寺珈屋の話の前に [あの頃]
国分寺駅南口から東経大に向かう坂の途中にある国分寺マンションの歴史は古い。
坂を下ったところにはマンションの別棟のように ポツンと一軒喫茶店がある。
それが 中山ラビさんがやっている『ほんやら洞』だ。
この店の脇からマンションの地下部分に入ることができ、
この地階と一階には数件のテナントが入っている。
坂から見えるマンションの壁には
シルクハットを持った女性マジシャンのモチーフの看板があり
ここに入っているテナントが紹介されている。
若松会計事務所と船問屋は以前からあったが
ほとんどの店は 入れ替わってしまっていて
看板に『アンティーク アヴェニュー』とあるように
今は 骨董や古着を扱う店がほとんどだ。
『古美術 福重』の場所にホンダさんの『シモン』があった。
当時 喫茶店は 『寺珈屋』のような コーヒー専門店が主流であったが
シモンは コーヒーをおかず 紅茶とケーキだけだった。
へそ曲がりな私は そんな意地っ張りな性格のシモンが好きで 寺珈屋より多く行っていた。
私が国分寺青年団に入るきっかけとなったシマダに会ったのも確かこの店だった。
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