浦島太郎の気持ち [進化]
今や カメラと言えばデジカメ全盛の時代になってしまった。
特にブログに使う写真はデジカメでとったものの方が簡単に扱えるので 私自身もフィルムを使った写真はほとんど取らなくなってしまい どっぷりとデジカメ環境に漬かっている。
しかし いろいろな人のブログを見ると わざわざフィルムで撮影した写真をスキャンして使っている人もいたりする。
確かに ボケ具合や 色の濃さと言った点で違うようにも見える。
はたしてデジカメとフィルム写真のクオリティーの違いがどこにあるのか。
そんのことが気になりだして １０年以上も前のカメラを持ち出して写真を撮りはじめた。
今回はカラーフィルムではなく モノクロフィルムを使ってみた。
一本撮り終えて さあ現像という段になって DPEに持っていったところ、仕上がりは１０日後になると言われた。
ここの店はカラーフィルムの現像であれば約２０分で仕上げてくれるのであるが モノクロフィルムは
１０日かかるのだ。
以前は即日 悪くても中２日で現像が出来たはずだ。 この現実を知ったとき 竜宮城から戻った浦島太郎の気持ちのように感じた。
つまりモノクロフィルムの現像は自分ところでは出来ず 現像所に出さなければならないのである。
今の時代 モノクロフィルムで写真を撮る人間はほとんどいなく 現像が商売として成立するぎりぎりのところまで来ている。
いっそのこと現像も自分でやればよいとも思うのであるが 現像液を準備したり、時間と温度に気を配り現像することを考えると 今の私にはその気力はない。
そもそも モノクロフィルム自体 大型販売店にしか置いていない現状から見ても モノクロフィルムの世界は 表現を追及するプロの人と一部の酔狂な趣味人のためのものになってしまっているのである。
現像に１０日もかかると言うことを聞いたとき 以前母がやっていた鎌倉彫を思い出した。
作品を彫り上げたあと 仕上げの塗りに出すのであるが この塗りが終わって作品が手元に戻るまで約６ヶ月かかっていた。 需要の小さい趣味に対するコストと時間は大きくなっていくものなのであって、モノクロの現像も鎌倉彫と同じ期日にはならないにせよ 忘れた頃に出来上がるようになるのだろう。
はたしてモノクロフィルムの写真が 私にとってそれだけの価値のあるものなのであろうか。
今がデジタル時代であることを改めて認識したとき 玉手箱を開けた浦島太郎と同じように 白髪の生えた自分がそこにいた。
特にブログに使う写真はデジカメでとったものの方が簡単に扱えるので 私自身もフィルムを使った写真はほとんど取らなくなってしまい どっぷりとデジカメ環境に漬かっている。
しかし いろいろな人のブログを見ると わざわざフィルムで撮影した写真をスキャンして使っている人もいたりする。
確かに ボケ具合や 色の濃さと言った点で違うようにも見える。
はたしてデジカメとフィルム写真のクオリティーの違いがどこにあるのか。
そんのことが気になりだして １０年以上も前のカメラを持ち出して写真を撮りはじめた。
今回はカラーフィルムではなく モノクロフィルムを使ってみた。
一本撮り終えて さあ現像という段になって DPEに持っていったところ、仕上がりは１０日後になると言われた。
ここの店はカラーフィルムの現像であれば約２０分で仕上げてくれるのであるが モノクロフィルムは
１０日かかるのだ。
以前は即日 悪くても中２日で現像が出来たはずだ。 この現実を知ったとき 竜宮城から戻った浦島太郎の気持ちのように感じた。
つまりモノクロフィルムの現像は自分ところでは出来ず 現像所に出さなければならないのである。
今の時代 モノクロフィルムで写真を撮る人間はほとんどいなく 現像が商売として成立するぎりぎりのところまで来ている。
いっそのこと現像も自分でやればよいとも思うのであるが 現像液を準備したり、時間と温度に気を配り現像することを考えると 今の私にはその気力はない。
そもそも モノクロフィルム自体 大型販売店にしか置いていない現状から見ても モノクロフィルムの世界は 表現を追及するプロの人と一部の酔狂な趣味人のためのものになってしまっているのである。
現像に１０日もかかると言うことを聞いたとき 以前母がやっていた鎌倉彫を思い出した。
作品を彫り上げたあと 仕上げの塗りに出すのであるが この塗りが終わって作品が手元に戻るまで約６ヶ月かかっていた。 需要の小さい趣味に対するコストと時間は大きくなっていくものなのであって、モノクロの現像も鎌倉彫と同じ期日にはならないにせよ 忘れた頃に出来上がるようになるのだろう。
はたしてモノクロフィルムの写真が 私にとってそれだけの価値のあるものなのであろうか。
今がデジタル時代であることを改めて認識したとき 玉手箱を開けた浦島太郎と同じように 白髪の生えた自分がそこにいた。
ごめん
アドレスを失念して、ここで連絡させてもらいます。
30日の例の「アレ」
11時半じゃなくて12時からです。
by びん (2008-08-27 10:01)
びんさま
コメントありがとうございます。
３０日の例の「アレ」 了解しました。
by kurakichi (2008-08-27 16:05)
僕は質感が好きだからフィルムにしています
ランニングコストがばかになりません・・
by ちーず (2008-08-27 20:44)
ちーずさん
コメントありがとうございます。
ですよね
ちょうど今掲載中のちーずさんのT2で撮った写真はパソコンのディスプレー上でも違いがわかります。
厚みがあるというか 上質な和紙を人差し指と親指で挟んで持ったときのような感じがします。
by kurakichi (2008-08-27 21:43)
ひえええ～～
現像するのに、１０日もかかるのですか・・・・
時代なんでしょうね。
by 八犬伝 (2008-08-27 23:08)
八犬伝さん
コメントありがとうございます。
ええ 実際にはもう少し早くあがる所でしたが ここでも中２日、依頼したのが金曜日の午後だったので 月曜日扱いとなり 木曜日の午後あがりとなりました。
今日の夕方に取りに行ってきます。 ちょっと楽しみ。
by kurakichi (2008-08-28 06:29)
ええ～ ビックカメラに現像に出すと中２営業日くらいで現像があがりますよ。
数日くらいだったら 出来上がるのを楽しみに待てますが１０日もかかると感動を忘れちゃいますよね。
by chiichan (2008-08-28 18:32)
今日は！
私にでも、どのように違いがあるのか興味があります。
by パトラ (2008-08-28 18:39)
chiichanさん
コメントありがとうございます。
私も今日 立川のビックカメラで確認してきました。
情報ありがとうございました。
パトラさん
コメントありがとうございます。
まず考えられるのパソコン画面上よりも紙焼きしたときに違いが現われると思います。
拡大したときの輪郭線が違ってくるのではないでしょうか。 デジカメの方は
おおやけには見せられない写真に良く施される 『モザイク』 つまり濃淡の四角がみえるのですが フィルムの方は丸い粒々の集合になると思われます。
まだ実際確認はしていませんが
by kurakichi (2008-08-28 20:14)
デジタルの四角とフィルムの粒々は、
映画ではかなり解りやすく違いが見定められやす
by ぼんぼちぼちぼち (2008-08-28 20:58)
ぼんぼちぼちぼちさん
コメントありがとうございます。
確かに映画の方が解りやすいかもしれませんね。
しかし 劇場の大スクリーンで映画を見たのはいつのことだったか？
あ それから上の記事に使った写真には 『モアレ』 が生じているのだけれど おそらくフィルムでは 『モアレ』 は生じないと思う。
by kurakichi (2008-08-28 23:23)