東京ジャズ２０１４で聴いたものは

９月７日Ａホール夜の部の出演者は
　


まずトップがアーマッド・ジャマルのカルテットでした。
アーマッド・ジャマルの名はずいぶん前のマイルス・デイビスへのインタビューで（おそらくマイルスのモードの時代だったかとおもいます）マイルスが 「俺が今一番気に入っているピアニストはアーマッド・ジャマルさ」 と言ったのを聞いただけで今回まで全く触れてこなかったピアニストです。
彼の演奏は
　


彼は１９３０年生まれなので今年で８４歳ですが年を感じず演奏もとてもおしゃれです。

二番目に登場したのは菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールでした。
　


ところで菊地成孔氏を最初に知ったのは以前ＮＨＫのＥテレで彼が講師となってマイルスの音楽を説明する番組でした。
上のマイルスへのインタビューの話でモード期という言葉を使いましたが菊地氏はその番組の中でマイルスがやり始めたモードジャズについて説明しています。
　


彼は東大でもジャズの講義を行ったりしてある意味学者さんでもあって、また文筆家でもあり　そしてＤＪでもあったりしてかなりマルチな才能を持っています。

最後に登場したのは上原ひろみさんでした。
　


まあこれが大変素晴らしくとても満足なステージでした。
上原ひろみさんのことは
　


を見たのが最初だったかと思いますが　いま彼女は超売れっ子になっていて
　


信じられないようなスケジュールで演奏活動を行っています。

なおこの東京ジャズの模様は昨日の記事の 素人写真 さんからいただいたコメントにあるようにＮＨＫ ＦＭ でも同時放送されましたが　ＢＳプレミアムでも１０月１４日・２１日・２８日の午後１１時４５分～翌午前１時１５分に放送される予定になっています。

タグ：ライブ ジャズ

コメント 8

BSプレミアムの放送日をメモします。
ありがとうございます。
by 斗夢 (2014-09-19 05:30) 

斗夢　さん

お見逃し無きようチェックしてみてください。
http://www4.nhk.or.jp/tokyojazz/

by kurakichi (2014-09-19 21:20) 

BSプレミアムの放送予定をありがとうございました。
『モードジャズとはなにか』のＹｏｕＴｕｂｅとても面白かったです。
Kind of Blue　の　Blueって『都会の夜の音楽』、ブルーな感じ。
なんですね。そのＢｌｕｅだったとは知りませんでした。菊池さんの話も興味深く聴きました。
ありがとうございました♪

by ふくるぐ (2014-09-20 05:24) 

ふくるぐ　さん

この当時のマイルスには都会の夜が似合いますね。
Kind of Blue の一曲目は番組にもでてきていた So What でしたが　これはメンバーが録音時にコードが書かれていませんが、、、と言った時マルスが So what? それがどうした？　と言ったことでついたのだそうです。

by kurakichi (2014-09-20 09:00) 

いつもお寄りいただき有難うございます。上原ひろみさんが師と仰ぐピアニストは、ピーターソンとジャマルと聞きます。
by mwainfo (2014-09-20 10:30) 

mwainfo　さん

アーマッド・ジャマルのカーテンコールの時上原さんが花束を渡していましたよ。
美しき師弟関係を見ました。

by kurakichi (2014-09-20 23:41) 

So what の名前の由来がとても粋ですね。
楽譜もコードもなくてああなるというのは信じられません。
教えてくださり、ありがとうございました♪
by ふくるぐ (2014-09-21 05:30) 

ふくるぐ　さん

菊地成孔氏も言っていましたがセンスとか審美眼が良く自分のメロディーを作り出せる人が世の中には限られていますがいるんですねー。
うらやましい限りです。

by kurakichi (2014-09-21 19:55)