雨の中の金蔵院

妙貫坂を下りて左手に少し進むと金蔵院があります。
その山門の脇に　真言宗十戒の一つ
　


不両舌　が貼られていました。
二枚舌を使うなということでしょうか。
単に嘘をついてはいけないということだけでなく　人によって適当に言う内容を変えてはいけない　つまり人が変わっても同じ態度でまじめに話をしなさいということのようです。

金蔵院の山門は　ちょうど
　


改修工事中で　その姿が見ることができないのが残念です。
　


秋の開花が楽しみな萩もだいぶ大きくなっています。

薬師堂の脇に回ってみると
　


３月に咲いていた木蓮がその実を落としていました。
その先には緑色の木蓮の実とは対照的に
　


紅い花が一面に落ちています。
これは
　


石榴（ざくろ）の花で　
つぼみは
　


ミニトマトのようです。

根元をスパッと切られたように地上に落ちている花は
　


どうも鳥に喰いちぎられたもののようです。

この石榴の近くの柚子（ゆず）の木には
　


アゲハの幼虫がいました。
鳥に喰われなければ良いのですが。

タグ：金蔵院 ハケ ザクロ モクレン ユズ アゲハ

コメント 16

おはようございます。
石榴の実、本当にトマトのようですね。
by hayama55 (2010-06-21 04:59) 

お早うございます２．
不両舌、なるほど。字もいいいです。
ザクロ、畑のはどんなだろう？見てみないと。
by 夏炉冬扇 (2010-06-21 06:26) 

hayama55　さん

あれは実ではなく蕾なのです。
喰いちぎられていない花は花弁のみを落とし　がくの部分は木に残り　その根元が徐々に膨らんで　秋にあの硬い皮が裂けた石榴の実になるのです。

by kurakichi (2010-06-21 08:05) 

夏炉冬扇　さん

そちらももう花が咲き始めているのでは?

by kurakichi (2010-06-21 08:06) 

短い言葉の中に深い意味がありますね！
by ulyssenardin36000 (2010-06-21 08:14) 

ulysenardin36000　さん

宗教は本来人が如何に生きるかを教えてくれるものなのですね。

by kurakichi (2010-06-21 08:22) 

『不両舌』とは深い言葉ですね～。
でも、わざわざ他人を傷つけないようにするために、
「うそも方便」という言葉も同時に存在するあたりが
日本語の妙ですね。
by ＮＯＮＮＯＮオヤジ (2010-06-21 12:42) 

懐かしいです～。子供の頃に、ざくろの木が庭にあったので、よく食べていました。すると、落ちてる花がタコウインナーみたいに見えて困ったんです。子供でしたから。＾＾
不両舌と書いて、二枚舌ですか・・・なるほど・・・
by よいこ (2010-06-21 15:52) 

こんにちは。
いつもながら、一枚一枚の写真が芸術的ですね。
by sig (2010-06-21 16:17) 

When we have confidence in ourselves, we would not become a double-dealing (両舌) person!!
by M.E. (2010-06-21 22:28) 

NONNONオヤジ　さん

日本人の感覚は　絶対　とか　唯一　といったことから少し外れていると思います。
最終的にはバランスということになってしまいます。

by kurakichi (2010-06-22 01:30) 

よいこ　さん

確かにお弁当に入っていた赤いタコインナーにそっくりですね。

by kurakichi (2010-06-22 01:32) 

sig　さん

コンパクトデジカメなので操作できることがかなり限定されてほとんどカメラ任せで撮っています。
こんなはずじゃなかったといった写真も数々あって悲しくなることもあります。

by kurakichi (2010-06-22 01:35) 

M.E.　さん

Yes, I think so, too.
But, I often do not have confidence in myself.

by kurakichi (2010-06-22 01:50) 

宗派を超えて、素晴らしい戒めですね。
by mwainfo (2010-06-22 10:10) 

mwainfo　さん

不両舌　簡潔にして明確な良い言葉ですね。

by kurakichi (2010-06-23 00:29)