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玉川上水の分水を遡ってⅢ  [川の風景]

府中街道から東に向かう二ツ塚緑道がこの日追いかけていた玉川上水の分水跡である可能性が地理的に極めて高いので 下流方面の東に向かって歩いてみました。 
 
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緑道に沿った舗装道はすぐに終わり その先は
 
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農地と住居の間の細い道になっています。
これはこの道が私的所有のものではなく市所有の公共のものであることを示しています。
それは河川は元々誰の土地でもないので それが埋め立てられた後でももちろんその状態は持続されていて 緑道となっているものはそのほとんどが水が流れていた場所なのです。
この緑道は少し行くと
 
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舗装道にぶつかって その先は
 
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水路を埋めたことがハッキリわかるような形をしていました。
さらに進むと児童公園に
 
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小平市の説明板があってそこには
この緑道が昔 砂川分水であったものを整備したことが書かれていました。
ここでやっと私が追っていたのはおそらく砂川分水であったことがわかりました。
しかしまだ確信が得られたわけではないのでさらに歩を勧めます。
次にあったのは
 
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この神社で
 
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村の名前もつかなくただあっさりと 稲荷神社 でした。
説明板を見ると
 
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元々は私の住んでいる小金井貫井村の名主の鈴木利右衛門の請願で開発されたのがこの辺りの鈴木新田で 新田開発の時に貫井村にあるお稲荷さんを分祀したのが始まりであると書かれていました。
この神社はその後紆余曲折を経て
 
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今の形になったのは昭和27年(1952年)なのだそうです。
色々な意味で おおそうだったのかと 浅からぬ因縁を感じました。

さてこの稲荷神社から先は再び 
 
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少しだけ未舗装の小道になっていて その先の舗装道の突当りは
 
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そこか先に行けない行き止まりになっていました。
この先に見える木々は探索を妨げた農家の敷地のもののようです。
ここにきて私も納得ができたので今まで来た二ツ塚緑道を戻ります。

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コメント 10

kjisland

おはようございます。ふっと、「水の恵み」を考えてしまいました。クメール帝国もあの大きなトンレサップ湖の水に支えられて反映していたと聞くと、「水」の重さを感じてしまいます。ここでは、お金をだして「水」を買っています。だから、「恵み」という発想はないのですが、天からの恵みの雨。そして、川となって流れる水。なんか、いろいろ考えてしまいました。ありがとうございます。
by kjisland (2015-02-23 10:33) 

soujirou-3

玉川上水の分水を遡って」は面白い探求をしていますね。推理もいいですね。
by soujirou-3 (2015-02-23 12:42) 

sig

こんばんは。
いろいろと形を変えてつながっている水路跡。大変な探検なだけに、なかなか面白いです。
by sig (2015-02-23 21:33) 

skekhtehuacso

水路散策面白いですね。
推理の過程で歴史や地理地勢を調べていらっしゃるようですし、楽しそうです。
私も東京都区内の水路跡を攻めてみようかと思ったことがあったのですが、酔っ払いにはムリだとわかったので断念しました。
by skekhtehuacso (2015-02-23 22:57) 

みーる

先日 保科正之の話を聞いて しみじみとスゴイなーと思うのでした。
by みーる (2015-02-24 11:16) 

kurakichi

kjisland さん

日本は水に恵まれた良い国ですね。
もともと地球自体が水の惑星といわれています。
その恩恵を一番受けているのが日本ですね。

by kurakichi (2015-02-25 01:13) 

kurakichi

soujirou-3 さん

たまたま散歩していてふと気になったものに出会ってしまいました。
比較的自由に時間を使えるのでついつい深入りしてしまします。

by kurakichi (2015-02-25 01:15) 

kurakichi

sig さん

うろうろ歩き回っているので不審者に間違えられないか心配です。

by kurakichi (2015-02-25 01:17) 

kurakichi

skekhtehuacso さん

世田谷区辺りは面白そうです。
機会があったら歩いてみたいと思っています。
その際は私も帰りはどこかで酔っぱらうことをプランの中に入れたいと思っています。

by kurakichi (2015-02-25 01:20) 

kurakichi

みーる さん

ハイ、保科正之は大変な人物だったようですね。

by kurakichi (2015-02-25 01:22) 

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