お盆

私の住む辺りというよりお寺さんの都合なのでしょうが　今年のお盆は１３日から１５日でした。
１１日の土曜日に姉が東大久保の法善寺のお墓に　お迎えの挨拶に行っています。

１３日の午後６時に　おがらに火をつけ　線香をくべて
　


迎え火を焚きました。
この火が目印となって　お墓から先祖の霊が家に戻ってくるのです。

昔に比べると大分簡素にはなりましたが　仏壇の前の飾りつけは
　

　
このようになります。
お花には　女郎花と竜胆が入ります。
線香たての両側に　胡瓜で作った馬と茄子で作った牛を置きました。
手前の左側には　蓮の葉の形の器に水をはり　禊萩（ミソハギ）を束ねたものを置き入れてあります。
その下には　やはり蓮の葉の形の器に蓮の葉を浮かべてあります。
禊萩を使って水を蓮の葉に振りかけることによって　お祓い　禊をするのです。
この写真は１４日の朝に撮ったものなので　ご飯と味噌汁が二組上げられています。
一組は我が家の祖先のためで　もう一組は無縁仏のため上げるのだと　祖母が言っていました。

この前夜　お迎えしたときは　ご飯と味噌汁の代わりに
　

　
お迎え団子が上げられています。

１４日の夜は写真を撮り損ねましたが　南瓜を煮たものが上げられます。

１５日の夜は
　


そうめんが上げられます。

そして　９時過ぎになって
　




送り火を焚いて
　


終わりになります。

お盆の迎え方は　地方地方によって　また　家々によって　違うとは思います。
我が家のお盆を紹介してみました。

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コメント 16

もう一組は無縁仏のため>>

優しい習わしですね。
by はなこ (2009-07-21 07:43) 

小学生の時、kurakichiさんち経由でずっと一緒に通っていたんだよね。おばあちゃん元気だった頃。
やっぱり田舎におばあちゃんがいてもこういうことは引継げないね，いっしょに住んでないとね。いいですね。
by ミッチ (2009-07-21 09:00) 

はなこ　さん

そう　優しい習わしだと思います。

by kurakichi (2009-07-21 09:42) 

ミッチ　さん

今だからばらしてしまうと　小学校は自転車通学が禁止でした。
そこで　ミッチさんは私の家まで自転車で来て　そこから歩いて学校に通ったのでした。
畑の間の道を通って通いましたっけ。
肥溜めには落ちたことはなかったとは思うのですが　よく行幸通り脇の溝に落ちたことがありました。
そんな思い出も懐かしい。

by kurakichi (2009-07-21 09:50) 

こういった習わし、確かに後世へ引き継いでいきたい、
大切なことですよね☆
by お茶屋 (2009-07-21 10:49) 

落ちてない、落ちてない。
だけどさぁ、表面のとこが堅くなったりしててさぁ、
そんでズックの先でちょんちょんと確かめたりしてね、
中の方は結構しゃぶしゃぶと水分いっぱいだった。
その脇を、農協の軽トラックがサービスで町中にDDTをブーーーーンって撒いてたよね。また、それを追いかけたりしてね、、。おわり。
by ミッチ (2009-07-21 11:38) 

中の方は結構しゃぶしゃぶと水分いっぱいだった>>

リアルに思い出す。そんなことしたことないのに・・・　　（-＂-
by はなこ (2009-07-21 11:47) 

今晩は。
ナイスありがとうございました。
こちらは月遅れの盂蘭盆になります。

by 夏炉冬扇 (2009-07-21 22:01) 

お茶屋　さん

伝えてゆきたいと言う気持はあるのですが‥‥

by kurakichi (2009-07-22 00:00) 

ミッチ　さん

そう　いろいろなことがありました。
ほんと　田舎だったなー

by kurakichi (2009-07-22 00:02) 

はなこ　さん

リアルに思い出すと言うことは　実は‥‥

by kurakichi (2009-07-22 00:04) 

夏炉冬扇　さん

よろいしかったら　そちらの盂蘭盆会　記事にしていただけたらうれしいです。

by kurakichi (2009-07-22 00:05) 

お盆。
上京した時、東京というか関東？は７月がお盆でびっくりした記憶があります。
by Sumi (2009-07-22 09:37) 

ちょうど昨日息子にお盆の話を読み聞かせたところです。
実際にこういう風に迎えた記憶は我が家にはないので
とっても興味深く見させてもらいました。
by GRACE (2009-07-22 10:33) 

Sumi　さん

上京って　Sumi　さんは東京生まれだと思っていました。

by kurakichi (2009-07-22 10:57) 

Grace　さん

実際　毎年毎年同じことの繰り返しなのですが　もう私自身も５０回以上やっています。

by kurakichi (2009-07-22 10:59)