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沖島勲氏の全作品を観るⅡ  [映画・舞台・DVD]

さて沖島勲氏の映画監督復帰第二作目は
 
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前作よりもっとピンクの
 
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したくて、したくて、たまらない、女。
でした。
話の筋立ては
 
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城野みさ さんの裸を見せたいだけのものですが そこは沖島監督の まんが日本昔ばなし での20年のキャリアがなせるものがありました。
まんが日本昔ばなし の下敷きには民間伝承もありますが 今昔物語 も参考にしているはずです。
私もちょうどこの時期 今昔物語の中で強い女性のものを紹介した
 
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この本を読んだのですがとても面白いものでした。

がしかしこの映画がリリースされたのは1995年でもうピンク映画は衰退していたのではたしてこの映画で儲かったかどうかは怪しいものです。

とは言えいかばかしかの資金ができたようでこの次の1999年の
 
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この時レイトショー以外では池部良特集だったので彼の等身大のポスターも写ってますが
 
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YYK論争 永遠の”誤解” は
 
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独立してYYKプロダクションが作っています。
様々なしがらみから放たれ 沖島氏自身の半生を振り返るような筋立てでした。
義経(Y)、頼朝(Y)、清盛(K)、と常盤御前が一堂に会してあの時はどうだったとかこうだったとかという話を撮る映画を作る過程を撮った映画になっています。
常盤御前は義経を守るために清盛の女になったのですがその場面ではやはりピンク映画の匂いを感じます。
沖島監督は日本大学芸術学部時代フランソワ・トリュフォーが好きだったようで そのような逸話も登場しますが この映画の映画を撮る映画という設定それ自体がトリュフォーの アメリカの夜 のオマージュになっています。

沖島勲さん独立して恨みつらみもすべて含めて言いたいことをすべて吐きつくしたね~ といった映画でした。

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ぼんぼちぼちぼち

自由になってからの変遷が気になりやす(◎o◎)b
by ぼんぼちぼちぼち (2015-07-26 10:29) 

kurakichi

ぼんぼちぼちぼち さん

自由度が増すにつれ面白くなると思っていたのですが、、、

by kurakichi (2015-07-27 20:37) 

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