鬼子母神の鬼には角が無いⅡ [神社仏閣教会]
雑司が谷の鬼子母神を訪れたのは今回が初めてで
鬼子母神がいかなるものであるのかもほとんど知っていなかったのです。
そもそも鬼子母神を今までは きしぼじん と読んでいて 落合道人のChinchikoPapaさんのブログ内の私宛のコメントに
最初、山手の人が「きしぼじん」と呼ぶのを聞いてとまどいました。芝居(新派含む)の中でも、鬼子母神は下谷と雑司ヶ谷の別なく「きしもじん」が普通の呼称ですね。いつから「ぼ」になったのか、ちょっと興味があります。nice!をありがとうございました。>kurakichiさん
とあり 恥ずかしながら本来の読み方さえも知らなかったのです。
鬼子母神は神の字が付いていて お堂の前には
狛犬もいて一見神社のように見えますが
境内にある武芳稲荷の
赤い鳥居以外 参道の欅並木にも
境内入り口にも鳥居がありません。
ここは威光山法明寺という日蓮宗のお寺の境内なのです。
境内に入ってすぐには
仁王様がいらっしいます。
赤坂の豊川稲荷も神社か寺院かよくわからないところですが ここも神仏習合の結果でしょうか神社なのか寺院なのかよくわからないところです。
融通無碍と言うか日本の宗教の懐の深さを感じます。
さて昨日いただいた風来鶏さんのコメントにもありましたが 詳しくは鬼子母神のHPにある由来と歴史に書かれています。
ざっと簡単に書きますと
鬼子母神は訶梨帝母(かりていも カーリーティー)とも呼ばれる昔のインドの神様で 5百人とも千人ともいう数の多くの子供を生んだのですが 一方他人の子供を捉えては食べていたのだそうです。
そこでお釈迦様は彼女の一番末の子を隠して親が子を失うことの悲しみを与えることで鬼子母神を諭し その後鬼子母神は多産、子育ての神様になったのだそうです。
お釈迦様に帰依し鬼から神様になったことで角がなくなったこと ここの御本尊が子を抱き吉祥果を持った菩薩形の美しいお姿をしていることから角の無い鬼の字を使っているのだそうです。
ちなみに吉祥果とは魔除けの果物と言われ、それは石榴で 人の味が忘れられない鬼子母神にお釈迦様が与えたものだそうです。
よく石榴は人の味に似ていると言われますが果たして?
そしてここの絵馬は
石榴の絵柄でした。
本堂の右側には角こそありませんでしたが
鬼のように怖いお顔の鬼子母神の石像がありました。
ということでここは仏教系の神様(?)をお祀りする寺院です。
鬼子母神がいかなるものであるのかもほとんど知っていなかったのです。
そもそも鬼子母神を今までは きしぼじん と読んでいて 落合道人のChinchikoPapaさんのブログ内の私宛のコメントに
最初、山手の人が「きしぼじん」と呼ぶのを聞いてとまどいました。芝居(新派含む)の中でも、鬼子母神は下谷と雑司ヶ谷の別なく「きしもじん」が普通の呼称ですね。いつから「ぼ」になったのか、ちょっと興味があります。nice!をありがとうございました。>kurakichiさん
とあり 恥ずかしながら本来の読み方さえも知らなかったのです。
鬼子母神は神の字が付いていて お堂の前には
狛犬もいて一見神社のように見えますが
境内にある武芳稲荷の
赤い鳥居以外 参道の欅並木にも
境内入り口にも鳥居がありません。
ここは威光山法明寺という日蓮宗のお寺の境内なのです。
境内に入ってすぐには
仁王様がいらっしいます。
赤坂の豊川稲荷も神社か寺院かよくわからないところですが ここも神仏習合の結果でしょうか神社なのか寺院なのかよくわからないところです。
融通無碍と言うか日本の宗教の懐の深さを感じます。
さて昨日いただいた風来鶏さんのコメントにもありましたが 詳しくは鬼子母神のHPにある由来と歴史に書かれています。
ざっと簡単に書きますと
鬼子母神は訶梨帝母(かりていも カーリーティー)とも呼ばれる昔のインドの神様で 5百人とも千人ともいう数の多くの子供を生んだのですが 一方他人の子供を捉えては食べていたのだそうです。
そこでお釈迦様は彼女の一番末の子を隠して親が子を失うことの悲しみを与えることで鬼子母神を諭し その後鬼子母神は多産、子育ての神様になったのだそうです。
お釈迦様に帰依し鬼から神様になったことで角がなくなったこと ここの御本尊が子を抱き吉祥果を持った菩薩形の美しいお姿をしていることから角の無い鬼の字を使っているのだそうです。
ちなみに吉祥果とは魔除けの果物と言われ、それは石榴で 人の味が忘れられない鬼子母神にお釈迦様が与えたものだそうです。
よく石榴は人の味に似ていると言われますが果たして?
そしてここの絵馬は
石榴の絵柄でした。
本堂の右側には角こそありませんでしたが
鬼のように怖いお顔の鬼子母神の石像がありました。
ということでここは仏教系の神様(?)をお祀りする寺院です。
なるほど~
恐れ入りやのキシモジン様ですね!
by taku1_lily (2012-01-24 05:43)
すごくよく分かる解説・・・・
ありがとうございます。
だいたいは知ってたつもりでしたが・・・・・
しっかり入りました。^^
by hatumi30331 (2012-01-24 09:05)
こんばんは。
気になって、大正期に発行された『高田村史』を調べてみましたら、やはり「きしもじん」とルビがふられています。都バスの停留所に「鬼子母神前」があるのですが、アナウンスは「きしぼじん」と発音してます。w
いつから、「も」が「ぼ」になってしまったのか、ますます気になりだしました。わたしの日本語IMEでは、「きしもじん」でも「きしぼじん」でも、鬼子母神に変換されますね。
by ChinchikoPapa (2012-01-24 19:12)
taku1_lily さん
私は昔から 恐れ入谷のきしぼじん と聞かされていました。
間違いだったようです。
by kurakichi (2012-01-24 23:06)
hatumi30331 さん
私も今回はっきりと理解できました。
by kurakichi (2012-01-24 23:07)
ChinchikoPapa さん
私はラジオやテレビでいやと言うほど
恐れ入谷のきしぼじん
と聞かされました。
by kurakichi (2012-01-24 23:11)
石榴の件で思い出しましたが、鶏肉より豚肉、豚肉より牛肉といった具合に、人間に近づくほど肉が美味しくなるのですから、人肉が一番美味しいのではないかという説があります^^;)
人肉の味を覚えたライオンや熊を直ぐに抹殺するのは、やはり利に叶っているのでしょうか?!
そう言えば、ギャオスも人間を食べますよね!!
by 風来鶏 (2012-01-26 10:43)
面白いお話ですね。。。ちょんがない由来。
by カエル (2012-01-26 15:20)
風来鶏 さん
ギャオスってヤクルトにいた内藤投手ではないですよね?
by kurakichi (2012-01-27 01:11)
カエル さん
漢字を変えてしまう日本人そのものも面白いと思います。
by kurakichi (2012-01-27 01:13)
勿論、ガメラと空中決戦したギャオスです!!
by 風来鶏 (2012-01-27 02:39)
こんにちは、私も一昨年に御首題(御朱印)をいただきに雑司が谷鬼子母神へ行った事があります。9月頃だったと思います。
by sa78533 (2012-01-28 08:36)
風来鶏 さん
ですよね~。
by kurakichi (2012-01-28 11:35)
sa78533 さん
夏は欅の木陰が気持ちよさそうですね。
by kurakichi (2012-01-28 11:37)