節分 [伝統と文化]
今年の2月3日は昼の気温が10℃を超えて季節の変わり目である節分を体感できました。

明治期に渡来した帰化植物のおおいぬのふぐりも咲き始めました。
小さく可憐な花にしては名前があまりに可愛そうです。
瑠璃唐草、天人唐草、星の瞳などといった別名があるようですが 瑠璃唐草は似た花のネモフィラを指すこともあるようで 私は天人唐草と呼ぶことにしました。
そのような季節の変わり目を実感できる日に 穴八幡宮に一陽来復のお札をいただきに行ったのですが そもそも一陽来復とはいったい何なのだろうかと疑問が生じました。
実際拝殿の扉に貼られたお札に関する説明書き(お札をいただくと印刷したものが付いてきます)

にはその由来についての説明はありませんでした。
穴八幡宮のすぐ西隣には

穴八幡宮の別当寺の放生寺があって

このお寺でも一陽来福のお札をいただくことができます。
境内の立て札に一陽来復の意味を知るヒントが書かれていました。

これによると
一陽来復とは真言宗の開祖弘法大師が中国から持ってきた宿曜経に書かれている言葉で 意味は 陰極まって陽を生ずる 一年のうち日が一番短くなる冬至を指すのだそうです。
江戸時代に真言密教の観音法という祈祷を冬至前七日間行って 復を福になおした 一陽来福 のお札を信徒に授けたのが起源なのだそうです。
宗教と言うものは時代によっていろいろと変化し 特に日本においては仏教と神道が習合してきています。
この説明を見ると 今は穴八幡宮の一陽来復が主流になっていますが 放生寺の一陽来福の方が起源のような気がします。
冬至に日が一番短くなって翌日から少しずつ日が長くなる 陰から陽に転じて新たな始まりを感じるのですが 農耕を基礎においた生活においては体感的に寒さの極みが終わり暖かさが実感できる立春にも新た始まりを感じるのです。
一陽来復のお札の授与が冬至から立春まであるのはそのようなことからなのだと思います。
さて一陽来復のお札は昨日の記事にいただいたよいこさんのコメントにあるようにろうそくのような立体になっています。
上から中をのぞいてみると

平成二十三年辛卯、、、と書かれた紙が丸まって入っています。
この紙はどうも封筒のようになっていて さらに中に何かが入っているようで 振るとかさかさと音がします。
ここまでは確かめましたが そこまでにして今年はそのまま壁に貼りました。
さていったい中には何が入っているのでしょうか 来年いただきに行った時にお宮の人に聞きたいと思っています。

明治期に渡来した帰化植物のおおいぬのふぐりも咲き始めました。
小さく可憐な花にしては名前があまりに可愛そうです。
瑠璃唐草、天人唐草、星の瞳などといった別名があるようですが 瑠璃唐草は似た花のネモフィラを指すこともあるようで 私は天人唐草と呼ぶことにしました。
そのような季節の変わり目を実感できる日に 穴八幡宮に一陽来復のお札をいただきに行ったのですが そもそも一陽来復とはいったい何なのだろうかと疑問が生じました。
実際拝殿の扉に貼られたお札に関する説明書き(お札をいただくと印刷したものが付いてきます)

にはその由来についての説明はありませんでした。
穴八幡宮のすぐ西隣には

穴八幡宮の別当寺の放生寺があって

このお寺でも一陽来福のお札をいただくことができます。
境内の立て札に一陽来復の意味を知るヒントが書かれていました。

これによると
一陽来復とは真言宗の開祖弘法大師が中国から持ってきた宿曜経に書かれている言葉で 意味は 陰極まって陽を生ずる 一年のうち日が一番短くなる冬至を指すのだそうです。
江戸時代に真言密教の観音法という祈祷を冬至前七日間行って 復を福になおした 一陽来福 のお札を信徒に授けたのが起源なのだそうです。
宗教と言うものは時代によっていろいろと変化し 特に日本においては仏教と神道が習合してきています。
この説明を見ると 今は穴八幡宮の一陽来復が主流になっていますが 放生寺の一陽来福の方が起源のような気がします。
冬至に日が一番短くなって翌日から少しずつ日が長くなる 陰から陽に転じて新たな始まりを感じるのですが 農耕を基礎においた生活においては体感的に寒さの極みが終わり暖かさが実感できる立春にも新た始まりを感じるのです。
一陽来復のお札の授与が冬至から立春まであるのはそのようなことからなのだと思います。
さて一陽来復のお札は昨日の記事にいただいたよいこさんのコメントにあるようにろうそくのような立体になっています。
上から中をのぞいてみると

平成二十三年辛卯、、、と書かれた紙が丸まって入っています。
この紙はどうも封筒のようになっていて さらに中に何かが入っているようで 振るとかさかさと音がします。
ここまでは確かめましたが そこまでにして今年はそのまま壁に貼りました。
さていったい中には何が入っているのでしょうか 来年いただきに行った時にお宮の人に聞きたいと思っています。
2011-02-06 00:00
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コメント(16)
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落ち葉の中に咲いている可憐な花が春を教えてくれますね~。
一陽来福という言葉はきいていましたが、お札というのは初めてしりました。
by れもん (2011-02-06 00:27)
中には確かアレが入っていました(汗)
by rtfk (2011-02-06 06:41)
オオイヌノフグリって
帰化植物だったのですね。
by jinn (2011-02-06 07:05)
れもん さん
一陽来復 と 一陽来福 福の字の方がご利益ありそうですね。
by kurakichi (2011-02-06 09:34)
rtfk さん
中に入っているのは何なのでしょうかね?
気になります。
by kurakichi (2011-02-06 09:35)
jinn さん
オオイヌノフグリは道端でよく見かけますので 明治時代に渡来したものだとは驚きですね。
by kurakichi (2011-02-06 09:40)
訪問nice!ありがとうございました^^
中身は何が入ってるんでしょうね
有り難い物かな~。
by ゆうせい (2011-02-06 17:24)
ゆうせい さん
こちらこそ ご訪問とniceありがとうございます。
さあ何が入っているのか 来年のお楽しみです。
by kurakichi (2011-02-06 17:38)
野草には、気の毒な名前がついているものがけっこうありますが
オオイヌノフグリ、可憐な青い花に似つかわしくない意味ですね。
しかし、別名があるのは知りませんでした。
私はちょっとロマンチックすぎますが「星の瞳」がいいです。
by そらへい (2011-02-06 20:07)
私も穴八幡でいただいた一陽来福の御守りを節分の日に部屋の壁に
貼りました。
by ひまわり (2011-02-06 20:30)
そらへい さん
そらへいさんは 星の瞳 に一票ですね。
by kurakichi (2011-02-06 21:37)
ひまわり さん
そういえば少し前の記事で早稲田界隈を歩いていらっしゃいましたね。
そのとき 穴八幡にも寄られたのですね。
by kurakichi (2011-02-06 21:40)
ようやく立春! 春だ 春だ!
by 般若坊 (2011-02-06 23:06)
般若坊 さん
少し雨が降ったりして季節が変わった気がしました。
by kurakichi (2011-02-07 00:13)
もうオオイヌノフグリまで咲き始めたんですか^^
温暖な所はいいですね♪
でも、オオイヌノフグリって名前の由来も知ってますが、なんでこんなに可哀想な名前を・・・。・゚・(ノД`)・゚・。
可愛い花なのに><
by yayu-chang (2011-02-07 00:29)
yayu-chang さん
ヘクソカズラもあまりにもかわいそうな名前なので 早乙女花と呼ぶことにしました。
http://joun.blog.so-net.ne.jp/2008-08-18
by kurakichi (2011-02-07 01:04)