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阿佐ヶ谷の花嫁  [街並]

さて七夕飾りを見に駅方面に戻ります。
途中に
 
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法仙庵がありました。

ここは
 
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共同墓地で
説明板によると
 
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文久年間(1861~1863年)に作られたと書かれています。
江戸時代の末期ですので比較的新しくできたもので少し意外に感じました。
そしてここにはこの脇を通る古道の名は権現道と呼ばれ それは昔 権現さまと呼ばれていた杉並区貫井にある円光院に続く参詣道であったことによるのだそうです。
またパールセンターも権現道であって大正時代の初期はそこはまだ雑木林や畑の中の道であったと書かれています。

阿佐ヶ谷の人口増加は関東大震災で被害を受けた都心の人たちがここに移り住んだことに始まります。
その当時は区画整理がされることなく次々と移り住んできたため 
 
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今でも阿佐ヶ谷駅近くでも昔の農道と思われる細い道がうねうねと、また突き当たって折れ曲がっています。
戦後は東京に全国の人たちが集中してくることの受け皿として
 
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多くのアパートが建てられました。
学生にとっては中央線一本で大学、予備校、専門学校があるお茶の水へ、地下鉄一本で早稲田へもいける便利さから多くの学生がこのあたりに住んでいました。
そんな面影は高円寺と同様に今でもまだ残っています。

駅近くにある映画館のラピュタの隣にも古い家が残っていますが
 
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その前の道は駐車場なのか私道なのかよくわからない砂利道になっています。
そういったある意味混沌とした阿佐ヶ谷も道も少しずつ整備されマンション化が進み
 
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このようなお洒落な art gallery OPPO があるマンションもできています。

この日偶然に 新旧がモザイク状に存在する阿佐ヶ谷で
 
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花嫁さんの道行きに出会いました。
文化、習慣でも新旧が渾然と存在しているのが阿佐ヶ谷なのです。

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COLE

最後の一枚、なかなか感動ものです。
by COLE (2012-08-13 05:42) 

ryuyokaonhachioj

珍しい情景ですね。最近は見ないですね。
by ryuyokaonhachioj (2012-08-13 06:14) 

takenoko

商店街を歩いて・・・ですか。珍しいですね。
by takenoko (2012-08-13 07:14) 

hatumi30331

こういう場面に出会いたい!^^
by hatumi30331 (2012-08-13 07:33) 

よいこ

花嫁さんが歩く光景なんて、子供の頃一度見たきりです
by よいこ (2012-08-13 20:37) 

kurakichi

COLE さん

私も感動してしまいました。

by kurakichi (2012-08-14 00:15) 

kurakichi

ryuyokaonhachioj さん

神社に参詣した時 何回か結婚式に遭遇しましたが 神社以外では初めてでした。

by kurakichi (2012-08-14 00:18) 

kurakichi

takenoko さん

商店街に向かって角を曲がったとき突然でした。

by kurakichi (2012-08-14 00:19) 

kurakichi

hatumi30331 さん

街歩きしていると色々なものに遭遇しますが これはかなり珍しい方ですね。

by kurakichi (2012-08-14 00:21) 

kurakichi

よいこ さん

今時花嫁の道行きは水郷ぐらいでしか見られませんね。

by kurakichi (2012-08-14 00:23) 

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