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もう一つのつらかったこと [アクシデント]

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安静療養でもう一つつらかったことは排泄だった。
尿道にカテーテルを入れられた瞬間は痛みより違和感が気になった。
「シャーっとおもいっきり おしっこしたーい」と下半身が要求するのだけれど それが出来ないもどかしさ。
しかしカテーテルにはすぐなれて 3日目に「自分で出来らならはずしましょう」といわれても
こちらの方が楽そうなので はずすのは1日遅らせてしまいました。
カテーテルをはずしたあとは 横向きに寝た状態で尿瓶を使うのですが こちらはなれるまで少し時間がかかりました。
やはり おしっこは 前を向いて直立してするのが正しく 横向きだと 恐る恐るちょろちょろとしか出来ないのでした。
もう一つ大変だったのが 排便ですねえ。 しっかり食事は食べていたのですが いわゆる便秘状態になってしまい
これも三日目あたりから 下剤の酸化マグネシウムやラキソベロンを飲んだのですがほとんど効果がなく
5日目には座薬を入れ、6日目には浣腸をしましたがまったくだめでした。
腸はしっかり活動していて痛みもありませんでしたが いかんせん体を垂直に出来ないためか 便が直腸まで降りてきていないのでした。
ある看護師さんは「下に降りてきていれば 指使ってでも ほじりだしてあげるのに」などとすごいことを言うのでした。
7日目になって 体をある程度起こしても良いことになり、椅子型の簡易トイレに10分ほど座って やっと排便できた時はホッとしました。
まあ今日はちょっと汚い話しになりましたが 多くの人が入院の際に直面することなので あえて書いて見ました。 
タグ:府中病院
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ただ寝ているだけって つらいんだわ [アクシデント]

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一般病棟に移ってから とにかくやることがない。
先生は「一週間ぐらいはゴロゴロして‥‥」などと言っていたが
何もしないで寝ているだけというのも つらいものでした。
腰への負荷をかけないために 上半身を起こすことが許されず
常に水平に寝たままでいなければいけなく 
左側を下にした横向きは良いが 右側を下向きにする横向きはダメ。
そのため食事は 写真のようにベッドにクロスを敷き 
左側を下にした横向きで食べなければならなかった。
ご飯はまだ良いが 味噌汁を飲むのには苦労した。
病室は北側に窓のある4人部屋で 私のベッドが窓際であったことで救われた。
首を捻じ曲げてテレビを見るより 夜明けの空や 流れる雲を見ているほうが気がまぎれた。
本もずいぶん読んだ。 
しかし大きな本や重い本は手が疲れてしまうので 文庫本か雑誌に限られた。
写真の「空耳アワワ」は川に落ちたときカバンに入れていたため 
哀れにもいっしょに事故の道連れになり 水を吸って分厚くなってしまっていた。
本を読んで疲れては寝、起きてまた読むの繰り返しで一週間が過ぎていった。
そうそう ラジオは 近くの送電線の影響で トホホな受信状態だったが 
NHKの『ラジオ深夜便』は何とか聴くことができた。



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ERは結構快適だった [アクシデント]

怪我をしてから治療までが6時間ほどの短時間であり
それからERでほぼ1日 ただ寝ていただけだった。
ERでの1台のベッドの占有面積は一般病棟のほぼ4倍ぐらいであって
必要があれば機器を持ち込み オペが出来るようになっている。
左右のカーテンは閉められているが 
足先方向のカーテンはなにか処置を行うとき以外は開け放たれており、
ナースステーションから常に監視できるようになっている。
私はベッドに背筋をピンと伸ばし 痛みもほとんどないので 
うっすらとした意識のまま 気持ちよく寝ていたが
ただ95%の酸素吸入で 唇とのどがとても渇くことがちょっとつらかった。
内臓に損傷があるやも知れないとの事で 口からの水分供給が許されず
水分補給は右手の点滴によって行われていた。
点滴もセンサによって管理され、無意識の内にひじを曲げ点滴に異常が起きると
ピッピ ピッピと警告シグナルが発せられ 看護師が飛んでくる。
血圧も左上腕に巻かれたままの血圧測定器で自動的に1時間ごとに測られていた。
ベッドの足元にはパソコンが置かれており 私の状態が自動的に記録されているようであった。
私になにか変化があったり、看護師がなにか処置をしたあとは必ずパソコンにデータを入力をしていた。
しかしERの看護師はテキパキと無駄なく仕事をこなし とても頼もしく見え、
特に夏川結衣似の看護師さんは素敵に見えたなぁ。
ERでの1日が過ぎ ここでの治療もすることがないため 一般病棟に移された。
私としてはもう少しERに居たかったのだが。
ER内にカメラを持ち込めなかったので 今日の記事は写真はなし。
タグ:ER 府中病院
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暗闇の中で考えたこと [アクシデント]

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小川の水に漬かりながら先に死んでいった友人達3人のことを考えていました。
一人はすでに書きましたが、酔っ払って野川に転落した国分寺の飲み友達。
あとの二人は以前勤めていた会社の同僚。
その2人は 1992年1月に遭難したタカ号に乗っていました。
一人はヨット乗りとしては神様のような大先輩であり 私たちの面倒をよく見てくれた武市さん。
もう一人はスポーツが好きでメカに強い高瀬君という好青年。
私はリゾートを企画する会社で彼ら2人と会社のマリンクラブで遊んだり、
オーストラリアのリゾート開発で現地を視察したり、リゾートプランを作る仕事をしていました。
タカ号の事故が起きる前に私はその会社を辞めていたので 事故のあったジャパン~グアム ヨットレースには誘われませんでしたが 武市さんと高瀬君がレースに参加することは レース前に高瀬君からもらった電話で知っていました。
このレースは小網代沖からグアム島までを年またぎで行うものでした。 
途中で音信を絶ったタカ号は新年を迎えてもグアムに現われませんでした。
年が明けてから武市さんと高瀬君の無事を祈っていましたが、残念なことに彼らは南の海に消えていってしまいました。
この事故では佐野さんたった一人が27日の漂流後生還しました。
ヨットが転覆し 武市さんや高瀬君たちはヨットを放棄し、ライフラフトに乗り移り ひたすら飢えと乾きに耐えながら 救助を待っていました。 
もう自力ではどうすることも出来なく ひたすら神に祈り 救助を待つ心境はなかなか想像できるものではありません。
武市さんは皆を勇気付けるため気丈に振舞っていたと聞いています。
遺骨のない高瀬君の葬式では 高瀬君にかけてやる言葉などまったく頭に浮かびませんでした。
あれからすでに16年も経ってしまいました。
私の場合は 彼らのように壮絶な本当の死に直面した訳ではないのですが、今回 ほんの少しですが武市さんと高瀬君の悔しさを知ることが出来たと思います。
改めて武市さんと高瀬君のご冥福を祈ります。

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酔っ払った勢いで [アクシデント]

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4月27日の夜 先日買ったIXY910SIをもって高架線工事が進む駅の写真を撮りに出かけ 
ついでに行きつけの焼き鳥屋で一杯 いや五杯は飲んだかな
相当いい気持ちになって まさに千鳥足 
家まであと1,2分というところの小川にかかる橋の縁石に右つま先が引っかかり
右足を残したまま 体は若干右半身が下になるように回転し
小川に生えている草の上に落下したらしい。
そのときはほとんど意識がなく 気がついたら体は小川の水の中にあった。
幸い水量が少なく 体半分がぬれる程度で呼吸も出来ていた。
気がつくまで数十分(30分位か)は経過していた。
「やれやれ やっちまったな さて起き上がろうか」
しかし 右足が動かないのだ。 少し痛みはあるがまるで棒のよう
ポケットに入れてある携帯を探って取り出したが水没状態でうんともすんともいわない。
手と上体の力で草むらに這い上がろうとしても なかなかうまく行かない。
少しずり上がって 仰向けになろうとするもバランスを失い 回転してまた水の中に逆戻り
数年前 私の友人も 早春の頃 飲んだ帰り 家まであと1分というところで川に転落し 翌朝 冷たくなって発見された。
彼も転落したときは意識があったのだろうか どんな気持ちでいたのだろうか そんなことが頭をよぎって 自分ももうだめかなと少し暗い気持ちになった。
幸い今の気候は寒くなく 朝までには誰か通り過ぎる人もいるだろう それまでがんばれば
3時間ぐらい経っただろうか 自転車の音が聞こえてきたので 大声で 「たすけてくれ」とさけんだ。
新聞配達のお兄ちゃんが気がついてくれたので救急を呼んでもらった。
救急車が来るまで10分位あっただろうか だんだん近づいてくるサイレンの音が 嬉しかった。
川岸に置かれた担架の上に3人の救急隊員の手で運ばれ 次にストレッチャーに移され救急車へと運ばれた。
意識の確認、心肺機能の確認が行われ、酸素マスクがつけられた。
安心した私はそこで気を失い 気がついたときはERの8番ベッドの上だった。

タグ:小川 救急 転落
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