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41年前の平凡パンチ [あの頃]

植草甚一責任編集の 『Wonder Land』 を探していたら 『平凡パンチ』 が2冊出てきた。
一冊は1967年3月20日号(定価50円)、もう一冊は1970年1月26日号(定価80円)

かつて 若者向け男性週刊誌として 『週刊プレイボーイ』 と 『平凡パンチ』 2誌がライバルとして競っていた時代があった。 残念ながら 『平凡パンチ』 は 1989年に休刊し 現在 『週刊プレイボーイ』 のみが存在する。

1967年 私はまだ中学生 どうせヌード写真見たさに買ったのだろうが 記事が意外と硬派で 中学生にはちょっと難しく あまり読みもせず 押入れに放り込んでしまったのだろう。
今改めて見てみると コンテンツもレイアウトもサラリーマン週刊誌を少しだけ若者向けにしているようで 若者っぽさがあまり感じられない。

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掲載広告も努力はしているのだが まだまだ垢抜けない。 (俺は 田中邦衛ダッ!!
ヌード写真も 大竹省二先生のきれいな写真で 若者が欲するエロっぽさをはるかに越えたところのものだった。

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そんな中で 表紙の大橋歩のイラストだけが 今見ても新しく 素敵だ。
これが3年後の1970年のものになると ずいぶん若者向けの雑誌になっている。
ここで編集人をチェックしてみたら あららやっぱり 木滑良久氏に替わっていた。 納得納得。
1970年の方についてはいずれ機会を見て紹介したいと思う。

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掲載されている記事には時代を感じて笑ってしまうものが多い。 その中で 『現代の《ミスターダンディ》とはどんな男か?』 では 三島由紀夫、福沢幸雄、伊丹一三(十三)、石原慎太郎、五木寛之 諸氏に意見を求めている。
(写真のサッカーをしているのが石原氏、日本刀を振りかざしているのが三島氏、レーシングスーツを着ているのが福沢氏、ギターを弾いているのが伊丹氏なのだが判るだろうか)
また 『婚前交渉を責めるのは悪い先生です』では 外国人のスチュワーデスと野末陳平氏が対談している。 そう この頃 野末陳平氏はラジオでも ピンクねたの話を授業風にやっていた。
『チンチンチン ウパッパ ルパルパ チンチンチン ウパッパ ルー』 という音楽で始まり ガラガラと戸が開く音がして 陳平先生が にやけた声で登場する。 いやいや 面白かった。 
書き始めると いろいろ記憶が蘇り 収拾が付かなくなってしまいそうなので 今日はここまで。
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