有楽町で飲む

先日友人に誘われて映画を見に行きました。
その映画は
　


角川シネマ有楽町の　三島由紀夫を観る　の中の　からっ風野郎　という映画でした。
この　からっ風野郎　は
　


なんと主演が俳優としての三島由紀夫氏なのでした。

いくつか読んだ三島氏の小説から受けた印象と、私が高校生のときに起こったあの市ヶ谷での自決事件から受けた強烈な印象から　私は彼はとてもとてもストイックなナルシストであるといったイメージを持っていました。
そして　この映画を観て彼はやはりナルシストであったことを再認識したのですが　それだけでなく弱小やくざの二代目を演じる三島氏がこの役にぴったりはまり　あまりに楽しそうに演じていて、ストイックな面も垣間見られるものの　彼の明るい部分が見られて　私の三島氏に対する印象が少し変わりました。

まあ映画の話はこれくらいにして　
この日のように友人が映画に誘ってくれることが繁華街に出るいい機会なので　当然有楽町あたりをぶらぶらして夜は
　
　

西荻窪の駅裏にあるようなこの一画で飲んだというわけなのです。
確かに露店であることは西荻窪と同じなのですが
　


スーツ姿のお兄さんが多いこと
それに
　


若い女性がいること
　


外人さんがいることが大きな違いです。

ガード下のお店も
　


ギンガムチェックのテーブルクロスをしたイタリアンのお店であったり
こんな
　


謎めいたお店があったりすることが　やはり都会だなあと思わせてくれます。
そうそう
　


こんな景色も阿佐ヶ谷から高円寺のガード下では見かけませんね。

タグ：三島由紀夫 有楽町 映画

コメント 32

これ、けっこう好きです（笑）
三島の「ウキッぷり」が凄かったですね。
俳優たちとは別種のオーラでした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　RUKO
by 末尾ルコ（アルベール） (2011-05-28 01:04) 

RUKO　さん

ウキッぷり　確かにすごかったです。
ヨッ　のってるね三島ちゃんって感じですね。

by kurakichi (2011-05-28 01:15) 

三島由紀夫も知らない人が多くなりましたね。
道端のテーブル、いかにも下町って感じですね。
by hayama55 (2011-05-28 04:08) 

げっ！監督が増村さん・・・。
若尾文子さんまで出てますね、まんじとか青空娘とか
清作の妻とか、よかったですね。
by muzik (2011-05-28 08:02) 

檄文をアジる三島先生
確かに役者向きの美声・・・
とはいえませんね。


by taku1_lily (2011-05-28 08:40) 

三島由紀夫というと、写真家細江英公の「薔薇荊」が浮かんで来ます。
by kjisland (2011-05-28 09:37) 

nice ありがとうございます。
楽しい情報・めずらしい情報をブログで情報交換しましょう。

楽しそうな雰囲気の伝わってくる写真でした。
by kawasemi (2011-05-28 12:05) 

新橋ガード下、盛り上がっていますね。
今の時期は気候もいいので、気分いいだろうな〜と思いました。
by prismiclyon (2011-05-28 13:15) 

三島由紀夫が映画に出演していたというのは何かの記事で読んだことがあったのですが、こんな感じだったのですね。ナルシストの代表のように言われる彼の立ち振る舞いが想像されて楽しいです。
私が暮す兵庫県加古川市は彼の父の郷里とかで、彼の本籍地もここのままだったそうで、彼のコンプレックスの原点として語られる徴兵検査もよく行く加古川図書館横の松の下で受けたと聞きました。数年前にこの加古川市に三島由紀夫の碑があると聞いて探してみました。よろしければ → http://bb-2.blog.so-net.ne.jp/2010-03-01
by b.b.mk2 (2011-05-28 16:59) 

役者の三島由紀夫さん、見てみたいです。
あの超越した感性で、役をどのようにこなしているのか興味あります。
by tama (2011-05-28 17:07) 

昔は、ガード下のお店たくさんありましたが
西荻にしろ、有楽町（こちらはあまり知らない）にしろ
露天のお店はあまり見かけなかったような気がします。
今はすごい盛況ですね。
西荻の駅裏って、南口、北口ですか？
by そらへい (2011-05-28 19:24) 

あの事件の時、わたしは高校１年生でした。
国語の先生が、三島が死んだよ、とぽつりと言ったことを覚えています。
その後の大騒ぎよりずっと印象深かったな。
by ナツパパ (2011-05-28 20:11) 

hayama55　さん

三島由紀夫の映画特集が組まれること自体過去の人といったイメージがします。
特集が組まれることは素晴らしいことですが、、

by kurakichi (2011-05-28 23:49) 

muzik　さん

私はそれほど映画に詳しくないので、、、
ただこの映画で三島氏演じるやくざの義兄弟を演じていたのが船越英二でこれが船越英一郎に似ずとてもいい男でした。

by kurakichi (2011-05-28 23:54) 

taku1_lily　さん

映画ではなかなか良い声に聞こえましたよ。

by kurakichi (2011-05-28 23:56) 

kjisland　さん

そんな写真集出していましてねー。

by kurakichi (2011-05-28 23:58) 

kawasemi　さん

こういう場所で飲む酒はおいしく楽しいものですね。

by kurakichi (2011-05-29 00:01) 

prismiclyon　さん

ちょうどいい気候でしたよ。

by kurakichi (2011-05-29 00:07) 

b.b.mk2　さん

記事ロマンチスト拝見しました。
立派な碑があるのですね。

by kurakichi (2011-05-29 00:10) 

tama　さん

コミカルな面があってなかなかおもしろかったです。
機会があれば一度ご覧ください。

by kurakichi (2011-05-29 00:12) 

そらへい　さん

西荻窪駅の南口を出て右に曲がった線路沿いです。
そらへいさんが住んでいらっしゃった頃からおそらくあった戎と言う店が繁盛しています。

by kurakichi (2011-05-29 00:16) 

ナツパパ　さん

私はあの事件の前一ヶ月ぐらいの時　制服姿の盾の会の二人を路上で見かけたので特に強く記憶に残っています。

by kurakichi (2011-05-29 00:19) 

先週水曜日、ジャンボ串焼きの赤提灯があるお店で飲みました～。勿論お外で。とても気持ち良かったです。＾＾

by ３８４１０４１５ (2011-05-29 01:23) 

３８４１０４１５　さん

天気が良い日は昼でも夜でも戸外で飲むのがいいですね。

by kurakichi (2011-05-29 09:15) 

劇中での三島氏の台詞に
「俺なんか　小学校しか出てねぇ頭の悪い人間だからよぉ
ヤクザ辞めたら何やって食っていけばいいんだよぉ」
というような意味のがあって
ここは特に　カタルシスいっぱいだっただろうなー
と察しやすね(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2011-05-29 19:40) 

ぼんぼちぼちぼち　さん

三島先生にとって映画に出ること事態がカタルシスだったのでしょうね。
自分とはかけ離れた境遇を演じること　それはそれは最大のカタルシスだったと思います。

by kurakichi (2011-05-29 23:46) 

同じ屋台でも、客層からくるのでしょうが十分におしゃれな雰囲気で、やはり有楽町はひと皮剥けた感じですね。
by sig (2011-05-30 14:19) 

ｓｉｇ　さん

やはり西荻とはちょっと違いますね。

by kurakichi (2011-05-30 17:22) 

三島由紀夫の作品は興味ありますね。彼は謎。でもとても興味があって。作品事態はどうでしたか？
by カエル (2011-05-31 10:53) 

三島由紀夫って、俳優もしていたなんて、今知った次第です！
私は飲まない方ですが、仕事帰りには仲間と食事兼ねて、うろつく所ですが‥‥
（うろつくというのは、遅くなると入れる所が無くなるからなのですが^^;）
ガード下の安い所を求めて行くのは西荻界隈と変わらないかもです^m^
by urara☆ (2011-05-31 15:25) 

カエル　さん

とても面白い映画でしたよ。

by kurakichi (2011-06-01 01:01) 

urara☆　さん

やはり居酒屋は安くて気軽に入れるところがいいですね。

by kurakichi (2011-06-01 01:03)