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10日間も安静でいられたわけ [アクシデント]

関節が元に戻ってしまえば 大きな痛みもなくなり すぐにでも起き上がることができたのだが、
処置の後に言った担当医師の言葉が気になってしまった。
先生はこう言った。
「明日からでも歩けるようになるかもしれませんが 一年後、数年後に骨が腐ることがあるんですよ。 そうならないためには 初めの段階でしっかり直しておかなければならないのです。 まあ 一週間はごろごろしていてください。」
これを聞いて 十数年前に亡くしたもう一人の友人のことを思い出した。
彼は阿佐ヶ谷の焼酎屋さんでの飲み仲間であり、その店に集まる常連と山菜取りや温泉に一緒に行く仲間だった。
彼は 朴訥とした秋田の人だったが 小さいころ股関節を脱臼しており、好きな山登りと大酒が悪く作用したのか あるとき股関節の異常に気がついた。 結果 人工関節をつけることになってしまった。 手術後にお茶の水の病院に 店の常連たちと見舞いに行ったことを覚えている。 
その後 からだの調子はあまりよくなかったと思う。 顔色もよくなかったし、以前より酒も弱くなっていた。
数年後の正月明けに 彼の音信がつかめないので 焼酎屋のママが心配して 彼のアパートを訪ねてみると なんと彼はすでに亡くなっており 2、3日は経過していた。
死因は股関節の壊疽であったらしい。
私は このことを思い出し 担当医師が良しというまでは 何が何でも寝たままでいようと決めた。
亡くなってしまった友人には 申し訳ないのだが、彼の死が今回の事故の教訓になってしまった。
彼に感謝してよいのやら 複雑な気持ちである。
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