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おいおい 数打ちゃあたる でいいんか  [進化]

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IXY910SIが手元に来て4日になるが いい『大人のおもちゃ』になっている。
腰にぶら下げ どこへでも持って行き バシバシ シャッターを切っている。

中学2年のとき 父親にせがんで 
ニコマートFTNと ニッコール35mmと135mmを買ってもらった。
手当たり次第 いろいろ撮った。
しかし 小遣いにも限界があり フィルム代 現像代は馬鹿にならなかった。
当然モノクローム。 
KodakのTRYX の30ft長尺を さくら屋で買ってきて
同じく さくら屋で買った使い古しのパトローネに 暗室バッグを使い
自分で巻いて使っていた。
やがて 引き伸ばし機(Lucky90M)も父親にねだって手に入れ
フィルム現像から焼付けまでやるようになった。
家族が寝静まった真夜中 
赤色電球の下で 印画紙に黒く画像が浮かび上がってくることに熱中していた。
シャッターを切ってから 画像を目にするまで なんと時間がかかったことか。
今では シャッターを切ったすぐあとで すぐにモニターできる時代である。
画像が浮かび上がったあと 一枚の写真にするまで さらに
定着、水洗い、乾燥、 なんと もどかしくも楽しい時間だっただろうか。
期待と不安 希望と失望。 
一枚の写真を手にするまでには 
今では考えられない 興奮と充実の時間があった。

2月に吉祥寺美術館で『土門拳写真展』を観てきた。
『筑豊のこどもたち』の るみえちゃんを撮影したべた焼きが展示されていた。
同じ構図はほとんどない。 
一つ一つのシャッターチャンスに気迫で向かっている。
今は ひとつのシャッターチャンスに カメラが勝手に何枚もシャッターを切ってくれたり、
はたまた 数ステップのEV補正までも自動で行わさせることができる。
土門は脳内出血で倒れてからも 写真を撮り続けた。
仏像を前にし、弟子がすべてセッティングし(もちろん土門の指示による) 
彼は最後のピントを暗幕の中で確かめてから レリーズを握り締め
ひたすら 来るか来ないかも分からない シャッターチャンスを待っていた。 
彼には 仏像が走るのが見えたのだという。
そのときシャッターを切った。

私も 写真はそのような態度と作法で 本当は撮りたいのだが
自信がないことへの不安や、今の機械の手軽さから 
数多く撮ったものの中から 使えそうな写真を選んでいる始末である。
はたして それでいいのだろうか。
確かに 時代は変り機械も進化し 写真が身近になっていることはうれしいのだが。


タグ:土門 現像 IXY
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一日なやんだその結果  [進化]

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選択したのは IXY910IS でした
早速 amazon に発注
今日手元に着きました

さすがに進化してます
IXY910IS を現代人とするならば
CoolPix 775 は縄文人 いや 北京原人か

暗いところでも撮れるし 3cmまで近寄れる
気になっていたEV補正も意外と簡単そう
絞り優先のマニュアルができないのが ちょっといたい

amazon での価格は25,020円 
予備の電池、4Gのメモリカード、液晶保護フィルム、 
ケース、 ストラップなどのオプションを含めても
33,000円ぐらいで収まった

操作が手になじむには 少し時間がかかるが
これが 本当の 『大人のおもちゃ』なんですね これが

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なやんで なやんで その結果 [進化]

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先日 壊れたEOSを持って 新宿のCanonサービスセンターにいってきた 
診断結果は シャッター系の 経年劣化による故障とのこと
修理費用は 
分解修理の基本料が1万8千円 (いくつかのレベルがあって今回は最高レベル)
シャッター、レリーズ系の交換部品が少なくとも2~3こ(1つが3~4千円)で
修理合計費用は 約3万円になる
今の私にはちょっと痛い
修理は保留にして帰りにヨドバシカメラに寄ってみたら
後継機の Digital X が約5万円だった(その後ネットで調べたら最安価格は4万7千円)
今のEOSを直したとしても この先経年劣化の故障がいずれ起きるだろう
後継機は当然 持っているEOSよりはるかに性能は良いし 使い勝手も向上している
さあ どうする 直すのか 買い換えるのか
なやましい 実になやましい

はたして 一眼レフでなければいけないのか
ファインダーを覗き ピンがきているかどうか確かめ 時には被写体深度を確認したり
儀式のような行為があって 初めてシャッターを切る
確かに 一眼レフには写真を撮っているという充実感が存在する
しかしだ しかし『私の撮りたい写真は 一眼レフでなければ撮れないのか』 と考えたとき
一眼レフ以外の選択肢があることに始めて気がついたのだ
コンパクトカメラだって良いじゃないか
いや むしろコンパクトカメラの方が 私にはBESTではないだろうか
そんなこんな いろいろなやんでいたら IXY910IS が目に入った

撮れる画像を液晶で確認できればファインダーなんて覗かなくたっていいじゃん 
カメラも進化したねぇ 
絞り優先とかEV補正とかいった細かいことはこのカメラではちょっと無理だが
ポケットにいれてどこでも持っていける携帯性は魅力的だ
費用も3万円ぐらいだし
う~ん なやむなあ 

なやんで なやんで やっと 結論に達したようだが

あと 一日 考えてみよう

機械が進化する一方 私の優柔不断の性格は 一向に進化 いや進歩しない





タグ:EOS カメラ 悩み
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EOS が壊れた [進化]

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この EOS Kiss Digital N は父が使っていたものだが 動かなくなったとの理由で 最新の Nikkon に買い換えたため私の手元にやってきた。 
充電池の経年劣化が原因ではないかと 電池を新しくして使ってみた。
私の予想通り EOS は復活し この10日間ほど使ってみて 『やはり写真は一眼レフでなければ』という思いを抱かせた。 しかし、この EOS  一昨日府中刑務所の前で 突然 私の呼びかけに答えなくなた。 最後の意思表示は Erro 99 であった。 そこで 電池を抜き差ししたり 新しい電池に交換してみたが 今度ばかりは復活してくれなかった。
初め 父が『壊れた』と言っていたことを私は信じてはいなかった。
EOS よりスペックのいい 新しいカメラが欲しくなって 買い替えの理由として 『壊れた』と言っているのだと思っていたのだ。
しかし、父の言うとおり やはり壊れていたのだ。 いよいよ修理が必要になった。
進化というか 進歩というか 次々と新しいスペックの商品が出てくる。 そして われわれの購買意欲、所有欲を刺激する。 
あれも欲しい これも欲しい 進化というやつは とても厄介である。

タグ:EOS Nikkon
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買ってしまいました [進化]


買って10日ほどになりますが、通勤途上ほとんど使っています。2.5Gほど入れましたが聴く曲はほんの一部。MP3よりは音質が良くなっているみたい。
しかしこれは音楽を楽しむとか感動したいとかのためのものではないです。
ウォークマンももちろんそうでしたが、周囲の音を遮断したい、とか無理やり何かに没頭していたいとか、そんな事のためにあるものなのです。
込んだ電車の中では重宝していますが何か空しさも感じてしまいます。
単に使いやすさが良くなる事が進化や発展であるならば世の中はいつも前向きに進化しています。しかしそのことに疑問を抱く人はけっこう多いのではないのでしょうか。

昨日上野の町裏でこんな鉢植えを見つけました。家の庭のどくだみは嫌われ者で抜かれて捨てられる運命にあるのですが、ほとんど土がない都心ではけっこう大事にされていました。


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