでもないことを引き起こすことになるのではないかと言うことに対する警鐘なのだと 福岡氏は言っていました。
私は園芸を少しやっていますが 園芸はエゴの塊だと思っています。
そして人間そのものがエゴから出発している以上 このエゴからまったく離れてしまうことはできません。
ここで重要なのは エゴを先鋭的に追求すること 言い換えれば 効率のみを追求すること ではなくどこかで自然と折り合いをつける事だと思っています。
東京とは思えないこれほどの広さを、管理はどなたが?草一つないのもすごい!
by はなこ (2009-05-13 09:37)
また今回も絵手紙付なんですね♪
蜂の減少、大きな問題になってるみたいですね。
受粉用に蜂を輸入するって聞きました。
ホントに色んなことが狂ってきてますね。
by m-grace (2009-05-13 09:53)
はなこ さん
いえいえ 草ぼうぼうです。
ただし 畑は耕しますので 雑草は少ないのです。
by kurakichi (2009-05-13 11:18)
Grace さん
経済性、効率性を追求すると いろいろなところからほころびが生じます。
始めは 局所的にほころびに対処していればなんとかなりますが いずれカタストロフィー的事態になってしまうのでしょう。
さあ これをどうしたものでしょうか。
by kurakichi (2009-05-13 11:24)
素敵な絵手紙☆
こういった塩梅に 書けるようになりたいです^^;
by お茶屋 (2009-05-13 12:33)
お茶屋 さん
私も画才がないので うらやましく思っています。
by kurakichi (2009-05-13 13:45)
素敵な庭ですね
でも手入れが大変そう
by kakasisannpo (2009-05-13 19:45)
kakasisannpo さん
その手入れが楽しいことの一つなのですよ。
by kurakichi (2009-05-13 19:50)
折り合いをつけること、ですかぁ。
奥深いです。
by Sumi (2009-05-14 10:13)
Sumi さん
何事も折り合いなのだと思っています。
by kurakichi (2009-05-14 13:19)