アーキテクトニカ [博物館・展示館]
東京大学総合研究博物館小石川分館の入り口は
この導線から
建物裏のスロープを上ると
あります。
ここの二階の窓にはアーキテクトニカのバナーがかかっています。
アーキテクトニカ?
そうここは東京大学総合研究博物館の小石川分館なのですがここは単なる分室ではなく 建築博物誌/アーィテクトと名付けられた施設なのです。
その趣旨については東京大学総合研究博物館のHPに
東京大学総合研究博物館小石川分館は国指定重要文化財である旧東京医学校の建築を活用したミュージアム施設です。2001(平成13)年の開館以来、学内に蓄積された学術標本で、常設展示、企画展示、実験展示など、各種のイベントをおこなって参りましたが、2013(平成25)年12月を機に、建築ミュージアムとして新たに生まれ変わることになりました。本館は現存最古の教育建築遺産として知られ、それ自体がすでに明治最初期の擬洋風建築の実物展示となっています。
今般、この類稀な建築空間で「建築博物誌/アーキテクトニカ」(ARCHITECTONICA) の常設展示が一般公開されることになりました。わたしたちが云わんとするところは、学術標本の展示による「建築」概念の拡張です。縮体された模型世界から等倍の身体空間へ、造形された建築学資料から採集された民族学資料へ、これら「建築」概念の周囲に広がる汎界的な領野を、小石川分館の建築が抱き込むことになります。わたしたちの狙いは、事物を構成し、事象を統合する諸原理を「アーキテクチャ」の一語で括り、その俯瞰的な視座に立って、自然物から人工物まで、サイエンスからアートまで、横断的に結ぶことのできる「場」を、この施設に定位させることなのです。
館内の展示は、建築模型、東京大学建築、自然形態、空間標本、建築紀行、身体空間の六つのコーナーに分かれています。幅広い万象の「アーキテクチャ」を探求しようとする者にとって、本館が新しいアイデアやフォルムの創造を喚起する「場」となれば幸いです。
と書かれています。
この建物自体が重要文化財なのですが、この建物には明治維新後文化的に遅れていることを自覚し追いつき追い越せの意識で努力して行く中で 今までの我々の文化を全く否定もできないというジレンマの中で取り入れられたとも思われる
和洋折衷も見て取れます。
館内の展示物は
安田講堂の模型、
竣工当時の小石川植物園の本館(?)の写真。
歴史的に有名な建物の模型、たとえば
フランク・ロイド・ライトの落水荘。
などがあります。
この日聴いた講義の中にもありましたが 建築にとって
自然界の形態も重要であって ここには
巻貝の展示や
絶滅した腕足動物の化石標本も展示されています。
スペースは限られますが
民俗学的な展示もあります。
さすが東京大学総合研究博物館の小石川分館、頭を刺激してくれます。
この導線から
建物裏のスロープを上ると
あります。
ここの二階の窓にはアーキテクトニカのバナーがかかっています。
アーキテクトニカ?
そうここは東京大学総合研究博物館の小石川分館なのですがここは単なる分室ではなく 建築博物誌/アーィテクトと名付けられた施設なのです。
その趣旨については東京大学総合研究博物館のHPに
東京大学総合研究博物館小石川分館は国指定重要文化財である旧東京医学校の建築を活用したミュージアム施設です。2001(平成13)年の開館以来、学内に蓄積された学術標本で、常設展示、企画展示、実験展示など、各種のイベントをおこなって参りましたが、2013(平成25)年12月を機に、建築ミュージアムとして新たに生まれ変わることになりました。本館は現存最古の教育建築遺産として知られ、それ自体がすでに明治最初期の擬洋風建築の実物展示となっています。
今般、この類稀な建築空間で「建築博物誌/アーキテクトニカ」(ARCHITECTONICA) の常設展示が一般公開されることになりました。わたしたちが云わんとするところは、学術標本の展示による「建築」概念の拡張です。縮体された模型世界から等倍の身体空間へ、造形された建築学資料から採集された民族学資料へ、これら「建築」概念の周囲に広がる汎界的な領野を、小石川分館の建築が抱き込むことになります。わたしたちの狙いは、事物を構成し、事象を統合する諸原理を「アーキテクチャ」の一語で括り、その俯瞰的な視座に立って、自然物から人工物まで、サイエンスからアートまで、横断的に結ぶことのできる「場」を、この施設に定位させることなのです。
館内の展示は、建築模型、東京大学建築、自然形態、空間標本、建築紀行、身体空間の六つのコーナーに分かれています。幅広い万象の「アーキテクチャ」を探求しようとする者にとって、本館が新しいアイデアやフォルムの創造を喚起する「場」となれば幸いです。
と書かれています。
この建物自体が重要文化財なのですが、この建物には明治維新後文化的に遅れていることを自覚し追いつき追い越せの意識で努力して行く中で 今までの我々の文化を全く否定もできないというジレンマの中で取り入れられたとも思われる
和洋折衷も見て取れます。
館内の展示物は
安田講堂の模型、
竣工当時の小石川植物園の本館(?)の写真。
歴史的に有名な建物の模型、たとえば
フランク・ロイド・ライトの落水荘。
などがあります。
この日聴いた講義の中にもありましたが 建築にとって
自然界の形態も重要であって ここには
巻貝の展示や
絶滅した腕足動物の化石標本も展示されています。
スペースは限られますが
民俗学的な展示もあります。
さすが東京大学総合研究博物館の小石川分館、頭を刺激してくれます。
いろいろ面白いところでお勉強されていますね。自然界の形態を建築デザインに、というのはとても的を得た話ですよね。
by sig (2015-07-18 17:17)
sig さん
タダで参加できるものばかりですが時には座学も良いものです。
by kurakichi (2015-07-18 22:44)