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我が家のごまめ  [食と料理]

昨日に続きお節の話です。

お節に入れる一品として ごまめ とか 田作り と呼ばれるものがあります。
カタクチイワシの幼魚を干物にしたものを乾煎りし それを飴煮にしたものですが一般的です。
味付けには地方差もあり また胡桃のかけらをまぜたりするところもありますが 大体は出来上がりは飴状になっています。
食べた時に歯にくっついたり 噛み切れなかったりしますが 
重箱の隅に見える我が家伝来の
 
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ごまめは少し違います。
仕上がりは砂糖が白く粉を吹いたように固まり サクサクと噛み切れます。

使う材料はごまめと
 
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砂糖、塩 それに水だけです。

ごまめは乾煎りするか 電子レンジに3分ほどかけて水分を飛ばしておきます。
(冷えたごまめが指で摘んでポキッと折れるくらい)
鍋に

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砂糖とほんの少しの塩を混ぜ弱火にかけます。
少し経つと砂糖の一部が熱で溶け始めますので そのときを見計らって 少量の水を入れます。
 
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一気に砂糖が溶けて 小さな泡が立ち始め その泡が大きくなってきたら 
 
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ごまめを投入し絡めます。
ごまめの投入が遅れると飴になってしまうので注意が必要です。
 
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バットにあけて冷えたら出来上がりです。
初めは湿った感じですが 冷えると砂糖が白く固まります。
 
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水が多すぎると良く見かけるごまめになってしまいます。
全体的に砂糖が多いと砂糖固めにになってしまいます。
年に一回の作業なのでなかなかうまくいきません。

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コメント 22

hatumi30331

ごまめ大好きです。
今年もいろんなお料理を紹介して下さいね。
楽しみにしています。(笑)
by hatumi30331 (2011-01-04 07:53) 

kurakichi

hatumi30331 さん

あまり違った記事は書けませんので 以前の記事に似たものもあるとは思いますがお許しくださいね。

by kurakichi (2011-01-04 09:03) 

はなこ

ゴマメとイリコどう違うんだろう。値段は違うけど・・。
by はなこ (2011-01-04 10:20) 

rtfk

我が家は普通の田作りです^^)
私はあまり食べませんが
なぜか家内は毎年結構な量を作ります。
by rtfk (2011-01-04 10:30) 

kurakichi

はなこ さん

明らかに違うのは ごまめはカタクチイワシの素干しですが イリコと呼ばれるものは一般的には煮干であること。
またごまめはカタクチイワシだけですが イリコは他のイワシ類のものもあるようです。
そして いりこだし とは言うものの ごまめだし とは言いませんね。
基本的には地方による呼び名の違い(対象や使われ方などを含む)からこの違いが生じているのでしょうね。

by kurakichi (2011-01-04 10:58) 

kurakichi

rtfk さん

乾物屋さんで売っている量がそこそこ(200g位か)ありますので それで作るとけっこうな量になってしまいます。
今回私は乾物屋の出島さんに無理を言って量を半分にしたものを売ってもらいました。
これも市場の良いところです。

by kurakichi (2011-01-04 11:00) 

emiru

サクサクしてるんですかー!
美味しそうですね〜♪
見た感じ、かりんとうに
似てる気がします。
あ、今年もよろしくです〜
by emiru (2011-01-04 12:25) 

kurakichi

emiru さん

かりんとう 確かに似ています。
砂糖が多すぎるとパリパリ、ポリポリという感じになってしまいます。

by kurakichi (2011-01-04 13:17) 

sig

ごまめ と 田作り とは同じものなんですね。
この程度ですから、おせち料理のアイテムにはこだわらない方で…、
つまりいい加減に済ましている証拠ですね。やはり男子も厨房に入るべきですね。
by sig (2011-01-04 15:11) 

そらへい

ごまめ
私たちのところは、飴状の透明ですね。
見た目がずいぶん違って見えます。
さくさくという表現も異質ですね。

by そらへい (2011-01-04 18:35) 

あさこ

お正月のハレのお料理。
どれも華やかで、晴れがましい季節にぴったりですね。

by あさこ (2011-01-04 19:18) 

よいこ

これは珍しいですね。
参考になりました。
by よいこ (2011-01-04 20:20) 

kurakichi

sig さん

ごまめは五万米と書くこともあり田んぼの肥料に関係する意味合いを持っています。
当然 田作りは同じく田んぼの肥料を意味しています。
これも地方による呼び方の違いなのでしょうね。

by kurakichi (2011-01-04 22:03) 

kurakichi

そらへい さん

どうしてこのような作り方になったのかは良くわかりません。
祖母の得意の料理でしたので祖母の実家がある大塚あたりのやり方かもしれません。

by kurakichi (2011-01-04 22:08) 

kurakichi

あさこ さん

一年に一度のハレの料理ですので気合が入りました。
料理の原点に戻る意味でお節は大事に考えています。

by kurakichi (2011-01-04 22:10) 

kurakichi

よいこ さん

ごまめのこの作り方はお勧めです。
ぜひお試しください。

by kurakichi (2011-01-04 22:14) 

aya

明けまして おめでとうございます♪
今年もよろしくお願いします。
面白いごまめですね、でも甘いのが苦手なので
サトウを控えめにしそうです。
チョロギがポイントになっていますね♪

by aya (2011-01-04 22:38) 

kurakichi

aya さん

明けましておめでとうございます。
こちらこそよろしくお願いいたします。
砂糖控えめ いいヒントをいただきました。
次回はふつうの上白糖でなく 少し高めの砂糖と黒砂糖で試してみます。
加える塩の分量も少し工夫してみます。

by kurakichi (2011-01-04 22:57) 

prismiclyon

一枚目の写真の赤いくるくるしたものは、チョレギ??とかいうものですか?黒豆とお節に入るんですね〜。鮮やかです。
by prismiclyon (2011-01-04 23:28) 

kurakichi

prismiclyon さん

チョレギ ではなく チョロギ と言います。
シソ科の植物の根だそうで食感はコリコリサクサクといった感じです。
味は梅酢かシソ酢に漬けられているので少しすっぱい塩味です。
甘く煮た黒豆に合います。

by kurakichi (2011-01-05 00:32) 

きょんぴー

うちも同じ作り方で祖母から伝わるものでしたが、
何せ口伝えでなかなかうまく作れず毎年苦戦しておりましたが
kurakiichiさんのレシピは写真もありわかりやすく、一度で成功しました。
ありがとうございましたヽ(´▽`)/
by きょんぴー (2013-12-29 18:00) 

kurakichi

きょんぴー さん

それは良かったです。
記事にした甲斐がありました。
コメントありがとうございました。

by kurakichi (2013-12-29 19:51) 

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