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時計屋の時計  [文芸・文学]

昨日は山口誓子の俳句を思い出したことを書いたのですが もう一つ俳句の話です。

なぜか春になると
 
    時計屋の時計 春の夜 どれがほんと

と言う俳句が頭に浮かびます。

これは久保田万太郎氏が作ったもので やはり中学の国語の時間に習ったものです。


昔はどの町にも一軒ぐらいは
 
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こんなお店がありました。

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機関車と夏草  [文芸・文学]

先日小金井公園で
 
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このような風景に出会いそのとき もう四十数年前に習った俳句

    夏草に汽罐車の車輪来て止る

が頭に浮かびました。

これは山口誓子氏の俳句ですが 中学の国語の時間に習ったときの私のイメージは
真夏のギラギラする太陽が照りつける海沿いのローカル線の小さな駅に 蒸気機関車がやってきてキーッとブレーキの音を響かせ止る。 止まった機関車と駅舎の間には黄色と赤のカンナが咲いている。
と言ったものでした。

この写真は さわやかな空気に包まれた高原にある駅に機関車が止まっていて ぼうぼうと茂っている夏草に強烈な真夏の日差しがふりそそいでいる感じなのですが この俳句がふと頭に浮かんだのです。

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