殿ヶ谷戸庭園の紅葉Ⅱ

殿ヶ谷戸庭園にある池から茶室の紅葉亭を見上げると
　


陽に映える紅葉を見ることができますが　午後になると池はほとんど日陰になって
　


とても渋い表情をしています。

公園で決めている順路は左回りなのですが　私は逆に右回りで歩くことが多く　
池の先の右側は



高台になっています。
その先には竹薮があって
　


竹薮の手前にある楓はそこそこ紅く色付いています。
しかし竹薮の中に枝を伸ばした楓は
　


まだまだ黄色い状態でおそらくこのまま紅くならずに散ってしまうでしょう。

竹薮の前の緩やかな斜面には牡丹の株がいくつかあって
　


来春の花の準備をしはじめていました。

準備といえばこの日秋の七草が植えられているところで
　


寒さに備えてわら巻きが行われていました。

う～ん？　ここにこんな木はあったのだろうか？
作業していたおい兄ちゃんに尋ねてみると　彼は少しためらいがちに
　丸太を立てて巻いているんだよね～
と答えてくれました。
つまり冬らしい演出のためにわざわざこのディスプレーを作っているのだそうです。
ちなみに昨年の完成形は
　


このようなものでした。

タグ：殿ヶ谷戸庭園 紅葉 カエデ

コメント 6

これは見事なもみじですね。
職人さんの昔風の姿、なかなかいいですね。
by sig (2011-12-13 11:01) 

最後の藁巻きはソテツを、寒さから守るためのものですね。
でも、ソテツは無かったのですね？
もみじが見事ですね！
by a-silk (2011-12-13 16:41) 

sig　さん

パッチと腹掛けに手ぬぐい　植木職人の正装ですね。

by kurakichi (2011-12-13 23:59) 

a-silk　さん

見せかけというか雰囲気作りのディスプレーでした。

by kurakichi (2011-12-14 00:02) 

赤くならずに終わってしまう紅葉というのは、なんだかかわいそうです。どうせなら、燃え上がって終わってほしい！
…というのは、身勝手でしょうか？（^^;
by palette (2011-12-14 19:52) 

palette　さん

欅などただ茶色くなって散ってゆきます。
確かにかわいそうな気がしますね。

by kurakichi (2011-12-15 20:50)