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八雲神社の石板  [神社仏閣教会]

浅間神社が面しているのは
 
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陣街道という名の鎌倉街道で ここはまだ立川崖線の上面なのですが ここから先は下り坂になります。

浅間神社から1分も歩かない場所に
 
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八雲神社がありました。
なぜこのような近場に二つの神社があるのかちょっと不思議です。
浅間神社の方はもともと庚申信仰のお堂だったものがいつの間にか(明治4年の神仏分離令に因るものか?)浅間神社になったのかもしれません。
この八雲神社の説明板によれば 創建年代については詳しくはわかっていませんがかなり古くからこの辺りの分梅(分陪、分倍、分配)地域の鎮守さまであったことが書かれていました。
特に江戸時代までは牛頭天王を祀っていたので天王さま(天王宮)と呼ばれていましたが こちらも神仏分離令以降 本地垂迹説によれば牛頭天王の日本での姿が素戔嗚尊(スサノオノミコト)であることから今は素戔嗚尊を合祀し八雲神社になっています。
この八雲神社の脇には
 
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古木に抱かれるように
 
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梵字が刻まれた石板の供養塔婆があります。
 
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これによると 鎌倉時代中期から室町時代末までの約300年間に秩父産の緑泥片岩を板状に加工した供養塔婆(板碑)が盛んに作られたのだそうです。
これは元応元年(1319年)に大蔵近之という人物が父親の十七年忌追善供養の時に建てたものなのだそうです。
 
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昭和10年の写真では板碑の後ろの木もまだ生きていましたが やがてそれも枯れ板碑自体も傷んできていたために平成24年にレプリカのものと交換され現在の姿になっています。
 
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ここの府中郷土かるたは 七百余年の歴史の板碑 でした。

さて八雲神社の前の坂を下ると
 
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南武線のその名も神社前踏切でした。
そろそろ歩き疲れたので帰ろうかと思ったのですが ここは南武線の分倍河原駅と西府駅の真ん中あたりです。
西府駅は平成21年(2009年)にできた新しい駅で私としてはまだ見たことがなかったので西府駅に向かいました。

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