崖っぷちの鶯谷駅

１２月２４日に カフェ バッハ に行くにあたり今回はどうやって行こうかと考えたのですが　鶯谷から歩いてみてはどうかと思いつきました。
それは　まずは日和下駄の中で永井荷風先生が「崖の中で最も偉大なものであろう」と書いている日暮里崖線を見てみたいと思ったからです。
日暮里崖線は
　


芳賀ひらく先生の江戸の崖 東京の崖 にここは海食崖であると説明されています。
海食崖は海の波が台地のヘリを削ってゆくと突然崖が上部から崩れ落ちるので河食崖と比べて切り立ったものになると書かれていました。
江戸の崖 東京の崖 にある写真は縦（高さ）が１０倍に強調されていて
　


恐ろしい絶壁に見えます。

実際　鶯谷駅のホームに降り立つと
　


山手線を敷設する際にある程度は削ったのでしょうが　寛永寺の墓地際からほぼ垂直の崖になっています。

ホームから階段を上がり
　


この古めかしい通路を進むと南口改札があるのですがその途中には
　


畑佐功さんが作った木彫が掲げられています。
畑佐さんはこの辺りで活躍されていた方なのでしょうが詳細はわかりませんでした。
改札のすぐ脇には
　


ドレスのミニチュアが置かれているのですがこの説明は何もありませんでした。
以前　鶯谷あたりには生地を扱うお店が多くあったと聞いたことがあるのですが、、、



駅を出るとすぐに
　


本郷台地から下町に下りる跨線橋があって　そこから見ると
　


鶯谷駅がまさに崖っぷちにあることがよくわかります。

ここには鶯谷駅に停車する山手線と京浜東北線以外にも宇都宮線・高崎線（東北本線列車線）・常磐線やその待避線があるので　跨線橋からは
　


色々な列車を見ることができます。

少し跨線橋を下って振り返ると
　


線路が雛壇のようになっているのがわかります。

さて跨線橋の歩道は階段で
　


車道より先に平地に下りますが　そこは デリヘルの鶯谷 として有名な
　


ラブホ街があります。
そういえば鶯谷という名が全国に広く知られたのは
　


笑福亭鶴光が歌う『うぐいすだにミュージックホール』だったことを思い出しました。

タグ：鶯谷 台東区 崖 崖線

コメント 14

佳いお正月をお迎え下さい。
来年も宜しくお願い致します。
by Silvermac (2013-12-28 05:59) 

東京の崖と聞いて？と思いましたが
鶯谷の駅、なるほどそういう立地でした。
あれは崖だったんですね。
by cafelamama (2013-12-28 07:24) 

確かに崖。でもすきな地域です♪
今年一年いろんなこと教えていただきありがとうです
よいお年を♪

by ryon (2013-12-28 12:18) 

Silvermac　さん

ハイ、Silvermac さんも佳いお年をお迎えください。

by kurakichi (2013-12-28 13:44) 

cafelamama　さん

日暮里も似た様な風景でここが海の境だったことが実感できます。

by kurakichi (2013-12-28 13:46) 

ryon　さん

こちらこそ綺麗な山や星の写真を楽しませてもらいました。
よいお年を。

by kurakichi (2013-12-28 13:48) 

鶯谷からだと、まあまあというか、かなりの距離になりますね。
生地を扱うお店は日暮里方面が多いようですよ。
by cocoa051 (2013-12-28 15:28) 

こんばんは。訪問有難うございました。走り始め直しという感じです。
またいらしてください。
これからぼちぼちさかのぼって見ますね！
by yes!genesis (2013-12-28 18:31) 

いちいち、その通り！とうなずきながら読んでしまいました。
by ぶんじん (2013-12-28 21:26) 

鴬谷はまさに崖っぷちですね（＾＾）
入谷の鬼子母神のほうからは、急坂の長いこせん橋ですもんね。
by momiji (2013-12-28 22:08) 

cocoa51　さん

この辺りではモスリンのお店、帽子屋さん２軒でした。

by kurakichi (2013-12-29 17:34) 

yes!genesis　さん

ハイ、復帰おめでとうございます。
あまり無理をなさらないように。

by kurakichi (2013-12-29 17:35) 

ぶんじん　さん

そういっていただくと書きがいがあります。
ありがとうございます。

by kurakichi (2013-12-29 17:41) 

momiji　さん

その通りでここの跨線橋は長いですね。

by kurakichi (2013-12-29 17:43)