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民俗音楽について考えてみる 1  [MUSIC]

Ora のNo.002
 
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が発売されたので買ってみました。
今回は 編集長の野上郁哉氏のパキスタン取材旅行をもとに パキスタン音楽特集が組まれています。
この取材旅行については野上氏のブログ 『Ora編集部つれづれ日記』 でも写真と共に見ることができます。
 
野上氏は 編集後記で この雑誌は単なる民俗音楽の雑誌ではなく ワールドワイド ボーダレスの音楽雑誌を目指すと書いています。
世界にたくさんあるすばらしい音楽を紹介したいとする 野上氏は今回は パキスタンの音楽を取り上げているのですが 記事を読むと地元の人に深くしみこんでいる音楽は 我々の周りに存在するものとは大分かけ離れているように思えます。
かなり宗教的であるし、生演奏を会場に聴きに行き 薬のせいもあるのでしょうが 恍惚になるためのもののようなのです。
しかし そういったパキスタンでも都市化が進み 音楽が変化してきているようです。
世界における共通言語の一つに英語があるように 音楽ではピアノ(キーボード)、E.ギター、ベース、ドラムが共通言語的なものとなっています。
今回付録についていたCDを聞いてみると その共通言語的楽器を取り入れたものがほとんどで、我々にも聞きやすいものが増えてきているように思えます。
あまりにネイティブなもの つまり これぞ民俗音楽といったものは 実際その現地に言って聞くとか かなりその民族についての理解がない限り 本当に楽しんで聞くことは難しいのではないかと思います。

共通言語的楽器を取り入れるといった過程を経て ボーダレスに音楽が広まってゆくのだろうと思うのですが その過程で 消化不良というかもうひつつだねー という音楽もまだまだ多いのです。

民俗音楽といえば 私は 1979年のNHKドラマ 『阿修羅のごとく』 のテーマで使われていたトルコ音楽を思い出します。
それは
 


こんな音楽なのですが
今の若者は
 


このように演奏するのですが やはり消化不良というか どうもねー

日本でも いわゆるエレキがはやり始めた頃 寺内タケシという人が民謡をエレキギターでやっていたことを思い出します。



これは驚いた あららら~ 渡辺香津美も参加しているのに ビックリ

ある意味ここまでくれば 
 


かなりこなれたものになっている気がします。 

これは おまけなのですが
 


やはり 泣けてしまいます。 合掌

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kurakichi

この記事を書くきっかけとなった野上郁哉氏は7月24日0時ごろ轢き逃げに遭い逝去されました。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110724/dst11072409000002-n1.htm
謹んでご冥福をお祈りいたします。

by kurakichi (2011-07-25 21:51) 

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