最近読んでいる本

時々コーヒーを飲みに行く ほんやら洞
私はカウンターの端に座って
　


このような風景をボーっと見ていることが多いのですが
たまには本を読んだりもしています。

今読んでいるのは
　


この本です。

文字を書くのに毛筆を使うのは中国、朝鮮、そして日本ぐらいでしょうか。
漢字から積極的に離れることを選択した朝鮮に書の文化はあまり見られませんが　中国と日本には書の文化があります。
西洋にもカリグラフィーと呼ばれる手書きの書法がありますが　これは統一感を持っていかに綺麗に書き文字を見せるかといったデザイン的なもので　日本や中国の書の文化とはだいぶ違ったものです。

我々日本人は　人が書いた文字にはその人の性格、いやそれ以上のその人の人格が現れると信じていています。
私もこの本を読んでみて、そして過去の偉人の書を見て　そのことは正しいと思っています。

例えばこの書は日本最古の肉筆と言われている
　


聖徳太子が書いた法華義疏（ほっけぎしょ）です。

きっちり升目に収められた均整のとれた文字は真面目で　いかにも聖徳太子と言う感じがしてとても好感が持てます。

初の字を衣偏ではなく示偏にしてしまった人の
　


この書はあまりにレベルが低すぎます。
私も含めて自分が書いた文字の方がまだましと思われる人が多くいるでしょうね。

タグ：ほんやら洞 本 書 聖徳太子

コメント 16

なるほど、改めて『書』について考えさせられました
by 駅員3 (2011-07-03 08:25) 

韓国の人が、あのハングル文字を筆で書く書道をやっているのを
見たことがあります。
日本人には記号のように見えてしまうハングル文字ですが、
きちんと筆で書かれると、美しいものでしたよ。
by ＮＯＮＮＯＮオヤジ (2011-07-03 09:56) 

こんにちは。
書の達つ人は、絵画もうまいですね。うらやましく思います。
by sig (2011-07-03 16:02) 

駅員３　さん

書いた人の個性がにじみ出てしまう書というものはある意味怖いものでもありますね。

by kurakichi (2011-07-03 16:47) 

ＮＯＮＮＯＮオヤジ　さん

韓国もペンや鉛筆が一般的になるまでは筆が唯一の筆記具であったことは日本と同じですね。
私も毛筆で書かれたハングル文字を見たことがあります。

by kurakichi (2011-07-03 16:51) 

ｓｉｇ　さん

この本にも書かれていますが　剣聖宮本武蔵は書も画も素晴らしいですね。

by kurakichi (2011-07-03 16:55) 

聖徳太子は実在しなかったという説もあるようですが。
あまりに伝説の多いかたですよね。
私、この本、欲しいですー。
by Far-East (2011-07-03 17:45) 

書をみるとその人の性格がわかる　といいます。　聖徳太子の書を見て　どのようなひとであったか・・・知りたいですね！
下の方の性格は　イヤッ　というほどわかってますから、このような字なんでしょうか・・・
by 般若坊 (2011-07-03 18:22) 

せめて自分の名前くらい、ちゃんと書きたいと
筆ペンを練習しているのですが
長年染みついた悪筆を直すのは至難の技
なかなか上達しません。
by そらへい (2011-07-03 20:32) 

いつまで初心なのでしょうね、嫌になります。
by ばん (2011-07-03 21:09) 

Far-East　さん

この本には古書店で出会いました。
古書店の方が良い本に出会えそうな気がします。

by kurakichi (2011-07-04 10:22) 

般若坊　さん

聖徳太子はずいぶん昔の人で　また歴史が作ってきた人でもあります。
本当の姿は分かりませんが　彼の伝説を読むことで日本人というものを理解できるような気がします。

by kurakichi (2011-07-04 10:25) 

そらへい　さん

私には　そらへいさんが書く字はきっと穏やかでやさしい字だと思えるのですが、、、

by kurakichi (2011-07-04 10:29) 

ばん　さん

この人の初心って一体何だったのでしょうかね?

by kurakichi (2011-07-04 10:33) 

あ、この本良いですね。
わたしは書くのは下手なのですが、見るのは大好きです。
今度本屋で探します。
by ナツパパ (2011-07-04 22:22) 

ナツパパ　さん

書の魅力がよくわかるとても良い本だと思います。

by kurakichi (2011-07-05 01:02)