浅間山の湧き水

さて浅間山に入るには山の西にある新小金井街道からの道が整備されているのですが
山の北側にある
　


児童公園からも入ることが出来ます。

少し急な斜面を登って振り向くと
　


今まで歩いてきた住宅街とその先に国分寺崖線の上に建つマンションなども見えます。
この浅間山は
　


平地からは３０ｍほどの高さ、海抜も８０ｍほどの丘と言ってもいいくらいの小山です。
この説明板によるとここの地質はいわゆる関東ローム層ではなく　それ以前にできた多摩丘陵と同じ御殿峠礫層なのだそうです。

下から１０ｍほど登ったところに
　


鳥居がありました。
ここは　おみたらし　と呼ばれていて
　


水神様が祀られていました。
　


御社型に削られた岩の下からは染み出す程度に水が流れ出ています。
先ほどの説明板にあったようにここの地質は関東ローム層より古い　つまり基本的には関東ローム層より下にある地層で　関東ローム層より深くしみこんだ雨水が地下水となってここに染み出しているのだと思います。
ここから湧き出している水は　ほんの数メートル溝を流れ
　


数個の石の間に消えていました。
今は染み出す程度のこの水も　開発が進む前　アスファルト舗装など無かった時代には　その量はもっと多く　ここが小金井野水の源であったのかもしれません。

タグ：小金井野水 浅間山

コメント 16

初夏にはムサシノキスゲが咲く所ですね。
by aoken (2011-03-02 06:54) 

aoken　さん

咲くのは５月頃でしょうか。
その頃また訪れてみたいと思っています。

by kurakichi (2011-03-02 08:58) 

浅間山は武蔵野台地にとって貴重で大事な山なのに、公的に保全できなかったのは残念ですね。明大が持ってるってことは、その前は私有地だったんでしょうね。
by はなこ (2011-03-02 09:04) 

昔はちょろちょろじゃなく
勢いよく湧いていたんでしょうね。
by ゆうせい (2011-03-02 12:28) 

おみたらしという名前からして大してわいてないと思うよ。東南に流れる湧水が、浅間山を割って人見神社に向かってたんじゃない？。
ほんとにいろいろあって面白い。私なんか「あさまやま」って読んでたわ。浅草寺は「あさくさでら」
人見神社と人見記念講堂と人見街道と人見村と何か関係あるかと思ってぐぐりまくった。疲れた。
by はなこ (2011-03-02 12:47) 

浅間山は、京都の吉田山に似てますね。
海抜は、吉田山の方が２０ｍちょっと高いけど・・・・・
by kazenotomo (2011-03-02 15:46) 

はなこ　さん

あの土地は明大のものだったのですか。
そのことはまったく知りませんでした。
これからどうなるかわかりませんね。

by kurakichi (2011-03-02 16:38) 

ゆうせい　さん

私が小さかった頃は私の近くの湧水の水の量はもっと多かったと記憶しています。
そのことから類推するとここももっと多くの水が湧いていたと思われます。

by kurakichi (2011-03-02 16:42) 

はなこ　さん

確かに名前からすると　ちょろちょろ　といった感じですね。
人見と言う地名はこのあたりの地名にしては何か違和感を感じています。
わかったことがあったら教えてください。

by kurakichi (2011-03-02 16:45) 

kazenotomo　さん

京都にも似た山があるのですか。
ここはあまり人がいないせいか　ほっとする場所です。

by kurakichi (2011-03-02 17:20) 

こんにちは。
多摩の地では昭和４０年代頃まで、井戸から清冽な水を汲み上げて利用していましたが、地層の構造上、地下水や湧水が多かったのですね。
by sig (2011-03-02 17:50) 

sig　さん

ちなみに私の家にも井戸があって　水道が引かれた後も夏にはスイカを冷やしていました。

by kurakichi (2011-03-02 17:56) 

水神様があったんですね。
南から登りましたので全く気付きませんでした。
これはもう一度行かなければならないですね．．．楽しみが増えました。
by ナツパパ (2011-03-02 18:29) 

タイトル見たときは、信州の浅間山かと思いました。
by そらへい (2011-03-02 20:44) 

ナツパパ　さん

この水神さまは　浅間神このところより出現すと傳う　と書かれているので頂上にお社が作られる以前から祀られていた場所なのかもしれませんね。

by kurakichi (2011-03-02 21:58) 

そらへい　さん

漢字では同じですが　こちらは　あさまやま　ではなくて　せんげんやま　と言います。
大きさはまったく違いますね。

by kurakichi (2011-03-02 22:12)