シェリーの疑問 [食と料理]
2月16日は銀座のしぇりークラブで
美味しい料理とたくさんのシェリーを楽しんだのですが 家に帰ってから
このチェックシートを眺めていたらいろいろ疑問が頭の中に浮かんできました。
このシートの右肩には
シェリーの産地の地図が描かれていますが 広いスペインでもアンダルシア州のカディス県の3都市でしかシェリーを作っていません。
なぜ蒸留酒を加えて酒精強化するの必要があったのか?
そもそも地元の人は酒場で何を飲み何を食べているのか?
などなど。
そこでシェリーについて書かれている本はないかと本屋に行ってみたところ ワイン全集のような本の一部に少し書かれているくらいで シェリー専門の本には出合えませんでした。
仕方なく
という本を買ってきましたが これには美味しいそうなバルの料理の写真はたくさん載っているのですが、、、
もちろん疑問の一部は しぇりークラブ のHPや wikipedia などを見てある程度は理解できたのですが今一つしっくりきません。
先日 昨日の記事にも書いた東京経済大学の荻内先生にほんやら洞でお会いできたので 質問してみました。
荻内先生は神戸市外国語大学イスパニア学科卒を卒業後すぐにスペインに渡って実際に向うのレストランで働いていた経験あってスペインの食文化にもとても詳しい人です。
私も以前 先生の特別講座「スペインとワイン」を聴きに行きましたがその時は話の中心は当然ワインであってシェリーについてはほとんど話されなかったと記憶しています。
私の質問に対しての荻内先生の答えは まずスペインではお酒としてはワインの方が多く飲まれていること、シェリーは中世の時代ハンザ同盟向けに輸出されていたというものでした。
保冷装置もない船でスティルワインを運ぶのはまず難しくすぐ傷んでしまったのではないでしょうか。
そこでアラブ発祥の技術の蒸留という方法で度数を高めたアルコールを添加して腐敗や変質を防いで輸出したのではないかと思います。
スコットランドに輸出されたシェリーの空き樽に大麦から作った密造酒を詰めて隠しておいたことでスコッチウィスキーが誕生した話はこの歴史の流れの中にあります。
またハンザ同盟といえばドイツ、ドイツにもワインがありますがこのドイツワインは生産地域限定上級ワインQ.b.Aと肩書き付き上質ワインQ.m.Pの2つに分類され、さらにQ.m.Pはカビネット、シュペトレーゼ、アウスレーゼ、ベーレンアウスレーゼ、トロッケンベーレンアウスレーゼ、アイスヴァインの6階級に主にブドウの糖度を基準にして分けらています。
この分類の仕方
シェリーのクラス分けにどことなく似ています。
もちろんドイツの分類はドイツなりの事情があってきめられているものですが シェリーに関連する何かがあるのではないか、、、
とここまで点と点が少しつながった感じがしてきましたが まだまだ奥が深いシェリーの世界、
銀座しぇりークラブに再び行きたくなってしまいました。
美味しい料理とたくさんのシェリーを楽しんだのですが 家に帰ってから
このチェックシートを眺めていたらいろいろ疑問が頭の中に浮かんできました。
このシートの右肩には
シェリーの産地の地図が描かれていますが 広いスペインでもアンダルシア州のカディス県の3都市でしかシェリーを作っていません。
なぜ蒸留酒を加えて酒精強化するの必要があったのか?
そもそも地元の人は酒場で何を飲み何を食べているのか?
などなど。
そこでシェリーについて書かれている本はないかと本屋に行ってみたところ ワイン全集のような本の一部に少し書かれているくらいで シェリー専門の本には出合えませんでした。
仕方なく
という本を買ってきましたが これには美味しいそうなバルの料理の写真はたくさん載っているのですが、、、
もちろん疑問の一部は しぇりークラブ のHPや wikipedia などを見てある程度は理解できたのですが今一つしっくりきません。
先日 昨日の記事にも書いた東京経済大学の荻内先生にほんやら洞でお会いできたので 質問してみました。
荻内先生は神戸市外国語大学イスパニア学科卒を卒業後すぐにスペインに渡って実際に向うのレストランで働いていた経験あってスペインの食文化にもとても詳しい人です。
私も以前 先生の特別講座「スペインとワイン」を聴きに行きましたがその時は話の中心は当然ワインであってシェリーについてはほとんど話されなかったと記憶しています。
私の質問に対しての荻内先生の答えは まずスペインではお酒としてはワインの方が多く飲まれていること、シェリーは中世の時代ハンザ同盟向けに輸出されていたというものでした。
保冷装置もない船でスティルワインを運ぶのはまず難しくすぐ傷んでしまったのではないでしょうか。
そこでアラブ発祥の技術の蒸留という方法で度数を高めたアルコールを添加して腐敗や変質を防いで輸出したのではないかと思います。
スコットランドに輸出されたシェリーの空き樽に大麦から作った密造酒を詰めて隠しておいたことでスコッチウィスキーが誕生した話はこの歴史の流れの中にあります。
またハンザ同盟といえばドイツ、ドイツにもワインがありますがこのドイツワインは生産地域限定上級ワインQ.b.Aと肩書き付き上質ワインQ.m.Pの2つに分類され、さらにQ.m.Pはカビネット、シュペトレーゼ、アウスレーゼ、ベーレンアウスレーゼ、トロッケンベーレンアウスレーゼ、アイスヴァインの6階級に主にブドウの糖度を基準にして分けらています。
この分類の仕方
シェリーのクラス分けにどことなく似ています。
もちろんドイツの分類はドイツなりの事情があってきめられているものですが シェリーに関連する何かがあるのではないか、、、
とここまで点と点が少しつながった感じがしてきましたが まだまだ奥が深いシェリーの世界、
銀座しぇりークラブに再び行きたくなってしまいました。
アンダルシアを旅したとき
へレスという町に、ティオ・ペペの蒸留所があって
町じゅうに、ティオ・ペペの看板が出ていたのを思い出しました。
by cafelamama (2015-03-01 06:56)
kafelamama さん
アンダルシアに行かれたのですね。
私も行ってみたくなりました。
そこで呑むティオ・ペペはちょっと違った味になるかもしれませんね。
by kurakichi (2015-03-01 09:24)
この歳になっても、シェリー酒と言う
洒落たお酒は飲んだことがありません。
やはり、酒好きでは無いのかな!
by SANPOJIN (2015-03-01 09:50)
SANPOJIN さん
人それぞれですが、私は手当たり次第に試してみたくなる酒好きです、ハイ。
by kurakichi (2015-03-01 16:17)
ワインも奥は深そうですね。
はまると楽しいかも。
by skekhtehuacso (2015-03-03 22:37)
skekhtehuacso さん
お酒の世界はどこへ行っても底なし沼が待ち構えているようですね。
by kurakichi (2015-03-04 13:22)