インターメディアテクでブギウギピアノ　：雲が流れる如く：SSブログ

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インターメディアテクでブギウギピアノ　　[博物館・展示館] [編集]

７月３１日の金曜日に
　

丸の内のJPタワー KITTE にあるインターメディアテクに行ってきました。

二週間前にはここに映像の考古学宮城県・福島県を観に来ていますが　今回は
　

蓄音機音楽会ジャズ大集成（サミット）を聴きに行ったのです。

このイベントはもう１９回目で　今回は

ブギウギピアノの特集です。
ここには東京大学総合研究博物館には名器といわれるヴィクトローラ社のカナダ製クレデンザ VV8-30 ともう１台を所有していて　それを単なる展示物としてではなく再生装置として活用し、機械がもつ本来の可能性を新たに味わうことを目的とすると書かれています。
またインターメディアテクがオープンする直前に湯瀬哲コレクションと呼ばれているジャズを中心とした１万枚を超えるレコードコレクションが寄贈されその中には５千枚以上のSP盤が含まれていているのだそうです。
その中から今回は
　

ブギウギスタイルの三羽烏、アルバート・アモンズ、ミード・ルクス・ルイス、ピート・ジョンソンを聴き比べようというものでした。
ちなみにミード・ルクス・ルイスが弾くブギウギピアノは
　

このような音楽です。
この日の蓄音機の音は上の YouTube のものよりクリアーで蓄音機の実力もさることながら湯瀬哲コレクションのコンディションの良さが光っていました。
この解説によれば　ブギウギスタイルは１８７０年代にテキサス州で誕生し、鉄道の発達に伴って都会まで普及し、１９３８年１２月２３日にカーネギーホールでスピリチュアルからスウィングまで　と題されたコンサートで代表的な黒人音楽家の演奏が米国文化として紹介されたのだそうです。
ブルーノートのアルフレッド・ライオンはこの演奏会を聴きに行き約２週間後の１９３９年１月６日にミード・ルクス・ルイスとアルバート・アモンズの演奏の録音を行っていています。
そしてそれがジャズの名門レーベルの誕生になったのだそうです。
そんな逸話を知ったのも今回大きな収穫でした。

さて次回のジャズ大集成２０は１９３０年代録音のトロンボーンの特集で８月２１日（金）１８時からです。
座席数４８のところ今回は７０～８０名の参加でしたから行ってみようと思っている方は少し早目にいかれた方が良いと思います。

タグ：蓄音機ジャズインターメディアテク

2015-08-04 00:00 nice!(154) コメント(6) トラックバック(0)

nice! 154

これはスゴい！！
貴重な情報ありがとうございます！
私もブギウギピアノは大好きです！
長年聴いているSOULもR&BもR&Rも源流を遡ると必ずここにたどり着きますね！
40数年前に初めてこの2曲を聴いてノックアウトされました^^;
https://www.youtube.com/watch?v=fDp9cOLxYv0
https://www.youtube.com/watch?v=cEKsF2NWQUI
by MONSTER ZERO (2015-08-04 09:14)