国分寺薬師堂

武蔵国分寺から少し西（立川方面）にいったところに石段があって　それを上ると
　


庚申塔と大乗妙典六十六部日本廻国供養塔があります。
残念ながら左の石碑はほとんどが欠けていて　いったいこれが何なのかはわかりませんでした。

青面金剛と三猿が刻まれている庚申塔の右側面には　宝暦十四年申三月　と刻まれていて　
これが１７６４年に作られたことがわかりました。
庚申塔の右にあるのが
　


大乗妙典六十六部日本廻国供養塔と刻まれている石碑で　これは全国６６ヶ所にある霊場を廻り納経をしたことを記念し奉納した石碑です。
この石碑の右側面には　寛政二年庚戌歳十月吉祥日　と刻まれていて１７９０年に作られています。
左側面には　武州多摩郡国分寺村　行者　小坂三郎兵衛　と刻まれていました。

さてこの庚申塔の少し先にある
　


仁王門は宝暦年間（１７５１～１７６４年）に作られたそうで　
中には
　


立派な仁王さまがいらっしゃいます。
この仁王門からさらに階段が続き　それを上ると
　


木の根方に礎石がありました。
ここは壮大な伽藍であった昔の国分寺の
　


北院があった場所でした。
そしてこの先に
　


国分寺薬師堂があります。

昔の国分寺がなくなったことについては詳しくはわかっていないのですが　元弘３年（１３３３年）の分倍河原の戦いで新田義貞が敗走するときに焼失したといわれています。
新田義貞は勝ったり負けたりの戦を繰り返し建武５年（１３３８年）に福井で闘死しましたが　国分寺薬師堂は建武２年（１３３５年）に金堂跡付近にその新田義貞の寄進で建立されたと伝えられています。
その後宝暦年間（１７５１～１７６４年）に今の場所に建てかえられ、そのとき出た旧薬師堂の材木を使って石段下にある仁王門が作られたのだそうです。

タグ：武蔵国分寺 薬師堂 庚申塔 北院 大乗妙典六十六部日本廻国供養塔

コメント 13

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします(^^)
by でぶねこ (2012-01-05 06:18) 

あけましておめでとうございます。
都内各所の珍しい場所の紹介と
お料理の報告
今年も楽しみにしています。
by YOU (2012-01-05 07:17) 

おそばせながら・・・
明けましておめでとうございます☆
本年もどうぞよろしくお願い致します！！
by お茶屋 (2012-01-05 12:20) 

本年もよろしくお願い致します。
by こうちゃん (2012-01-05 14:08) 

今年もよろしくお願い致します。
by 美美 (2012-01-05 15:17) 

でぶねこ　さん
YOU　さん
お茶屋　さん
こうちゃん　さん
美美　さん

明けましておめでとうございます。
こちらこそよろしくお願いいたします。

by kurakichi (2012-01-05 17:50) 

こんばんは。

大乗妙典六十六部日本廻国供養塔立派です。梵字も３文字？
私の里にも同趣旨の供養塔があります。
by 夏炉冬扇 (2012-01-05 18:50) 

はじめまして、国分寺にこんな立派な薬師堂があるは驚きです。
新井薬師ばかりいっていました。
画像が綺麗ですね。また見に来ます。
by makon (2012-01-05 19:19) 

夏炉冬扇　さん

お遍路さんは今でもやっていますが　これをやっている人はほとんどいないようですね。

by kurakichi (2012-01-06 11:52) 

makon　さん

新井薬師なかなかいいお寺さんですね。
またお越しいただけるとうれしいです。
よろしくお願いいたします。

by kurakichi (2012-01-06 11:54) 

近くに古い道祖神があって、そこを通る度に、一度、写真に撮りたいと思いつつ、まだ、一度も撮っていませんでした。今頃は、おふだが集まっているのかな。。。
by kjisland (2012-01-08 12:14) 

kjisland　さん

庚申塔とか道祖神は歴史を語ってくれる貴重なものだと思います。
ぜひ写真に撮っておいてください。

by kurakichi (2012-01-09 10:24) 

Baм KoMneHcaцuя Tyt www.tinyurl.com/Pagavafe
by Baм Компенсация Tyt www.tinyurl.com/Pagavafe (2020-06-09 11:51)